「I should’ve told you」と「I was afraid to tell you」はどう違う?相談せずに決めたことを打ち明ける英語|『モダンファミリー』S10E12で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I should've told you」と「I was afraid to tell you」はどう違う?相談せずに決めたことを打ち明ける英語|『モダンファミリー』S10E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン10第12話では、ヘイリーとディランが、赤ちゃんが生まれてからの予定だった実家への同居を早め、荷物を持って移ってきます。ディランと2人で決めたことを、ヘイリーは母のクレアに打ち明けます。

相談せずに決めたことを伝える場面では、謝り方と理由の言い方の選び方で印象が変わります。似た2つの言い方の違いを、ヘイリーの言葉から見ていきます。

目次

「I know we said ~, but」で、約束していた予定の変更を切り出す

箱とかばんを見て、クレアが尋ねます。

Claire: What is with all the boxes and the bags?
(この箱とかばんは、いったい何?)
Haley: Well, I know we said we’d move in when the babies come, but then we thought about all the money we’d save.
(えっと、赤ちゃんが生まれたら引っ越すって言ってたのは分かってるんだけど、そのあと浮くお金のことを考えちゃって。)
Modern Family Season10 Episode12 (Blasts from the Past)

What is with ~? は What’s with ~? の形でもよく使われる口語で、「〜はどういうこと?」と、目の前の様子に説明を求める聞き方です。単に「何?」と聞くよりも、予想外のものを見たという驚きがこもります。口調によっては問い詰める響きにもなるため、やわらかく聞きたいときは What are all these boxes for?(この箱は何のため?)のように言い換えられます。

ヘイリーの答えは、I know we said ~, but then ~ という組み立てになっています。まず前の約束を自分から口にして「分かっている」と認め、そのうえで but then で考えが変わった経緯へつなぐ形です。いきなり新しい予定を告げるより、相手との約束を覚えていることが伝わるため、変更の話を切り出しやすくなります。

we thought about all the money we’d save の we’d は we would の短縮で、「早めに移れば浮くはずのお金」という仮定の見通しを表しています。when the babies come は「赤ちゃんが生まれたら」で、come が「生まれる、やって来る」の意味で使われている点も押さえておくと便利です。

予定を前倒しした理由を先に言ってしまうのではなく、約束の確認→理由の順で話していることが、この一言の組み立てから読み取れます。

「I should’ve told you」と「I was afraid to tell you」の違い

クレアの反応を見たヘイリーは、こう続けます。

Haley: You look mad.
(怒ってる顔してる。)
Haley: I should’ve told you.
(言っとくべきだったよね。)
Haley: I was afraid to tell you.
(言うのが怖かったの。)
Haley: I didn’t think that I could handle the disappointment
(がっかりされるのに耐えられないと思って)
Haley: if you weren’t happy about it.
(喜んでもらえなかったら。)
Modern Family Season10 Episode12 (Blasts from the Past)

2つの表現は、どちらも「言わなかったこと」を話題にしていますが、伝える中身が異なります。

表現 意味 伝えること
I should’ve told you. 言っておくべきだった 言わなかった自分の非を認める
I was afraid to tell you. 言うのが怖かった 言えなかった理由(気持ち)を明かす
I didn’t think I could handle ~ 〜に耐えられないと思った 怖かった中身を具体的に示す

should’ve told は should have + 過去分詞 で「〜すべきだったのに、しなかった」という後悔を表します。一方 be afraid to ~ は「怖くて〜できない」で、行動しなかった理由を気持ちの面から説明します。ヘイリーはまず非を認め、次に理由を足し、最後に何が怖かったのかを言い添えています。謝罪だけで終えず、理由を段階的に重ねる順序が分かります。

冒頭の You look mad. は、相手の表情を言葉にして話のきっかけを作る言い方です。look + 形容詞 で「〜そうに見える」となり、You look tired. のように日常でも使えます。

念を押す言い方と、相手の予定を確かめる言い方

ヘイリーは、最後にクレアの気持ちを確かめます。

Haley: But you’re not unhappy about it, right?
(でも、嫌じゃないよね?)
Haley: Right?!
(ね?!)
Claire: Oh, honey.
(ああ、ハニー。)
Claire: Oh, honey.
(ああ、ハニー。)
Haley: Oh, my gosh, you’re the best.
(やだ、もう最高。)
Haley: I love you so much.
(ほんとに大好き。)
Modern Family Season10 Episode12 (Blasts from the Past)

not unhappy は「不満ではない」という二重否定で、「喜んでいるよね」と言い切るより控えめに相手の気持ちを確かめる言い方です。文末の right? を重ねて、同意を求める気持ちを強めています。クレアの返事は Oh, honey. の繰り返しで、賛成とも反対とも言っていませんが、ヘイリーは you’re the best と受け入れてもらえたものとして受け取ります。

似た確かめ方に You’re okay with it, right?(それでいいよね?)があります。not unhappy の形は「不満がないこと」だけを確かめるため、相手に大きな賛成を求めない、遠慮がちな確かめ方と言えます。

同居にはディランの母ファラーも一緒に来ています。別の場面で、クレアはファラーにこう尋ねます。

Claire: When When are you heading back up to Oregon?
(い、いつオレゴンに戻るの?)
Farrah: Oh, I’m done with that place.
(ああ、あそこはもうおしまい。)
Modern Family Season10 Episode12 (Blasts from the Past)

head back to ~ は「〜へ戻る」で、地図の上で北にあたる場所へ向かうときに up を添えることがあります。I’m done with ~ は「〜とはもう終わりにした」という意味で、ここではオレゴンに戻る予定がないことを伝えています。打ち明け方は人によって違い、ヘイリーのように理由を重ねる言い方もあれば、先に結論を言う言い方もあります。

まとめ|決めたことを打ち明ける英語

I know we said ~, but で約束を認めてから変更を切り出し、I should’ve told you で非を、I was afraid to tell you で理由を伝え、not unhappy, right? で念を押す流れを見てきました。謝り方と理由の言い分けがそろっています。

にぎやかになっていくダンフィー家を観ながら、打ち明ける側の英語を追ってみるのも楽しみ方のひとつです。

この回のほかのコラムでは、イタリア旅行の計画を話す英語や、呼び名がかぶったときの返し方も扱っています。

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