「I’m storming off to my room」口げんかで席を立つ・切り出して謝る英語|『ビッグバン★セオリー』S11E01で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「I'm storming off to my room」口げんかで席を立つ・切り出して謝る英語|『ビッグバン★セオリー』S11E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第1話から、口げんかで席を立つときの storm off と、あとから話を切り出すときの英語を取り上げます。プロポーズを経て婚約したシェルドンとエイミーが、エイミーの同僚との夕食をきっかけに言い合いになる場面です。

怒って部屋を出る宣言と、改めて向き合うための前置き。対照的な2つの場面の英語を、順番に見ていきます。

目次

「No offense, but」から「storm off」まで

同僚との夕食を終えて、シェルドンとエイミーが2人になった場面です。シェルドンは、同僚たちがエイミーの話ばかりしていたことに不満を口にします。

Sheldon: Boy, that was exhausting. You know, no offense, but your colleagues were pretty rude.
(いやあ、疲れた。悪気はないが、君の同僚はかなり失礼だったな。)

Amy: Really, they were rude?
(本当に? 失礼だったのは彼らのほう?)

TBBT Season11 Episode01

No offense, but ~ は「悪気はないけれど」と前置きしてから、相手が気を悪くしそうなことを言う表現です。ただし、前置きをしても言う内容が失礼なら角は取れません。エイミーの Really, they were rude? という聞き返しは、同意ではなく「本気でそう言っているの?」というあきれを表しています。相手の言葉をそのまま繰り返す聞き返しは、疑いを示す典型的な形です。

言い合いが続き、エイミーは、シェルドンがどの部屋でも一番賢い人間とは限らないと言い返します。シェルドンが冗談で返したあと、やり取りは次のように進みます。

Sheldon: Hey, where are you going?
(おい、どこへ行く?)

Amy: I’m storming off to my room.
(怒って自分の部屋に引き上げるのよ。)

Sheldon: Well, then where am I supposed to storm off to?
(だったら、僕はどこへ怒って出ていけばいいんだ?)

Amy: Well, you’re so smart, why don’t you figure it out?
(あら、そんなに賢いなら自分で考えたら?)

TBBT Season11 Episode01

storm off は「怒ってその場を立ち去る」という意味の句動詞です。storm には「嵐のように荒々しく動く」という意味があり、足音を立てて出ていく様子が浮かぶ表現です。

ふつうは He stormed off. のように、立ち去った人を外から描写するときに使われます。それをエイミーは自分で I’m storming off と宣言しており、そこにこの場面のおかしさがあります。行き先を問うシェルドンの返しも含めて、言い合いの最中でも言葉遊びのような応酬になっているのが見どころです。

最後の why don’t you figure it out? は、形は提案でも「自分で考えれば」と突き放す響きになっています。

「There’s something I need to say to you」で切り出す

後の場面で、シェルドンはエイミーと改めて向き合います。最初の2行は、話を切り出す前置きとその返事の組み合わせです。

Sheldon: Amy. There’s something I need to say to you.
(エイミー。君に言わなければならないことがある。)

Amy: I’m listening.
(聞いてるわ。)

TBBT Season11 Episode01

There’s something I need to say to you. は、大事な話や謝罪の前置きとして使われる言い方です。いきなり本題に入らず、相手に聞く準備をしてもらう働きがあります。want to ではなく need to を使うことで、言わずにはいられない話だという重みが加わり、I want to tell you something. よりも改まった響きが出せます。受ける側の I’m listening. は「聞いているから話して」と続きを促す返事で、短いながら聞く姿勢がはっきり伝わります。

シェルドンはたとえ話を交えて、今夜は脇役に徹するべきだったと伝え、I’m proud of you. と言います。proud of ~ は、相手の成果を自分のことのように誇らしく思う気持ちを表す言い方です。そのあとの会話がこちらです。

Amy: Sheldon, I know this isn’t easy, but you’ll have a whole lifetime to practice.
(シェルドン、簡単じゃないのは分かってる。でも練習する時間は一生分あるわ。)

Sheldon: It could take that long, I’m really bad at it.
(それくらいかかるかもしれない。僕は本当にそれが苦手なんだ。)

TBBT Season11 Episode01

エイミーの I know this isn’t easy, but ~ は、相手の苦労をまず認めてから前向きな言葉をつなぐ型です。シェルドンも I’m really bad at it. と、自分の苦手をそのまま認めています。

この後、パサデナに帰ると言い出したシェルドンに、エイミーがその本当の理由を言い当て、シェルドンはエイミーをほめて応じます。席を立った場面と比べると、言葉の向きが相手への歩み寄りに変わっていることが分かります。

まとめ|席を立つ英語と、向き合う英語

今回は、No offense, but ~ の前置き、怒って立ち去る storm off、話を切り出す There’s something I need to say to you. と I’m listening. を見てきました。けんかと仲直りの英語を対で覚えると、言い方を選びやすくなります。

言い合いと歩み寄りの両方が描かれるこの回は、『ビッグバン★セオリー』を観ながら会話の流れを追うのにぴったりです。

同じエピソードの別のコラムやフレーズ記事では、ほかの登場人物の英語も扱っています。

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