「You think what you want to think.」に見る、疑いをぶつけられたときに問い返し、話を打ち切る言い方|『ホワイトカラー』S01E11で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「You think what you want to think.」に見る、疑いをぶつけられたときに問い返し、話を打ち切る言い方|『ホワイトカラー』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン1 第11話の後半から、作戦が崩れた直後にピーターとニールがぶつかる場面を取り上げます。問い詰めるピーターに、ニールは同じ形の問いで反撃し、最後は自分から話を打ち切ります。

言い争いの英語は、相手の言葉の形をそのまま借りて返すと勢いが出ます。非難を込めた問い返しの型と、会話を自分から終わらせる一言を順に見ていきます。

目次

「What were you doing 〜ing?」で問い詰め、同じ形で問い返す

作戦の最中、ニールの知人で故買屋のアレックスが現場に現れ、狙っていた相手は姿を消してしまいました。その直後、話を切り出したのはピーターです。

Peter: What was your fence doing walking right through the middle of our operation?
(なんでお前の故買屋が、俺たちの作戦のど真ん中を歩いてたんだ?)
Neal: What were you doing pulling her prints? What, I welcome you into my home, and — and you run a file on my friend?
(どうして彼女の指紋を調べてたんだい? 何だよ、僕は君を家に迎え入れたのに、君は僕の友達の身元を洗うのかい?)

White Collar Season1 Episode11 (Home Invasion)

What was 〜 doing 〜ing? は、過去進行形の疑問で「なぜそこで〜していたのか」を問う形です。理由を尋ねる Why よりも、その行動自体を問題にする響きがあり、非難を込めやすい言い方と言えます。

ニールはこれに What were you doing pulling her prints? と、まったく同じ骨組みで返しています。pull someone’s prints は、人の指紋記録を照会することです。ピーターがこの話の中盤で、ジョーンズに内密で指紋の照合を頼んでいたことを、ニールはすでに知っていたことになります。

続く文頭の What, は、「何だって」と不満を表に出す前置きです。I welcome you into my home, and you run a file on my friend は、and で二つの行動を並べて「〜したのに〜するのか」という対比を作っています。run a file on は「〜の身元を調べる」を表す口語です。停電でニールの住まいに身を寄せていたピーターへの、痛いところを突く反撃になっています。

ニールはさらにこう重ねます。

Neal: You can’t trust me? After everything?
(僕を信用できないのかい? これだけのことがあったのに?)
Peter: You tell me.
(それはお前が答えろ。)

White Collar Season1 Episode11 (Home Invasion)

You can’t trust me? は語順を変えずに語尾を上げるだけの疑問で、驚きや不満を込めた確認になります。After everything? も前置詞句だけを問いにした、ごく短い問いかけです。You tell me. は答えを相手に投げ返す定番の返しで、ピーターの疑いが解けていないことが分かります。

「You think what you want to think.」で話を打ち切る

ピーターは、ニールが自分の思惑で動いてピアースを逃がしたのではないかと疑いを重ねます。相手は3人だったとニールが反論しても、逃がすべきではなかったとピーターは譲りません。そこでニールは話を切り上げます。

Neal: Okay, you know what? You think what you want to think.
(わかったよ、いいかい? 好きに思えばいいさ。)

White Collar Season1 Episode11 (Home Invasion)

you know what? は「あのさ」「いいかい」と、話の流れを切り替える前置きです。You think what you want to think. は、主語の You を明示した命令文とも取れる形で、「君が思いたいように思えばいい」と、それ以上の説得をやめる意思を伝えています。Think what you like. も近い意味で使えますが、どちらも突き放す響きが強いため、口論の締めに限った一言と考えておくと安全です。

ニールは I’ll walk from here.(ここから歩いて帰る)と告げ、行き先を問われてこう答えます。

Neal: Home — something you don’t have right now. If you don’t trust me, you can check my anklet.
(家さ。今の君にはないものだけどね。信用できないなら、僕の足輪を確かめればいい。)

White Collar Season1 Episode11 (Home Invasion)

Home のあとのダッシュに続く something you don’t have right now は、直前の語を言い換えて付け足す同格の説明です。停電で自宅に戻れないピーターへの皮肉が、この補足に込められています。If you don’t 〜, you can 〜 は「〜しないなら、〜すればいい」と、疑う相手に確かめる手段を差し出して突き放す形です。

まとめ|問い返しと打ち切りの一言

What were you doing 〜ing? で同じ形の問いを返し、What, で不満を示し、You think what you want to think. で話を終える流れを見てきました。形を借りた問い返しが、口論の勢いを決めています。

『ホワイトカラー』の二人のやり取りを観ながら、こうした応酬の型にも注目してみましょう。

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