「Okay, I’ll make it easy for you– Clara or Grunka?」に見る、選択肢を絞って決断を後押しする言い方|『CHUCK』S04E12で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「Okay, I'll make it easy for you-- Clara or Grunka?」に見る、選択肢を絞って決断を後押しする言い方|『CHUCK』S04E12で学ぶ英会話

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今回扱うのは、『CHUCK』シーズン4 第12話に登場する、選択肢を絞って決断を後押しする言い方です。赤ちゃんの名前をなかなか決められずにいるデヴォンに対し、エリーが不満を伝えつつ二択に絞って決断を促し、最後にからかいだったと種明かしをする場面が描かれています。

不満を伝えつつ相手を責めすぎないように言葉を選ぶ言い方から、選択肢を絞って決断を後押しする言い方、そしてからかいの種明かしをする言い方まで、順番に見ていきます。

目次

不満を伝えつつ、相手を責めすぎないように言葉を選ぶ言い方

なかなか赤ちゃんの名前を決められずにいるデヴォンに対し、エリーがこう切り出します。

Ellie: Look, not having the baby named is making me a little anxious, and I understand if you don’t like that name, but you haven’t liked any name.
(ねえ、赤ちゃんの名前が決まっていないと、私ちょっと不安になってきちゃって。その名前が気に入らないなら分かるんだけど、あなた、どの名前も気に入ったことがないじゃない。)

CHUCK Season4 Episode12 (Chuck Versus the Gobbler)

not having the baby named is making me a little anxious は、「あなたのせいで」ではなく「名前が決まっていないことが私を不安にさせている」という形で不満を伝える言い方です。相手を主語にせず、状況そのものを主語に据えることで、責める響きをやわらげています。

続く I understand if you don’t like that name, but you haven’t liked any name. という組み立ても見逃せません。I understand if ~ といったん相手の言い分を認めてから、but で本当に言いたいこと(どの名前にも同意していない事実)へつなげており、頭ごなしの非難を避けつつ、伝えるべきことは伝えています。

選択肢を絞って決断を後押しする言い方

これから先も同じような決断をいくつも重ねていくことになると諭されたデヴォンは、こう答えます。

Devon: I know, but this is the first one. I think I’ve been stalling just because I want to get it right.
(分かってるよ、でもこれが最初の決断だから。ちゃんとしたものにしたくて、ぐずぐずしちゃってたんだと思う。)

Ellie: Okay, I’ll make it easy for you– Clara or Grunka?
(分かったわ、じゃあ簡単にしてあげる――クララ、それともグランカ?)

CHUCK Season4 Episode12 (Chuck Versus the Gobbler)

I’ve been stalling just because I want to get it right. は、決めかねている理由を隠さずに認める言い方です。stalling という一語で自分の先延ばしを素直に認めたうえで、I want to get it right とその理由を添えることで、いい加減さではなく慎重さゆえの先延ばしだったと伝えています。

それを受けたエリーの I’ll make it easy for you は、迷い続ける相手のために選択肢そのものを絞り込むという申し出です。Clara or Grunka? と二択だけを示すことで、考える範囲を一気に狭め、決断のハードルを下げているのが見どころです。

からかいの種明かしをする言い方

デヴォンが即答すると、エリーは種明かしを始めます。

Ellie: I can’t believe you thought I was gonna name our baby Grunka. Grunka– the name of the spoons that I bought at Ikea. I had you going there for a minute, though.
(本当に私がグランカなんて名前を赤ちゃんにつけると思ってたなんて、信じられない。グランカっていうのは、私がイケアで買ったスプーンの名前なのよ。でも、少しの間はあなたを信じ込ませられたわね。)

CHUCK Season4 Episode12 (Chuck Versus the Gobbler)

I can’t believe you thought ~ は、相手の思い込みをおどけて驚いてみせる言い方です。Grunka– the name of the spoons that I bought at Ikea. で、いかにも赤ちゃんの名前らしく響いていた言葉の正体をあっさり明かし、二択の片方がそもそも本気の候補ではなかったことを種明かししています。

最後の I had you going there for a minute, though. も見どころです。have someone going は「相手をからかって信じ込ませる」という意味の言い方で、for a minute と時間を限定することで、悪意のないいたずらだったと伝える軽い締めくくりになっています。

まとめ|言葉を選んだ不満と、からかい交じりの決断の後押し

責める響きを避けながら不満を伝える言い方、二択に絞って決断を後押しする申し出、そしてからかいの種明かしをする言い方まで見てきました。相手を追い詰めずに決断へ導く、言葉の選び方の工夫がうかがえます。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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