ケンカのあとで「もう大丈夫?」と仲直りを確かめられたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S02E19で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: ケンカのあとで「もう大丈夫?」と仲直りを確かめられたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S02E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第19話では、モニカ、レイチェル、フィービーの3人が同じ本を読んで盛り上がります。ところが本の質問に答えるうちに、互いの昔の恋愛の話を持ち出し合い、言い合いになってしまいます。

ケンカのあとは、誰がどう切り出すかが難しいところです。気まずい話をかわす言い方から、差し入れで切り出し、仲直りを確かめる一言までを、順に見ていきます。

目次

「Moving on」と「Let’s go back to」で話を進める・戻す

モニカとレイチェルの部屋で、3人は本に載っている質問に一つずつ答えていきます。フィービーとモニカが互いの昔の恋愛の話を持ち出したところで、レイチェルが割って入ります。

Rachel: Okay, okay, okay. Moving on, moving on. Next question.
(はいはいはい。次、次。次の質問ね。)
Friends Season2 Episode19(The One Where Eddie Won’t Go)

Moving on. は「次へ進もう」と話題を切り替える表現で、move on(先へ進む)を使った短い形です。Next question. と重ねることで、気まずくなった話をそれ以上広げない働きになっています。

レイチェルは次の質問を読み上げると、すぐさらに次の番号へ進もうとします。読んだのは、女友達を裏切ったことがあるか、という質問です。そこでモニカが止めます。

Monica: Let’s go back to 29.
(29番に戻りましょう。)
Rachel: Not, uh.. …not to…my recollection.
(な、ないわ……私の、記憶では。)
Friends Season2 Episode19(The One Where Eddie Won’t Go)

Let’s go back to ~. は「〜に戻ろう」という意味で、ここでは流されかけた質問を蒸し返す使い方です。レイチェルの Not to my recollection. は「私の記憶にある限りでは、ない」という意味で、recollection は「記憶」を指します。改まった響きのある言い方とされ、はっきりとは言い切らずにかわす返事になっています。

このあと3人の言い合いは続き、モニカとレイチェルはそれぞれの部屋に入ってドアを閉めます。話をそらす、戻す、かわす、という3つの動きが、短いやりとりの中に並んでいます。どれも話の中身には触れずに、話の向きだけを変える言い方です。

「This is not good」とケーキを持って仲直りを切り出す

カフェのセントラルパークで、モニカとフィービーは互いを無視して座っています。そこへ、店で働くレイチェルがケーキを2つ持ってきます。

Rachel: Here are your cakes.
(はい、ケーキです。)
Monica: We didn’t order cake.
(ケーキは頼んでないけど。)
Friends Season2 Episode19(The One Where Eddie Won’t Go)

Here are ~. は「はい、〜です」と物を差し出すときの決まった形で、Here’s ~. と単数で言うこともできます。注文していないと言うモニカに、レイチェルは自分からの差し入れだと伝え、こう続けます。

Rachel: Look, you guys, this is not good. I mean, we have enough trouble with guys stealing our wind without taking it from each other.
(ねえ、二人とも、こんなのよくないよ。だって、男の人に風を奪われるだけでも大変なのに、私たち同士で奪い合うなんて。)
Monica: You’re right.
(そうね。)
Rachel: You know.
(でしょ。)
Phoebe: I love you, goddesses.
(大好きよ、女神たち。)
Friends Season2 Episode19(The One Where Eddie Won’t Go)

This is not good. は「これはよくない」と、今の関係がこじれていることを言葉にしています。誰が悪いかを言わず、状態だけを指すため、仲直りの切り出しとして角が立ちにくい形と言えます。

have enough trouble with ~ without …ing は「〜だけでも大変なのに、…までしなくても」という組み立てで、レイチェルはこれで「仲間同士で争う必要はない」と伝えています。wind や goddess は、3人が読んでいた本で使われていた言葉で、その言い回しをそのまま借りています。モニカの You’re right. は、相手の言い分を受け入れる短い返事です。

「So are we good?」と仲直りを確かめる

フィービーは続けて、二度としないと伝えます。

Phoebe: I don’t ever want to suck your wind again.
(もう二度と、あなたたちの風を吸い取ったりしたくない。)
Rachel: Thank you. So are we good?
(ありがとう。じゃあ、これでもう大丈夫?)
Phoebe: Yeah.
(うん。)
Rachel: Okay.
(よかった。)
Rachel: Let me take these cakes back ‘cause they’re gonna take that out of my paycheck.
(じゃあケーキは下げさせて。お給料から引かれちゃうから。)
Friends Season2 Episode19(The One Where Eddie Won’t Go)

I don’t ever want to ~ again. は「もう二度と〜したくない」という形で、ever が入ることで「決して」という気持ちが強まります。謝罪の言葉を使わなくても、同じことを繰り返さないと伝える形になっています。

レイチェルの So are we good? は「これで私たち、大丈夫?」と、関係が元に戻ったかを確かめる一言です。good はここでは「問題ない」状態を指します。返事としては、作中のように Yeah. と短く答えるほか、We’re good. と同じ形で返す言い方も使われることが多いようです。

最後にレイチェルは、ケーキを下げると言います。take ~ out of my paycheck は「〜の分を給料から差し引く」という意味で、差し入れのケーキが店の売り物だったことが分かる一言です。仲直りが済んだとたんに現実的な事情を口にする流れで、このやりとりがしめくくられます。

まとめ|話をそらす英語と、仲直りを確かめる英語

Moving on で話を進め、Let’s go back to ~ で戻し、Not to my recollection でかわす。仲直りでは This is not good で切り出し、So are we good? で確かめる。流れに沿って覚えると、気まずい場面でも言葉を選びやすくなります。

3人のやりとりを思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事とあわせて読むと、この回の英語がつながって見えてきます。

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