「I think that was the whole all.」「first of all」で切り出した話を一つ目で終える英語|『フレンズ』S02E01で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「I think that was the whole all.」「first of all」で切り出した話を一つ目で終える英語|『フレンズ』S02E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第1話では、ロスが中国から新しい恋人のジュリーと一緒に帰ってきます。ロスへの気持ちを伝えるようジョーイに言われたレイチェルは、帰ろうとするロスを呼び止め、「まず一つ目」と話し始めます。

話を順番に並べる合図は便利ですが、二つ目を言わずに終わることもあります。呼び止め方、話の並べ方、そして途中で切り上げる一言を、バルコニーの場面から見ていきます。

目次

帰ろうとする相手を呼び止めて「少し話せる?」と切り出す

モニカとレイチェルの部屋で、ロスはみんなに「もう行くよ」とあいさつして帰ろうとします。バルコニーにいたレイチェルが顔を出し、彼を呼び止めます。

Rachel: Oh, wait.
(あ、待って。)
Rachel: Are, are you leaving
(も、もう帰っちゃうの?)
Ross: That’s kind of what I meant by “bye.”
(「じゃあね」って言ったのは、まあそういう意味だよ。)
Rachel: Well, uh, could I talk to you for a sec?
(えっと、ちょっと話せる?)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

ロスの That’s kind of what I meant by “~.” は、相手の質問に対して「さっき言った〜は、そういう意味だったんだけど」と、自分の言葉を引いて返す言い方です。kind of をはさむことで、きつい指摘ではなく軽いツッコミの調子になっています。直前に Bye とあいさつしたばかりなので、「帰るの?」と聞かれたことへの、少し笑いを含んだ返しとして読めます。

レイチェルの Could I talk to you for a sec? は、「ちょっと話せる?」と相手の時間をもらう前置きです。sec は second の短縮形で、for a sec と言うと「少しだけ」という気軽さが出ます。Can I ~? よりも Could I ~? の方が控えめに聞こえるとされることが多く、呼び止めた相手に頼む場面にもなじみます。このあと二人はバルコニーに出て、話の本題に入ります。

「second of all」で話に番号を振って並べる

バルコニーで二人きりになると、ロスに「どうしたの?」と聞かれ、レイチェルはこう切り出します。

Rachel: Well, um, okay, first of all…
(えっと、うん、じゃあ、まず一つ目……)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

一つ目の中身は、前の晩のパオロとの件です。パオロはレイチェルの元恋人で、この話の中で、みんなのいる部屋に姿を見せていました。

Rachel: Paolo and I are not back together.
(パオロとはよりを戻してないの。)
Rachel: That was just a stupid thing that I did
(あれはただ、私がばかなことをしちゃっただけで)
Rachel: And if I could go back in time
(それに、もし時間を戻して)
Rachel: And do it again, well, I wouldn’t.
(もう一回やれるとしても、まあ、しないわ。)
Rachel: Um… second of all…
(えっと……二つ目は……)
Rachel: What?
(何?)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

first of all は「まず第一に」、second of all は「次に」と、話す内容に番号を振る合図です。改まった文章では first、second、または firstly などが使われることが多く、second of all は first of all に合わせた話し言葉寄りの形とされています。

一つ目の if I could go back in time and do it again, I wouldn’t は、仮定法で「時間を戻せたとしても、もうしない」と後悔を伝える形です。could と wouldn’t の組み合わせが、実際には起きないことを仮に置いて話していることを示しています。二つ目に入りかけたところで、レイチェルはロスの反応を見て「What?」と聞き返します。話の途中で相手の様子が気になったときに、短く What? と聞くだけで「どうしたの?」の意味になります。

「I think that was the whole all.」で話を一つ目で終える

ロスは、レイチェルが話を続ける前に、ひとつ確かめたいことがあると切り出します。

Ross: Before you say anything I just need to know
(君が何か言う前に、ひとつだけ確かめたいんだ)
Ross: Is this one of those things where you break up with a guy and then I tell you what I think, and then,
(これって、君が男と別れて、俺が思ってることを言って、それで)
Ross: The next day, you get back together with the guy and I look like a complete idiot?
(次の日には君がそいつとよりを戻して、俺がただのばかみたいになる、っていうあれじゃないよな?)
Rachel: No, no, no, no, no, no.
(ううん、違う違う、違うの。)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

Before you say anything, I just need to know ~ は、相手が話す前に確認を差し込む言い方です。Is this one of those things where ~? は「これって、よくある〜っていうパターン?」と、前にもあった流れかどうかを聞く形になっています。one of those は「よくある、あの手の」という含みで、同じ流れの繰り返しではないかを確かめるときにも使われることがあります。

否定を聞いたロスは、パオロのことをずっと嫌っていたこと、レイチェルには大事にしてくれる相手がふさわしいことを話し、自分がジュリーといるときのように、と付け加えます。そのうえで、言いかけの二つ目について尋ねます。

Ross: Was there a… a “second of all”?
(で、その……「二つ目」はあった?)
Rachel: Uh… no. Um, I think that was the whole all.
(え……ううん。えっと、あれで全部だったと思う。)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

ロスは “second of all” を一つの名詞のように扱い、「二つ目はあったの?」と聞いています。相手が使った言葉をそのまま引いて聞き返す形です。レイチェルの the whole all は、second of all の all を拾った言葉遊びで、「(of all の)all はあれで全部」と話を一つ目で切り上げています。二つ目が何だったのかは、作中では語られないまま場面が終わります。

まとめ|話を並べる合図と、切り上げる一言

Could I talk to you for a sec? で呼び止め、first of all と second of all で話を並べ、Was there a “second of all”? と聞き返されて the whole all で切り上げる流れを見てきました。順番の合図を知っておくと、話の区切りがつかみやすくなります。

バルコニーでの二人のやりとりを思い返しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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