頼んだ髪型より短く切られたら、英語で何と伝える?|『フレンズ』S02E01で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 頼んだ髪型より短く切られたら、英語で何と伝える?|『フレンズ』S02E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第1話では、仲間の男性たちの髪を切ったフィービーに、モニカが自分の髪も切ってほしいと頼みます。断られても頼み続けたモニカですが、仕上がりは思っていた長さとは違っていました。

髪を切ってもらう場面には、頼む、条件を付ける、仕上がりについて伝える、という段階があります。友達同士のやりとりから、それぞれの英語を順に拾っていきます。

目次

「do mine」「a little bit off the back」で髪を切ってほしいと頼む

モニカとレイチェルの部屋のキッチンで、モニカはフィービーにこう切り出します。

Monica: Well, I was thinking that you gave the guys such great haircuts I thought maybe you’d like to do mine.
(あのね、男子たちの髪をすごく上手に切ってたから、私のもやってみたいかなって思ったの。)
Phoebe: Oh. No.
(あー。ダメ。)
Monica: Why not?
(どうして?)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

ここでの do は「髪を切る、整える」という意味で、do my hair は「髪をセットする」の意味でも使われます。mine は my hair の言い換えです。maybe you’d like to ~ は「〜してみたいかなと思って」と、相手の気持ちを先回りする形で頼むやわらかい言い方になっています。フィービーはすぐに断り、理由を冗談まじりに説明します。

次の朝になっても、モニカはまだ頼んでいます。

Monica: Please. Just a little bit off the back?
(お願い。後ろをちょっとだけ切ってくれない?)
Phoebe: Um, I’m still on no.
(うーん、まだ「ダメ」のままかな。)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

a little bit off the back は「後ろを少しだけ切って」という頼み方で、off が「切り落とす」を表しています。the top や the sides に替えれば、切ってほしい場所を変えて頼めます。前に Please. を置き、疑問の形にすることで、命令ではなくお願いとして響きます。フィービーの I’m still on no. は、no という答えを場所のように扱い、「まだ no のところにいる」と返事が変わっていないことを伝える言い方です。

「You have to promise」で引き受ける条件を付ける

レイチェルの元恋人パオロが部屋に姿を見せたあと、モニカはフィービーに、遠回しにもう一度頼みます。

Monica: You know, it’s funny, the last time Paolo was here my hair was so much shorter and cuter.
(ねえ、おかしいよね。前にパオロがここにいたころは、私の髪ってもっとずっと短くてかわいかったのに。)
Phoebe: Okay, but, but
(わかった、でも、でもね)
Phoebe: You have to promise that you will not be all control-y and bossy and all, you know, Monica about it.
(仕切ったり、あれこれ指図したり、なんていうか、モニカっぽくならないって約束して。)
Monica: I promise.
(約束する。)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

モニカは「切って」とは言わず、the last time ~ was here と昔の髪型を思い出す形で希望を伝えています。フィービーは Okay, but と受け入れつつ、You have to promise that you will not be ~ で条件を付けます。「〜しないと約束して」と、引き受ける前に守ってほしいことをはっきりさせる言い方です。but を繰り返すことで条件を切り出す前置きになり、モニカは I promise. と短く応じます。

control-y は control に -y を付けた口語的な造語で、bossy(人に指図したがる)と並べています。さらにモニカの名前そのものを形容詞のように使い、「モニカっぽく」と言っているのが笑いどころです。相手の名前を性格の例えに使う言い方は、親しい間柄の冗談として出てくることがあります。

「話していたより短い」と仕上がりを伝える

モニカの寝室で髪を切っている途中、フィービーは「もうやめる」と言い出します。モニカはその言葉に聞き返します。

Monica: What? I didn’t say anything.
(え?何も言ってないじゃない。)
Phoebe: Yeah, but this isn’t the face of a person who trusts a person, okay?
(そうだけど、これは人を信頼してる人の顔じゃないよね?)
Phoebe: This is the face of a person who, you know, doesn’t trust a person.
(これは、ほら、人を信頼してない人の顔だよ。)
Monica: I’m sorry. Sorry, Phoebe. It’s just, well, it’s just a little shorter
(ごめん。ごめんね、フィービー。ただ、その、ちょっとだけ短いかなって)
Monica: Than what we had discussed.
(話してたのよりね。)
Phoebe: Would you relax? I know what I am doing.
(ちょっと落ち着いてくれる?ちゃんとわかってやってるから。)
Friends Season2 Episode1(The One with Ross’s New Girlfriend)

モニカの I didn’t say anything. は「何も言ってないのに」と、責められる理由がないことを伝える返しです。それでもフィービーは、口に出さなくても顔に出ている、と顔つきを言葉にして指摘します。the face of a person who ~ は「〜する人の顔」と、表情から読み取れる気持ちを言い表す形です。

そこでモニカは謝ったうえで、話していたより少し短いと伝えます。It’s just a little ~ で「ちょっと〜なだけ」と和らげ、than what we had discussed で「話していたのと比べて」と基準をはっきりさせる形です。過去完了の had discussed が、切る前に話し合った内容を指しています。

フィービーの Would you relax? は「落ち着いてくれる?」と相手をなだめる言い方で、I know what I am doing. は「自分のしていることはわかっている」と任せてほしいときに使われます。フィービーは続けて、手本にした人物はこういう髪型なのだと言います。このあと、二人が髪型の手本として思い浮かべていた有名人が、実は別の人だったことがわかります。

まとめ|頼む・条件を付ける・仕上がりを伝える

do mine と a little bit off the back の頼み方、You have to promise の条件の付け方、a little shorter than what we had discussed の伝え方を見てきました。言い方を和らげる just の働きも、あわせて押さえておけます。

モニカとフィービーのやりとりを思い返しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がさらに広がって見えてきます。

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