「an angel on my shoulder」に見る、身近な人の影響を天使と悪魔にたとえる言い方|『ホワイトカラー』S03E15で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「an angel on my shoulder」に見る、身近な人の影響を天使と悪魔にたとえる言い方|『ホワイトカラー』S03E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン3 第15話の冒頭から、1週間後に控えた減刑聴聞会に出す書類をめぐるピーターとニールのやり取りを取り上げます。ニールの周りにいる人が彼を良い方へ導くのか、それとも悪い道へ引き戻すのかを、肩の上の天使と悪魔にたとえて語り合う会話です。

影響を問う表現から、たとえを一段軽く言い直す返しまで、二人の会話の流れに沿って順に見ていきます。

目次

「a good influence」と「steer back」で、周りの人の影響を問う

ピーターは提出書類の質問を一つずつ読み上げ、近くに住む家族、婚姻状況、恋人の有無と進めていきます。恋人の項目まで本当にあるのかと聞き返すニールに、ピーターは、委員会が決めようとしているのはニールを足輪から、つまりピーター自身の監督から永久に解放するかどうかなのだと説明し、こう続けます。

Peter: They want to know who’s in your life. Are they a good influence, or are they gonna steer you back to the dark side?
(委員会は、君の周りにどんな人間がいるかを知りたいんだ。その連中は良い影響を与えるのか、それとも君を悪の道へ引き戻すのか、ってことだ。)

White Collar Season3 Episode15 (Stealing Home)

who’s in your life は「あなたの人生にいる人」、つまり日頃付き合いのある身近な人たちを指します。恋人や友人をまとめて言うときに便利な言い回しで、家族や同僚を含めることもできます。

influence は「影響」という名詞ですが、a good influence のように a を付けると「良い影響を与える人・もの」という意味になります。反対は a bad influence で、「あの友達は彼に悪い影響を与えている」なら That friend is a bad influence on him. のように on で相手を示します。

steer は本来「舵を取る」という動詞で、そこから「人をある方向へ導く」意味でも使われます。steer ~ back to … と back を添えると「〜を…へ引き戻す」となり、せっかく離れた場所へまた連れ戻すという含みが出ます。the dark side はここでは「悪の側・悪の道」を指しており、かつて詐欺師として生きていたニールの過去を踏まえた言い方です。

ピーターの問いは、Are they A, or are they gonna B? という二択の形になっています。良い影響か悪い影響かを一文で並べることで、委員会が何を確かめたいのかが一度で伝わる構成と言えます。

天使と小悪魔のたとえと、「more of A than B」の言い直し

ピーターは質問の途中で、ニールとサラの仲にも触れていました。そのサラの名前を挙げて、ニールが問い返したところから、たとえの応酬が始まります。

Neal: And you think Sara could be an angel on my shoulder?
(じゃあ、サラが僕の肩の上の天使になれるって言いたいの?)
Peter: As opposed to that little devil you have on your shoulder now.
(今、君の肩に乗ってるあの小悪魔とは違ってな。)
Neal: Mozzie’s more of an imp than a devil.
(モジーは悪魔っていうより、小鬼だよ。)

White Collar Season3 Episode15 (Stealing Home)

片方の肩に天使、もう片方に悪魔が乗って、良心の声と誘惑の声をそれぞれささやく、というおなじみの図があります。an angel on my shoulder はその図を下敷きにした言い回しで、正しい方へ導いてくれる存在を指します。ピーターは As opposed to ~(〜とは対照的に)で文を始め、天使の反対側にいる little devil を持ち出しました。名前は出していませんが、ニールが続けてモジーの話として受けているところから、誰を指したのかが分かります。

more of A than B は「BというよりA」と、呼び方を少しずらすときの形です。imp は小鬼、いたずら好きの小さな悪魔を指す語で、devil よりずっと軽い響きを持っています。悪魔呼ばわりをそのまま受け入れず、より軽い呼び名に言い直して友人をかばうところに、ニールらしさが表れています。

このたとえの応酬のあと、ニールは話を聴聞会そのものへ戻します。

Neal: But I was released into your custody. Ultimately, what you say at the hearing will carry the most weight.
(でも、僕は君の監督下で釈放されたんだ。結局、聴聞会で一番重みを持つのは君の言葉だよ。)

White Collar Season3 Episode15 (Stealing Home)

carry weight は「重みを持つ・影響力がある」という意味で、最上級の most を入れると「一番効く」となります。周りの人の影響を問われたニールが、最終的に一番影響するのは目の前のピーターの言葉だと返しているのが面白いところです。

まとめ|天使と悪魔のたとえで影響を語る

a good influence と steer back で影響の向きを問い、an angel on my shoulder と little devil で身近な人を対にし、more of A than B で呼び名を軽くずらす流れを見てきました。影響という抽象的な話も、たとえ一つで具体的になります。

次回も『ホワイトカラー』の会話から英語を拾っていきましょう。

同じ回のほかのコラムでも、別の角度から二人の会話を読み解いています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次