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『フレンズ』シーズン3第13話では、レイチェルが仕事で遅くなる日のやりとりが描かれます。出かける前に帰りの時間を聞くロスとの会話、遅い時間に帰ってきたレイチェルとジョーイの会話、そして仕事帰りのモニカとレイチェルの会話です。
出かける前に予定を伝える一言と、帰ってきた相手と一日の出来事を話す一言を、それぞれの返し方とあわせて場面の順にたどっていきます。
「What time do you think you’re going to get off tonight?」と、帰りの時間を聞く
朝、モニカとレイチェルの部屋で、ロスたちが朝ごはんを食べています。時計を見たレイチェルが仕事に行かなければと言うと、ロスが帰りの時間を尋ねます。
Rachel: Oh, my God, I’ve got to go to work.
(やだ、もう仕事に行かなきゃ。)
Ross: What time do you think you’re going to get off tonight?
(今夜は何時ごろ仕事が終わりそう?)
Rachel: Honey, it could be really late.
(ねえ、すごく遅くなるかも。)
Ross: Oh, not again.
(ええっ、またか。)
Rachel: I know. I’m sorry.
(分かってる。ごめんね。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
ロスの get off は、ここでは「仕事が終わる」「仕事を上がる」という意味です。get off には「(乗り物を)降りる」などの意味もありますが、この場面のように仕事に出かける相手に向けて get off tonight と言うと、その日の勤務を終える時間の話になります。What time do you think ~? と do you think を挟むことで、「何時に終わるの?」と答えを決めてかかるのではなく、「何時ごろになりそう?」と見込みを聞く形になっています。
レイチェルの It could be really late. の could は、「〜になるかもしれない」という可能性を表します。はっきりした時刻を言えないときに、遅くなりそうだという見込みだけを伝える返し方です。
ロスの Oh, not again. は、again を使うことで、同じことが前にもあったと分かる返しです。短い言葉ですが、「またなの?」という残念さがそのまま表れます。レイチェルは I know. で言われたことを受け止めてから、I’m sorry. と謝っています。
「How was your day?」と、帰ってきた相手と一日の話をする
場面がチャンドラーとジョーイの部屋に移ります。テレビを見ているジョーイのところへレイチェルが入ってきて、氷はあるかと聞きます。ジョーイは冷凍庫を見るよう言ってから、こう続けます。
Joey: Are you just getting home from work? It’s late.
(今、仕事から帰ってきたのか?遅いな。)
Rachel: Yeah, I know. I had the greatest day though.
(うん、分かってる。でも、最高の一日だったの。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
ジョーイの Are you just getting home from work? の just は「ちょうど今」を表し、「今帰ってきたところ?」と聞く形です。続く It’s late. を添えることで、時間の遅さに気づいたことも伝わります。レイチェルは Yeah, I know. と遅いことを認めたうえで、I had the greatest day though. と返します。文末の though は「でも」「それでも」の意味で、遅くなったという前の話を受けて、それとは別の気持ちを付け足す働きをしています。
このあとレイチェルは、仕事の会議に同席させてもらえたこと、自分が気に入ったと伝えた商品を上司がたくさん注文したことを話し、最後にジョーイへこう問いかけます。
Rachel: How was your day?
(そっちの一日はどうだった?)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
How was your day? は、相手の一日の出来事を聞くときの基本の形です。レイチェルは自分の話をひととおりしてから、この一言で話の番をジョーイに渡しています。ジョーイの答えは、舌を使って自分の歯を全部数えられると気づいた、というものでした。
「You would not believe my day.」と、さんざんな一日を切り出す
場面がモニカとレイチェルの部屋に移ります。レイチェルが本を読んでいるところへ、モニカが帰ってきます。
Monica: You would not believe my day.
(今日一日のこと、聞いたら信じられないわよ。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
You would not believe ~ は、「〜を聞いたら信じられないと思う」という仮定の言い方で、これから話す内容が普通ではないと前置きする働きをします。my day を続けると、「今日はとんでもない一日だった」という切り出しになります。モニカはこのあと、シフトを2つこなしたうえに、さらに災難が重なったことを話します。
その話を聞いたレイチェルは、こう返します。
Rachel: I was just thinking your day could still pick up.
(まだこれから一日が上向くかもしれないって、思ってただけ。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
pick up は、ここでは「(状況が)上向く」「持ち直す」という意味です。pick up には「拾う」「迎えに行く」などの意味もありますが、主語が day のような物事のときは、調子が良くなっていくことを表します。could still が合わさって、「まだこれから良くなるかもしれない」という見込みを控えめに伝える形になっています。朝の場面でレイチェルがロスに返した It could be really late. と同じく、could が可能性を表している点も見比べられます。
まとめ|出かける前と帰ってきたあとの一言
get off と It could be really late. で帰りの時間を確かめ合い、How was your day? と You would not believe my day. で一日の話を始める流れを見てきました。予定や出来事を伝え合うときの手がかりになります。
次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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