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『フレンズ』シーズン3第13話では、互いの推す本を交換して読んでいるジョーイとレイチェルが、カフェのセントラルパークで本の結末をめぐって言い合いになります。ロスとチャンドラーもその場に居合わせます。
結末を言われそうなときに止める一言、言われてしまったあとの抗議、「わざとじゃない」という言い返し、そして理由を問いただす一言まで、言い合いの流れに沿って英語を見ていきます。
「I can’t believe you just did that.」と、結末を言われて抗議する
カフェのセントラルパークに入ってきたジョーイは、レイチェルに本をどこまで読んだかを尋ねます。レイチェルが答えると、ジョーイはこの先の展開を話し始めます。
Rachel: Oh, no, no, no! Come on, you’re going to ruin it.
(ちょっと、だめだめ!やめてよ、台無しになっちゃう。)
Joey: All right. I’ll talk in code.
(分かったよ。じゃあ暗号で話す。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
ruin は「台無しにする」「だめにする」という意味の動詞です。you’re going to ruin it は、このまま話が進めば楽しみが台無しになる、という差し迫った状況を伝えています。前に置かれた Come on は、ここでは「ちょっと、やめてよ」と相手を制する呼びかけです。Oh, no, no, no! と no を重ねていることからも、すぐに話を止めようとしているのが分かります。
ジョーイの talk in code は「暗号で話す」で、肝心な言葉を伏せて話すという意味です。ジョーイはロスとチャンドラーに向けて、言葉を伏せながら本の結末を話します。それでも、聞いていたレイチェルには中身が伝わってしまいます。
Rachel: Joey, I can’t believe you just did that.
(ジョーイ、今そんなことするなんて信じられない。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
I can’t believe you ~ は「あなたが〜するなんて信じられない」と、相手の行動への驚きと抗議を表す言い方です。just は「たった今」で、did that は直前の行動全体を指しています。何をされたかを言い直さなくても、that の一語で伝わる形です。
「Mine was by accident!」と、わざとではないと言い返す
抗議したレイチェルは、今度はジョーイが読んでいる本の結末を口にします。ジョーイはすぐに言い返します。
Joey: Hey! Mine was by accident!
(おい!俺のはわざとじゃなかったぞ!)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
by accident は「偶然に」「うっかり」という意味で、反対の言い方は on purpose(わざと)です。accidentally と1語で言うこともできます。Mine は「俺の(言ってしまった分)」を指していて、自分の場合は意図していなかった、という主張になります。裏を返すと、ジョーイの言い分では、レイチェルのほうは承知のうえで言った、ということになります。
言い合いはさらに続き、ジョーイが本当なのかと聞き返し、チャンドラーがレイチェルに確かめます。そこへロスが、ジョーイの問いをこう言い直します。
Ross: Joey’s asking if you’ve just ruined the first book he’s ever loved
(ジョーイが聞いてるのは、こいつが初めて好きになった本を、今きみが台無しにしたのかってことさ)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
~ is asking if … は「〜は…かどうかを聞いている」と、人の質問を言い直すときの形です。ここで、冒頭でレイチェルが使った ruin が、今度はロスの口から出てきます。レイチェルの I can’t believe you just did that. と同じく、you’ve just ruined の just も「たった今」を表しています。the first book he’s ever loved は、現在完了の ever を使って「これまでで最初に好きになった本」と、その本の特別さを表しています。
「Then why would you say that?」と、理由を問いただす
レイチェルは、ジョーイが読んでいる本について言ったことを否定します。するとジョーイは、こう問いかけます。
Joey: Then why would you say that?
(じゃあ、なんでそんなこと言ったんだよ?)
Rachel: Because… I wanted to hurt you.
(だって……傷つけたかったから。)
Friends Season3 Episode13(The One Where Monica and Richard Are Just Friends)
Then は「それなら」で、相手の答えを受けて次の問いにつなげる言葉です。why would you ~? は、why did you ~? と比べて「どうしてわざわざ〜するのか」という納得のいかない気持ちが乗りやすい聞き方です。would が入ることで、相手の行動の理由が分からない、というニュアンスが加わります。say that の that は、直前にレイチェルが口にした内容を指しています。
レイチェルの I wanted to hurt you. は、「傷つけたかった」とそのまま理由を答える一言です。hurt は体だけでなく気持ちを傷つける意味でも使われ、ここでは後者の意味です。理由を聞かれて Because… と言葉を区切ってから答えている点も、英文から読み取れます。止める、抗議する、言い返す、理由を聞く、という4つの段階が、この短い言い合いの中にそろっています。
まとめ|結末をめぐる言い合いの英語
you’re going to ruin it で止め、I can’t believe you just did that. で抗議し、by accident で言い返し、Then why would you say that? で理由を問う流れを見てきました。結末を先に言われそうなときにも使える言い方です。
『フレンズ』の言い合いの英語を、これからも一緒に味わっていきましょう。
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