「Something personal?」と探りを入れられたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E15で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Something personal?」と探りを入れられたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第15話には、相手の様子に触れる問いかけ、やり方を指摘されたときの弁明、相手の予想を受けて返す相づちが出てきます。いずれも、短い言葉で距離を測るやり取りです。

探りを入れる言い方と、それを受け止める側の英語を、台詞に沿って順に見ていきます。三つのやり取りは、いずれも短い会話です。言葉の選び方で、場の空気がどう変わるのかにも注目します。

目次

「Something personal?」相手の様子に触れる問いと、突っぱねる返し

最初の場面では、一方が相手に呼びかけながら、様子に触れる言葉を重ねます。もう一方の返事は短く、そこで話は切り上げられます。

— You seem a little keyed up, Madeleine.
(少し気が立っているように見えるけれど、マデリン。)
— Something wrong?
(何かあった?)
— Something personal?
(個人的なこと?)
— None of your business.
(あなたには関係ありません。)
— Okay.
(わかった。)
The Mentalist Season3 Episode15 (Red Gold)

keyed up は、緊張や興奮で気持ちが高ぶっている状態を指します。You seem ~ は「〜のように見える」と、断定を避けて観察を伝える形で、a little がそこに「少し」という幅をもたせています。名前を添える呼びかけは、相手に直接向けた言葉であることをはっきりさせます。

続く Something wrong? と Something personal? は、どちらも Is there が落ちた短い疑問文です。wrong で「何か具合の悪いこと」を、personal で「個人的な事情」を尋ねています。踏み込む範囲が一段ずつ狭くなり、相手の内側に近づいていく並びです。

返事の None of your business. は、「あなたには関係ない」と、立ち入りをはっきり断る表現です。親しくない相手や場面によっては、きつく響くことがあります。最後の Okay. は、それ以上聞かずに引き下がることを示す短い返事です。

「It’s like getting frisked at the airport.」やり方を指摘されたときの弁明とたとえ

別の場面では、事件の関係者に話を聞いたあとのやり取りが出てきます。聴取の進め方について、一方が指摘し、もう一方が理由を述べます。

— There was no reason to treat her disrespectfully.
(彼女に失礼な態度を取る理由はなかったはずです。)
— I was probing her. A certain amount of disrespect is necessary. It’s, uh…
(探りを入れていたんです。ある程度の失礼は必要でして。それは、その……)
— It’s like getting frisked at the airport.
(空港で身体検査を受けるようなものですよ。)
— Probing. All right.
(探り、ですか。わかりました。)
The Mentalist Season3 Episode15 (Red Gold)

指摘の There was no reason to ~ は、「〜する理由はなかった」と、行動の必要性を否定する形です。treat ~ disrespectfully は「〜を失礼に扱う」という意味で、副詞の disrespectfully が扱い方に焦点を当てています。

弁明の probing は、相手に探りを入れる、つまり反応を引き出す目的で踏み込んで聞くことを指します。A certain amount of ~ is necessary. は、「ある程度の〜は必要だ」という形です。失礼さそのものを認めたうえで、それが必要な範囲に収まっていると主張する言い方になっています。

続く行に出てくる getting frisked は、衣服の上から身体を調べられることです。ここでは、空港での検査を引き合いに出して、探りを入れる行為を説明しています。作中のたとえとして読めば、不快に感じる人がいても手順としては必要、という理屈の組み立てです。最後の Probing. All right. は、直前に出た probing という語をもう一度口にして、All right. で区切る形です。

「I bet there is.」相手の予想を受けて返す

三つ目は、同じやり取りの少しあと、次の動きの話が出たところです。一方が、降ろしてほしい場所の見当を挙げます。

— I bet there’s a good diner in town where you can drop me off.
(町にいい食堂がありそうだ。そこで降ろしてくれればいい。)
— I bet there is. Why don’t I do that?
(ありそうですね。そうしましょうか。)
— Tell a lot about a place by the quality of the eggs.
(卵の出来で、その土地のことはよく分かる。)
The Mentalist Season3 Episode15 (Red Gold)

I bet ~ は、「きっと〜だろう」と推測を伝える形です。bet は賭けを意味する語ですが、この形では、確信に近い見込みを述べています。diner は、手軽な食事を出す食堂のことです。drop me off は「私を降ろす」で、車などで送ったあと、目的地で降ろしてもらうことを頼む表現にあたります。where you can ~ の部分が、降ろしてもらう場所の条件を示しています。

返事の I bet there is. は、相手の I bet there’s をそのまま受けて、同じ見込みを返す形です。同意を示す短い言い方で、続く Why don’t I do that? は「そうしましょうか」と、提案を引き受ける申し出になっています。

最後の Tell a lot about a place by the quality of the eggs. は、主語の You と can が落ちた話し言葉の形です。話し言葉では主語が省かれることがあります。ここでは、土地の様子を卵の質から判断できる、という考えが語られています。

まとめ|探りを入れる言い方と受け止め方

You seem a little keyed up で様子に触れ、It’s like getting frisked at the airport でやり方の理由を説明し、I bet there is で相手の見込みを受ける流れを見てきました。探る側も受ける側も、短い言葉で距離を測っています。

どの場面でも、問いと返事の長さや形が対になっている点に注目しながら観ると、会話のやり取りがより見えやすくなります。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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