「But why me?」と聞かれたら、何と答える?仕事を頼む理由を伝える英語|『BONES』S05E16で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「But why me?」と聞かれたら、何と答える?仕事を頼む理由を伝える英語|『BONES』S05E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード16は、ブースとブレナンが「本当の最初の事件」をスイーツに語る回想の回です。今回は、2004年当時の回想の中で、ブレナンがアンジェラに初めて仕事を頼む場面を起点に、「なぜ私に?」と聞かれたときの答え方を読み解きます。

頼みごとをすると、相手から理由を尋ねられることがあります。そこで何を伝えれば相手が納得するのか、二人のやりとりにはそのヒントが詰まっています。

目次

頼まれたことを確かめる、条件を添えて答える

2004年の回想の場面です。当時のアンジェラは、公園で似顔絵を描いている画家でした。そこへブレナンが訪ねてきて、ベンチに並んで話を切り出します。

Angela: So, you want me to do a-a caricature.
(つまり、私に似顔絵を描いてほしいってこと。)

Brennan: Yes. But an accurate one. It’s for my work.
(ええ。ただし正確なものを。仕事に使うの。)

BONES Season5 Episode16 (The Parts in the Sum of the Whole)

So, you want me to …は、相手の頼みを自分の言葉で言い直して確かめる言い方です。文末を上げずに言うと「つまり〜ってことね」という確認の響きになります。

caricatureは特徴を大げさに描く似顔絵のことです。それを頼みながら「ただし正確に」と条件を付けるところに、ブレナンらしいずれがあります。It’s for my work.と目的を短く添えることで、遊びではなく仕事の依頼だと伝わってきます。

「But why me?」に、理由と条件で答える

依頼の詳しい事情を聞いて戸惑ったあと、アンジェラは一番の疑問を口にします。

Angela: But why me? I mean, we’ve only known each other a month.
(でも、なんで私なの?だって、知り合ってまだ1か月よ。)

Brennan: Well, I interacted with you at your art exhibit because I was very impressed with your command of underlying structure. You will be paid.
(あなたの展覧会で話しかけたのは、骨格をとらえる腕前に強く感心したからよ。報酬は支払うわ。)

Angela: I’m in. I’m saving to go back to Paris.
(乗った。パリに戻るためにお金をためてるの。)

Brennan: How much do you have saved up so far?
(今までにいくらたまったの?)

BONES Season5 Episode16 (The Parts in the Sum of the Whole)

But why me?は「なんで私なの?」と、自分が選ばれた理由を尋ねる短い決まり文句です。続くI meanで、なぜそう思うのかを言い足しています。

ブレナンの答えは、二つの要素でできています。一つはI was very impressed with …で、相手の仕事のどこに感心したのかを具体的に伝える部分です。もう一つはYou will be paid.で、引き受けた場合の条件をはっきりさせる部分です。「あなたの腕を見込んだ」という理由と、「ただ働きではない」という条件がそろっているため、アンジェラはその場で引き受けます。

引き受けの返事に、パリへ戻る資金をためているという自分の事情を続けるのも自然な流れです。そこへ貯金の額をそのまま尋ねるブレナンの返しには、言葉をまっすぐ受け取る彼女らしさが表れています。

日常で同じように聞かれたときは、次のような答え方ができます。

伝えること 言い方の例 意味
腕を見込んだ理由 I’ve seen your work, and it’s really good. あなたの仕事を見て、すごくいいと思ったの
ほかにいない理由 You’re the only one I know who can do this. これができる知り合いはあなただけなんだ
条件 Of course, I’ll pay you for your time. もちろん、手間の分はお支払いします

次の仕事を申し出るとき

その後、チームはFBIの仕事から外されることになります。それを知ったアンジェラは、パリ行きの夢が遠のいたと嘆きます。

Angela: Now, I’m never going to make it to Paris.
(これでもう、パリには行けないわね。)

Brennan: Angela, I can offer you steady employment reconstructing ancient remains and tombs and digs.
(アンジェラ、あなたに安定した仕事を用意できるわ。古代の遺骨や墓、発掘現場の復元の仕事よ。)

Angela: Really?
(ほんとに?)

BONES Season5 Episode16 (The Parts in the Sum of the Whole)

I can offer you …は、仕事や条件を相手に申し出るときの言い方です。steady employmentは「安定した雇用」という少し硬めの表現で、ブレナンのきちんとした話し方がよく出ています。パリ行きが遠のいたというアンジェラの事情を受けて、最初の依頼のときと同じく具体的な仕事の中身を添えて申し出ているのが分かります。

まとめ|理由と条件をそろえて頼む

So, you want me to …で頼みを確かめ、But why me?で選ばれた理由を尋ねるやりとりを見てきました。答える側は、I was very impressed with …で相手を選んだ理由を伝え、You will be paid.で条件を示しています。理由と条件がそろうと、頼みごとは一気に通りやすくなることが見えてきます。

アンジェラとブレナンの出会いの頃のやりとりを思い浮かべながら、『BONES』の英語を楽しんでいきましょう。

同じ回のフレーズ記事やほかのコラムからも、2004年の回想の英語をたどることができます。

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