海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン7エピソード3には、捜査で話を聞くことになった相手の髪に、小さな剣(a tiny sword)が引っかかっている場面があります。それを教える声、「取れた?」と聞き返す声、「まだ」と返す声が、短いひと言でテンポよく続きます。今回は、Did I get it? と聞かれたときの返し方と、髪や顔についたものを教える英語を読み解きます。
相手の顔や服に何かついていると気づいたとき、どう切り出すかで少し迷うのは、日本語でも同じです。
「By the way」で切り出して、ついているものを教える
おもちゃを試す部屋で話を聞き始めたところで、こんな声が入ります。
— By the way, you have a tiny sword in your hair.
(ところで、髪に小さな剣がついてる。)BONES Season7 Episode3 (The Prince in the Plastic)
By the way は「ところで」と、話の途中で別のことを差し込むときの前置きです。本題とは関係のないことだと示せるので、身だしなみのような言いにくいことも切り出しやすくなります。You have ~ in your hair. で「髪に〜がついている」。何がついているか分からないときは something を使います。
| 伝えたいこと | 英語 |
|---|---|
| 髪に何かついている | You have something in your hair. |
| 顔に何かついている | You have something on your face. |
| 歯に何か挟まっている | You have something in your teeth. |
| 服にしみがある | There’s a stain on your shirt. |
髪や歯のように「中に入り込む」ものは in、顔や服の「表面」につくものは on が基本です。人前で伝えるときは Just so you know,(念のため言っておくと)と前置きしたり、声を落としたりすると、角が立ちにくいとされています。
「Did I get it?」と聞かれたら
教えられた相手とのやり取りは、こう続きます。
— Oh, yeah. Oh. Yeah.
(ああ、そうか。ああ、うん。)— Did I get it?
(取れた?)— No.
(ううん。)— No.
(ううん。)— It’s really stuck in there.
(すごく引っかかってる。)— It’s right there.
(すぐそこ。)— No.
(違う。)— You can’t find it? It’s right there.
(見つからない?すぐそこだって。)BONES Season7 Episode3 (The Prince in the Plastic)
Did I get it? の get は「取る・取り除く」で、「取れた?」と確かめる言い方です。答えは No. のひと言でも通じますが、It’s really stuck in there.(すごく引っかかってる)のように様子を添えると親切です。right there の right は「ちょうど・すぐ」を強める語で、「まさにそこ」と場所を示します。少し前、同じ部屋で名前の挙がった人を示すときにも、同じ形が使われています。
— That’s him right there.
(あそこにいるのが、その人。)BONES Season7 Episode3 (The Prince in the Plastic)
| 状況 | 返し方 |
|---|---|
| 取れた | Yes, you got it. / It’s gone. |
| まだ残っている | No, it’s still there. / Not yet. |
| 惜しい | Almost. A little to the left. |
| 代わりに取る | Here, let me get it. / Hold still. |
「Get it?」は「分かった?」にもなる
別の場面では、生まれてくる子どもとうまくつながれるか不安だという声に、冗談まじりの返事があります。
— Okay, you connect with me, right?
(じゃあ、こっちとはつながってるでしょ?)— You know I do.
(分かってるでしょう。)— Okay, our child is half of me, so at the very least, you can connect with the me half.
(よし、子どもの半分はこっちなんだから、少なくともその半分とはつながれる。)— Get it, right?
(分かる?ね?)BONES Season7 Episode3 (The Prince in the Plastic)
ここでの Get it? は「(冗談の意味が)分かる?」。get には「理解する」の意味もあり、Got it.(了解)や I don’t get it.(分からない)もよく使われます。Did I get it? も、クイズのあとなら「合ってた?」の意味になります。どちらの get かは、場面で読み分けるのが分かりやすい方法です。
まとめ|「取れた?」への返事は様子を添えて
今回は『BONES』シーズン7エピソード3から、By the way で切り出して You have ~ in your hair と教える言い方、Did I get it? への No. や It’s right there. の返し方、「分かる?」の Get it? までを読み解きました。短いひと言でも、様子を添えるだけで伝わり方が変わります。
次回も『BONES』と一緒に、場面に合ったひと言を学んでいきましょう。
同じエピソードの他のコラムでは、play と play with の違いや、おもちゃの組み立てに手こずる場面の英語も扱っています。


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