「be supposed to」と「should」はどう違う?決まりと自分の判断を言い分ける英語|『BONES』S07E09で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「be supposed to」と「should」はどう違う?決まりと自分の判断を言い分ける英語|『BONES』S07E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン7エピソード9では、学術誌に載る予定だったアラストの論文をめぐって、「まだ誰にも言ってはいけない」「言わないはずだったのに」という言葉が行き交います。一方でブレナンは、自分の判断を「〜すべきではなかった」と振り返ります。今回は、どちらも「〜はず」「〜べき」と訳されやすい be supposed to と should の違いを、作中のやり取りから読み解きます。

2つを分ける手がかりは、「誰が決めたことなのか」です。そこに目を向けると、使い分けがすっきり見えてきます。

目次

「be supposed to」は、決まりや約束を表す

研究所では、掲載前の学術誌の刷りを前に、こんなふうに口止めされます。

— No one is supposed to see this yet.
(これはまだ、誰も見てはいけないことになってる。)

— You can’t tell anyone.
(誰にも言っちゃだめだよ。)

BONES Season7 Episode9 (The Don’t in the Do)

be supposed to 〜 は「(決まりや約束で)〜することになっている」という意味です。ここでは、雑誌が出るまで中身を外に出さないという決まりが前提にあります。話し手自身の考えというより、外から決められた約束事を伝えている点がポイントです。続く You can’t tell anyone. は、その決まりを相手への禁止として言い直したひと言と言えます。

その後、研究所でアラストに「おめでとう」と声がかかると、やり取りはこう続きます。

— You weren’t supposed to tell anyone.
(誰にも言わないことになっていたのに。)

— I didn’t.
(言ってないよ。)

— Well, she’s my wife, so… that doesn’t count.
(まあ、妻だからね…数には入らないよ。)

BONES Season7 Episode9 (The Don’t in the Do)

過去形の否定 weren’t supposed to は「〜しないことになっていたのに」で、約束が守られなかったことへの抗議になります。「妻だから数に入らない」という言い訳が返り、やり取りは冗談めいた調子で続きます。予定について The meeting is supposed to start at ten.(会議は10時に始まることになっています)のように言うこともでき、どれも話し手の外にある取り決めを伝えている点が共通しています。

「should have」と「was supposed to」の違い

後半、スパに来ていたブレナンは、一人にしてきたアラストのことが気にかかります。

Brennan: I shouldn’t have left Mr. Vaziri alone.
(ミスター・ヴァジリを一人にしておくべきではなかった。)

— He hasn’t been doing his best work lately.
(このところ、本来の仕事ぶりではないから。)

— Oh, he’ll be fine.
(大丈夫、彼なら平気だって。)

BONES Season7 Episode9 (The Don’t in the Do)

shouldn’t have + 過去分詞 は「〜すべきではなかった(のに、してしまった)」という後悔です。ここで判断しているのはブレナン自身で、誰かに決められた約束ではありません。

その後、遅くまで残っていたことを声をかけられたアラストは、時間を忘れていたと答えます。やがて論文の話になり、こんな言葉が出てきます。

Arastoo: I wasn’t supposed to tell anyone, but I told everyone. And then my parents told everyone, and they told everyone.
(誰にも言わないはずだったのに、みんなに話してしまって。それから両親がみんなに話して、その人たちがまたみんなに話したんです。)

BONES Season7 Episode9 (The Don’t in the Do)

was supposed to は「(決まりや予定では)〜するはずだった」で、but を続けると「実際は違った」という流れになります。決まりに反したことを言うなら was supposed to、自分の判断を悔やむなら should have と考えると区別しやすくなります。日常の使い分けは次のように整理できます。

言い方 誰の考えか 例
be supposed to 決まり・予定・周りの期待 You’re supposed to take your shoes off here.(ここでは靴を脱ぐことになっています)
should 話し手の判断・助言 You should take your shoes off.(靴を脱いだほうがいいですよ)
was supposed to 過去の予定 The train was supposed to arrive at nine.(電車は9時に着くはずでした)
should have 過去の判断への後悔 I should have left earlier.(もっと早く出るべきでした)

should は話し手自身の考えを、be supposed to は話し手の外にある決まりや予定を伝える言い方とされています。

まとめ|「誰が決めたか」で選ぶ2つの「はず」

今回は『BONES』シーズン7エピソード9から、決まりや約束を表す be supposed to、予定どおりにいかなかったことを表す was supposed to、話し手の判断を表す should と後悔の should have を読み解きました。決まりなのか自分の考えなのかを意識すると、「〜はず」「〜べき」を英語で言い分けやすくなります。

論文をめぐる口止めと後悔の言葉に注目しながらこの回を観返すと、2つの違いがより身近に感じられます。

このエピソードでは、服選びの意見の伝え方や、スパで受けるケアの英語もコラムで扱っています。

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