「failing」と「flaw」はどう違う?短所・欠点を言い分ける英語|『BONES』S08E11で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「failing」と「flaw」はどう違う?短所・欠点を言い分ける英語|『BONES』S08E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード11の終盤には、ブースとブレナンが2人で話す場面があります。ブレナンが、自分の短所を子どもに受け継がせたくないと打ち明けたことから、話は相手の短所へと移っていきます。そこで何度も出てくるのが failings という語です。

「短所」「欠点」を表す英語には、failing のほかに flaw もあります。似ている2語の違いを、作中のやり取りと合わせて整理します。

目次

「failings」は、人柄や行いの至らないところ

場面は、ブースがブレナンをほめる一言から始まります。

Booth: You know that was really nice of you to let Clark have his moment, Bones.
(なあ、クラークに見せ場を譲るなんて、本当に優しいじゃないか、ボーンズ。)

— Well, I’m a very nice person.
(まあ、とても優しい人間だから。)

BONES Season8 Episode11 (The Archaeologist in the Cocoon)

このあとブレナンは、自分の短所を子どもに受け継がせたくないと話し、ブースはそう気づけたことを Thumbs-up という言い方でほめます。すると、話の向きが変わります。

— You should make a similar effort.
(そっちも同じ努力をしたほうがいい。)

— What?
(え?)

— Not to pass on your failings.
(自分の短所を受け継がせないように。)

— Whoa, whoa, whoa.
(おいおい、ちょっと待って。)

— What do you mean? What failings?
(どういう意味?短所って何のこと?)

— Oh, it’s time for bed.
(あ、もう寝る時間。)

— Now, wh-what failings?
(いや、た、短所って何の?)

BONES Season8 Episode11 (The Archaeologist in the Cocoon)

名詞の failing は「人柄や行いの至らないところ」を指す語で、このように複数形 failings で使われることが多いとされています。What failings? は「短所って何?」と、心当たりがないときに聞き返す言い方です。答えが返らないまま話が切り替わるので、聞き返しが繰り返される流れが読み取れます。

「flaw」との違いは、何に目を向けるか

flaw は「傷」「ひび」のイメージを持つ語とされ、性格のほか、計画・製品・議論の欠陥にも広く使われます。一方の failing は、人の性格や振る舞いについて使うのが中心です。

語 意味の中心 主な対象 例
failing 人柄や行いの至らない点 人 We all have our failings.
flaw 本来の形からの欠け・傷 人・物・計画 There’s a flaw in the plan.
weakness 弱いところ・つい手が出るもの 人 Chocolate is my weakness.

failing は「責めるほどではないが、直せたらいい点」という響きを持つことが多いとされます。flaw は a character flaw(性格上の欠点)のように人にも使えますが、a design flaw(設計上の欠陥)のように物に使えるのが failing との大きな違いです。迷ったときは、人の振る舞いの話なら failing、物や計画にも当てはまる「欠け」の話なら flaw、と考えると整理しやすくなります。

短所と、ちょっとした好みの境目

もう寝る時間、という声のあと、話は寝る支度へ移ります。その声かけと入れ替わるように、思い当たることを確かめる問いが続きます。

— You know. We’re gonna have a bath.
(分かるでしょ。さあ、お風呂に入ろうね。)

— We’ll get your jammies on.
(パジャマを着ようね。)

— What, is this because I won’t walk under ladders?
(え、はしごの下をくぐらないこと?)

BONES Season8 Episode11 (The Archaeologist in the Cocoon)

英語圏には、はしごの下をくぐると縁起が悪いという言い伝えがあるとされます。さらに、こんな問いも出てきます。

— Oh. What is it, my sweet tooth?
(あ、じゃあ何、甘いもの好きなところ?)

BONES Season8 Episode11 (The Archaeologist in the Cocoon)

have a sweet tooth は「甘いものに目がない」という意味です。こうした好みは failing というより、表の weakness に近いものです。I have a weakness for sweets.(甘いものに弱い)のように使えます。短所を直す話が、縁起担ぎや甘いもの好きといった小さな習慣や好みの話にずれていくのが面白いところです。

まとめ|failing と flaw の使い分け

failing は人柄や行いの至らないところで、複数形 failings でよく使われます。flaw は人にも物にも使える「欠け・傷」、weakness は弱いところや目がないものです。3語の違いを押さえると、自分や相手の短所を話すときの言葉選びに迷いにくくなります。

ドラマの会話を観ながら、どの語が選ばれているかに目を向けると、使い分けの感覚がつかめてきます。

同じエピソードの他のコラムでは、「聞かなきゃよかった」と思ったときの英語や、赤ちゃんと遊ぶ「いないいないばあ」の英語を扱っています。

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