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『メンタリスト』シーズン7第13話には、仕事の切り替わりの時期、やることの少なさ、することを求める言い方など、手が空いている近況に関わる短い台詞がいくつか出てきます。
手が空いている近況は、言い方によって重くも軽くもなります。三つの場面に出てくる一言をもとに、切り替わりの時期の言い方、比例を表す構文、することを求める言い方を、例文も交えながら順に整理していきます。
「Old job’s over. New job hasn’t begun.」、仕事の切り替わりの時期を言う
作中には、仕事の切り替わりの時期を、二つの短い文で言い表す台詞があります。
— Old job’s over. New job hasn’t begun.
(前の仕事は終わった。新しい仕事は始まっていない。)
The Mentalist Season7 Episode13 (White Orchids)
Old job’s over. の ‘s は、is と has のどちらの短縮形にもなります。ここでは over が続くため、is の短縮形で、over は「終わっている」状態を表します。
New job hasn’t begun. の hasn’t は has not の短縮形で、現在完了の否定です。「始まっていない」という、今の状態を伝えています。
二つの文を並べると、終わったことと、始まっていないことが対になります。どの仕事の話かを細かく言わなくても、仕事の切り替わりの時期にいることは伝わります。
ここから先は、作中にない例文です。切り替わりの時期を伝える形を並べます。
| 例文 | 響き |
|---|---|
| I’m between projects right now. | 案件の切り替わりの時期だと伝える形 |
| Things are quiet at the moment. | 仕事が落ち着いていると伝える形 |
| My last project wrapped up. | 前の案件が終わったと伝える形 |
between jobs という言い方もありますが、仕事を探している状態を指す場合があります。職場での近況には、between projects のように範囲を絞った形が合う場面もあります。
「The less I have to do, the more coffee I drink.」、少ないほど増える
別の場面には、やることの少なさと、コーヒーの量を結ぶ台詞が出てきます。
— The less I have to do, the more coffee I drink.
(やることが少なくなるほど、コーヒーの量が増える。)
The Mentalist Season7 Episode13 (White Orchids)
the less ~, the more ~ は、the + 比較級 ~, the + 比較級 ~ の形で、「〜であるほど、〜になる」という比例関係を表します。less は little の比較級にあたり、「より少ない」という意味です。
the less I have to do は、I have to do が less の中身を説明する形で、「しなければならないことが少ないほど」という意味になります。後半の the more coffee I drink では、more が coffee を修飾して「より多くのコーヒー」を表し、「飲むコーヒーが増える」と続きます。前半と後半にそれぞれ the + 比較級 を置くのが、この形の基本です。
やることが減るとコーヒーが増える、という組み合わせは、軽い冗談としても聞こえる形です。ただし、冗談として響くかどうかは声の調子にもよるため、文字だけでは断定できません。
ここから先は、作中にない例文です。同じ形の使い方を並べます。
| 例文 | 意味 |
|---|---|
| The more I practice, the better I get. | 練習するほど、上達する |
| The earlier we leave, the less traffic we’ll hit. | 早く出るほど、渋滞が少なくなる |
前半を the less、後半を the more にそろえると、減る・増えるの対比がはっきりします。前半と後半の語を入れ替えれば、同じ形で別の関係も言い表せます。
「Something to keep me busy.」、することを求める
さらに別の場面には、短い確認と了承のやり取りの中で、することがあるのはありがたい、と理由を添える一言があります。
— You sure?
(本当に?)
— Oh, yeah. Yeah.
(ああ、うん。うん。)
— Yeah. Something to keep me busy.
(ああ。忙しくしていられるしね。)
— Okay. Thanks.
(わかった。ありがとう。)
The Mentalist Season7 Episode13 (White Orchids)
You sure? は、Are you sure? の Are を省いた短い確認です。話し言葉では、このように文頭を省いて語尾を上げ、質問にする形が使われます。
Something to keep me busy. の something to ~ は、「〜するためのもの」という意味です。keep me busy は keep + 人 + 形容詞 の形で、「私を忙しい状態にしておく」という意味になります。文の形にせず、名詞のまとまりだけを置いた短い一言です。
something to ~ の to のあとには動詞が入ります。something to eat(食べるもの)や something to read(読むもの)のように、「〜するためのもの」を作る形です。
Oh, yeah. Yeah. のように Yeah. を重ねると、肯定をはっきり伝える響きになります。Okay. Thanks. は、了承のあとに礼を一言添える形です。どちらも、相手の言葉を軽く受ける短い返事です。
ここから先は、作中にない例文です。することを求める形を並べます。
| 例文 | 響き |
|---|---|
| I’d like something to keep me busy this week. | 今週することがほしいと伝える形 |
| Give me something to do. | することを回してほしいと頼む形 |
| I need something to keep my hands busy. | 手を動かせるものがほしいと伝える形 |
busy は「忙しい」という意味ですが、keep ~ busy の形では、何かに取り組んでいる状態にしておく、という使い方になります。忙しさを嘆く言い方とは向きが逆で、することを求める言い方として働きます。
まとめ|手が空いている近況を、短い形で伝える
仕事の合間の近況は、Old job’s over. New job hasn’t begun. のように、終わったことと始まっていないことを並べて伝えられます。the less ~, the more ~ で比例を軽く言い表し、Something to keep me busy. ですることを求める形も確認できました。
次回も『メンタリスト』と一緒に、英語の言い回しを学んでいきましょう。
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