「He’s not in」と「He’s out of the office」はどう違う?|『メンタリスト』S07E13で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「He's not in」と「He's out of the office」はどう違う?|『メンタリスト』S07E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン7第13話には、職場にかかってきた電話を取り次ぐ場面があります。本人を呼んでほしいと頼まれ、不在を伝える言い方がひと続きのやり取りの中に二通り出てくる点が目を引きます。

「いない」と伝える言い方が違えば、電話の相手に伝わる内容も変わります。二つの言い方の違いと、伝言を持ちかけられたときの受け方を、作中のやり取りをもとに順に整理していきます。

目次

「He’s not in」で、取り次ぎに「いない」と返す

作中には、電話で人を呼び出してほしいと頼まれ、不在を告げる短いやり取りがあります。

— Patrick Jane, please.
(パトリック・ジェーンをお願いします。)
— I’m sorry, he’s not in.
(申し訳ありませんが、彼はおりません。)
The Mentalist Season7 Episode13 (White Orchids)

前半は、名前のあとに please を添えるだけで、その人への取り次ぎを頼む形です。「〜さんをお願いします」にあたる短さで、文の形にしなくても用件が伝わります。

返事の he’s not in では、in が「その場所にいる」という意味で使われています。not in はその否定で、「いない」という事実だけを伝える形です。どこにいるのか、いつ戻るのかには触れていません。

冒頭の I’m sorry は、頼みに応えられないことを、先にわびてから伝える前置きとして働きます。

ここから先は、作中にない例文です。電話を受ける場面で使える形を並べます。

例文 響き
She’s not in. 「いない」と事実だけを伝える短い形
He’s not in right now. right now を足して、今はいないと伝える形
He’s in a meeting. 会議中という理由を添え、取り次げないことをにおわせる形

not in は、理由や期間を足さなくても成り立つ短い形です。あとに理由を添えるかどうかは、場面や相手との距離で決まります。

「out of the office for a while」で、しばらく不在だと伝える

同じ電話のやり取りの少しあとには、しばらく不在だと伝える箇所があります。

— Just wanna do a quick follow-up. Is he available?
(手短にフォローアップしたいだけなんです。彼は対応できますか?)
— I’m afraid, uh, you’ll have to wait a few days. He’s out of the office for a while.
(あいにく、えー、数日お待ちいただくことになります。彼はしばらくオフィスを離れています。)
The Mentalist Season7 Episode13 (White Orchids)

先ほどの he’s not in とは、不在の伝え方が別の形になっています。He’s out of the office for a while. では、out of the office が「職場の外にいる」ことを表し、for a while が「しばらくのあいだ」という期間を添えています。

その前の I’m afraid, uh, you’ll have to wait a few days. は、待ってもらうことを伝える一文です。I’m afraid は、相手にとって望ましくない知らせを切り出すときの前置きとして使われます。you’ll have to ~ は「〜してもらうことになる」、a few days は待つ長さの目安です。

質問の Is he available? は、本人が対応できるかをたずねる形です。available は、都合がついて応じられる状態を表します。wanna は want to の話し言葉の形で、くだけた調子を添えています。

二つの言い方を並べると、次のように整理できます。表の中の until Monday は、作中にない例文です。

言い方 伝わる内容 あとに足せる情報
He’s not in. いないという事実 理由(会議中など)
He’s out of the office. 職場の外にいること 期間(until Monday など)
He’s out of the office for a while. 職場の外にいて、しばらく戻らないこと 待つ長さ(a few days など)

丁寧さの優劣というより、伝わる情報の量の違いです。not in は事実だけを短く伝え、out of the office for a while は職場を離れていることと期間まで伝えます。電話の相手が次にどう動くかを考えると、期間まで聞けたほうが段取りを組みやすくなります。

「take a message」と「No need」で、伝言の申し出に応じる

同じ電話のやり取りのさらに少しあとには、伝言の申し出と、それに続く短い返事が出てきます。

— I can, uh, take a message. Tell him you called.
(えー、伝言なら承れますよ。電話があったと伝えます。)
— No. No need.
(いえ。その必要はありません。)
— Okey-doke.
(オッケー。)
The Mentalist Season7 Episode13 (White Orchids)

I can take a message. の take a message は、「伝言を受ける」という意味です。頭に I can を置くと、「できますよ」とやわらかく申し出る形になります。続く Tell him you called. は前の I can を受けて主語を省いた短い形で、電話があったことを本人に伝えるという内容です。

そのあとに続く No. No need. は、「その必要はありません」という意味の短い言い方です。No need. だけでも通じますが、前に No. を置くと、はっきり断る響きになります。

さらに続く Okey-doke. は、okay をくだけた響きにした言い方で、「了解」と軽く受ける言葉です。軽い調子なので、改まった場面では Understood. のような言い方が選ばれることもあります。

ここから先は、作中にない例文です。電話を受けるときにも、かけるときにも使える形を並べます。

例文 使いどころ
May I ask who’s calling? 電話の相手の名前をたずねるとき
Would you like to leave a message? 伝言を残したいかをたずねるとき
No, that’s okay. Thank you. 伝言を丁寧に断るとき
Can I have him call you back? 折り返しの電話を頼むとき

伝言を断る返事は、No need. のように短く言い切る形と、No, that’s okay. のようにやわらげる形に分かれます。短いほど軽く聞こえる場合があるので、電話の相手との距離で選ぶことになります。

まとめ|不在の伝え方と伝言の受け方を、短い形で

He’s not in は、いないという事実だけを伝える言い方でした。He’s out of the office for a while は、職場を離れていることと期間まで伝えます。伝言の申し出には No need. で断り、Okey-doke. で軽く受ける流れも出てきました。

電話の受け答えの英語を、『メンタリスト』と一緒にこれからも学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面の英語を取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次