預かった友人の子のことで、親に一言いいたくなったときの英語|『モダンファミリー』S09E04で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 預かった友人の子のことで、親に一言いいたくなったときの英語|『モダンファミリー』S09E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン9第4話では、ミッチェルとキャメロンが、友人のペッパーとロナルドの子ライオネルを家に泊めます。一緒に過ごすうちに、ふたりはライオネルの服装や食事など、暮らしぶりが気になり始めます。

よその家の子育てのやり方に口を出すのは、気をつかう場面です。言うかどうか迷う段階から相手の答えを聞くところまで、この回の会話でたどります。

目次

「this is upsetting me」と気になることを口にする

ライオネルが泊まる部屋を案内されたとき、テレビでスポーツ番組が見られると聞いても、本人は筆記体の練習をすると答えます。そうした様子を見てきたキャメロンは、ミッチェルにこう話します。

Cameron: No, you know what, this is upsetting me.
(いや、あのさ、これはもやもやするよ。)

Cameron: He dresses the way they tell him to dress.
(着る服も、あのふたりに言われたとおり。)

Cameron: He eats what they tell him to eat.
(食べる物も、言われたとおりなんだ。)

Mitchell: I know.
(だよね。)

Modern Family Season9 Episode4 (Sex, Lies and Kickball)

this is upsetting me は進行形を使って、「今まさにこのことで気持ちが乱されている」と伝えます。It’s upsetting. と言うより、自分の感情として打ち明ける響きが強くなります。the way they tell him to ~ は「言われたとおりのやり方で〜する」という形で、Just do it the way I showed you.(私が見せたとおりにやってみて。)のように、日常の指示にも応用できます。

ミッチェルの I know. は「知っている」ではなく、「だよね」「分かる」と同意を示す相づちです。相手の話を受け止める短い一言として、会話の中で何度も使えます。

この直後、リリーは、ライオネルが自分に「ここに住めて幸運だね」と繰り返し言っていたことを明かします。それを聞いたキャメロンは、ライオネルは自分の家で楽しく過ごせていないのではないか、と受け取ります。ここから、ふたりの話は「親に何か言うべきか」へと移っていきます。

「I guess we are saying something」で切り出す

ふたりの間では、say something(何か言う、口を出す)と it’s not our place(自分たちが口を出すことではない)という正反対の考えが交わされます。ところが、ペッパーとロナルドのもとを訪ねたキャメロンは、いきなりこう言ってしまいます。

Cameron: You’re terrible parents.
(君たちはひどい親だ。)

Mitchell: Okay, so, I guess we are saying something.
(よし、じゃあ言うってことだね。)

Modern Family Season9 Episode4 (Sex, Lies and Kickball)

I guess we are ~ing は「どうやら〜することになったらしい」と、流れで決まった状況を受け入れる言い方です。迷っていたはずの話が一言で動き出したことを、ミッチェルはこの形で受け止めています。say something 自体は「意見を言う」という意味で、Should I say something?(何か言ったほうがいいかな?)のように、口を出すかどうか迷うときにも使われます。

ペッパーのほうも、話をそらすような返しをしたあと、自分からこう認めます。

Pepper: No, I’m deflecting! I feel the sickening threat of brutal honesty, and I’m wildly uncomfortable.
(いや、はぐらかしてるんだよ! 容赦ない本音が飛んできそうな嫌な予感がして、ものすごく居心地が悪いんだ。)

Cameron: Okay, well, here goes.
(じゃあ、言うよ。)

Modern Family Season9 Episode4 (Sex, Lies and Kickball)

deflect は、飛んできたものの向きを変えるところから、質問や批判をかわすという意味で使われます。brutal honesty は「容赦ない正直さ」で、耳の痛い本音を指す言い方です。Here goes. は、言いにくいことや思い切った行動に踏み出す直前の一言で、Well, here goes nothing.(よし、だめもとでやってみるか。)という形もあります。

「part of ~」「But it’s also about ~」で言い分を重ねる

キャメロンが切り出したあと、ミッチェルとキャメロン、ロナルドの間で子育てについての言い分がぶつかります。

Mitchell: Anyway, um, part of parenting is exposing your children to things that you value.
(とにかく、その、子育てには、自分が大切にしているものに子どもを触れさせることも含まれるよね。)

Mitchell: You know, art and culture and good food
(ほら、芸術とか文化とかおいしい料理とか)

Ronaldo: That’s exactly what we’re doing.
(まさにそれをやってるんだよ。)

Cameron: But it’s also about letting them figure out who they are, doing things that they want to do even though you don’t like ‘em.
(でも、子どもが自分がどんな人間かを見つけていけるようにすることでもあるんだ。親が好きじゃなくても、本人がやりたいことをさせてね。)

Mitchell: Yeah, he’s a kid.
(そう、あの子は子どもなんだ。)

Mitchell: He doesn’t want opera at bedtime and caviar on his eggs.
(寝る前にオペラを聴いたり、卵にキャビアをのせたりしたいわけじゃない。)

Mitchell: He He wants to play ball and eat Cheetos.
(あの子は、ボール遊びをしてチートスを食べたいんだよ。)

Modern Family Season9 Episode4 (Sex, Lies and Kickball)

part of ~ is … は「〜には…という面もある」と、相手の考えを一部認めながら話を始める形です。ロナルドの That’s exactly what we’re doing. はそれを受けた反論で、But it’s also about ~ が「でも〜でもある」と別の面を足します。

figure out who they are は「自分がどんな人間かを見つける」という意味です。figure out だけでも「答えを見つける」という句動詞で、I’m still figuring things out.(まだいろいろ模索中なんだ。)のように使えます。

そのあとキックボールで遊んだ場面を経て、ライオネル本人がはっきり答えます。

Lionel: Just so you know, I don’t care about kickball or Popsicles or any of that stuff.
(一応言っておくけど、僕はキックボールにもアイスキャンディーにも、そういうものには興味がないんだ。)

Lionel: I like how we live.
(僕は、うちの暮らし方が好きなんだ。)

Pepper: You do?
(そうなのかい?)

Ronaldo: Lionel, don’t feel pressured to say that if you don’t mean it.
(ライオネル、本心じゃないなら、無理にそう言わなくていいんだよ。)

Lionel: I mean it.
(本心だよ。)

Modern Family Season9 Episode4 (Sex, Lies and Kickball)

Just so you know は「一応言っておくと」と、相手が知らないかもしれないことを伝える前置きです。don’t feel pressured to ~ は「無理に〜しなくていい」、I mean it. は「本気で言っている」と気持ちを念押しする一言です。大人たちの言い分のあとに、子ども自身の言葉で話が着地するという場面です。

まとめ|よその家の子をめぐる言葉の運び方

this is upsetting me で気持ちを打ち明け、I guess we are saying something や Here goes. で切り出し、part of ~ と But it’s also about ~ で言い分を重ねる。最後の I mean it. まで、言いにくい話の進み方が英語でたどれます。

友人どうしの率直なやりとりは、『モダンファミリー』を観ながら拾うと覚えやすくなります。

親友どうしの気まずい再会や、離れて暮らす家族との連絡の英語は、同じ回のほかのコラムで扱っています。

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