「ひとりの時間がほしい」を伝えるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E07で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「ひとりの時間がほしい」を伝えるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第7話から、「ひとりの時間がほしい」という気持ちを伝える英語を取り上げます。仕事と2人の子どもの世話に追われるバーナデットは、ハワードには知られないように、ひとりで過ごす時間を作っています。

本人が自分の気持ちを話す言い方と、周りの人が事情を代わりに説明する言い方の両方が出てくるのが、この回の面白いところです。

目次

「a second to myself」「that hour to myself」

ハワードの家の裏庭で、仲間たちが子ども用の遊び小屋を組み立てている場面です。ハワードの冗談に、バーナデットは Funny. と短く返すだけでした。様子が気になったハワードが声をかけます。

Howard: You all right?
(大丈夫か?)

Bernadette: Sorry, I haven’t had a second to myself. So let me just go back inside, finish my report, brush my teeth, change out of my pajamas, make a sandwich and then I’ll come out here and laugh at your joke.
(ごめん、自分の時間が1秒もなかったの。だから家に戻って、報告書を仕上げて、歯を磨いて、パジャマを着替えて、サンドイッチを作って、それからここに戻ってあなたのジョークに笑うから。)

TBBT Season12 Episode07

haven’t had a second to myself は「自分だけの時間が少しもない」という意味で、second(1秒)を使うことで余裕のなさが強調されています。後半でやることを次々に並べ、最後に「それから笑う」と付け足すところに、冗談への皮肉もにじんでいます。

別の場面で、バーナデットはペニーに秘密を打ち明けます。

Bernadette: I’ve been telling Howie that I’ve had to work late the past couple nights, but really I’ve just been hiding out in Halley’s playhouse. Does that make me awful?
(ハウィーには、ここ2、3日は残業だって言ってるんだけど、本当はハレーの遊び小屋に隠れてただけなの。私ってひどい?)

Penny: Awful, no. Uh, strange, yes. Sad, a little, yes.
(ひどくはないよ。うーん、変ではあるね。ちょっと悲しいのも、うん。)

TBBT Season12 Episode07

hide out は「人目を避けてこもる」という意味です。Does that make me awful? は、自分の行動をどう思うかを相手に確かめる問いで、ペニーは awful、strange、sad と段階をつけて答えています。そのあとバーナデットは、理由をこう説明します。

Bernadette: I love my kids but that hour to myself just makes me feel human again.
(子どもたちのことは大好きよ。でも、あの1時間のひとりの時間で、また人間に戻れた気がするの。)

TBBT Season12 Episode07

makes me feel human again は「人心地がつく」に近い言い方です。I love my kids but と前置きすることで、家族への気持ちとひとりの時間がほしい気持ちを両立させています。

周りが事情を説明する「overwhelmed」「downtime」

遊び小屋の秘密は、やがてエイミーにも知られます。ペニーはエイミーに、バーナデットは家で feeling fried(くたくたになっている)だと事情を説明します。fried は「揚げられた」という字面から、疲れ切った状態を表す言い方として使われます。

一方、裏庭ではラージが、遊び小屋に誰かいると気づきます。

Howard: Oh, yeah, that’s just Bernadette. She’s been hiding out there all week.
(ああ、それはバーナデットだよ。今週ずっとあそこに隠れてるんだ。)

Raj: Really, why?
(本当に?なんで?)

Howard: Oh. I don’t know. She’s been a little overwhelmed at work, and frankly, me and the kids are a lot. She just needs some downtime.
(さあな。仕事でちょっと手一杯だし、正直、俺と子どもたちもなかなか手がかかる。ただ休む時間が要るんだよ。)

TBBT Season12 Episode07

overwhelmed は、やることや感情に圧倒されて手一杯な状態を表します。downtime は仕事や用事から離れて休む時間のことで、need some downtime の形で「ひと息つく時間が必要だ」と言えます。

ハワードは、バーナデットが隠れていることを知りながら、知らないふりをしていると話します。バーナデットのほうは気づかれていないと思っている、という食い違いが笑いを生んでいる場面です。

表現 誰の言葉か ニュアンス
haven’t had a second to myself 本人 自分の時間が少しもない
that hour to myself 本人 ひとりの時間で人心地がつく
feeling fried 友人 くたくたに疲れている
overwhelmed / need some downtime 夫 手一杯で、休む時間が要る

まとめ|ひとりの時間を言葉にする

今回は、a second to myself、that hour to myself、feeling fried、overwhelmed、need some downtime など、ひとりの時間がほしい気持ちを表す英語を見てきました。本人と周りの言い方を比べると、同じ事情の伝え方の幅が分かります。

『ビッグバン★セオリー』の夫婦と友人たちの会話から、忙しい毎日の英語が見えてきます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事も、あわせて読むと、場面ごとの英語のつながりが分かりやすくなります。

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