「I know this one」と「I knew that」はどう違う?問題に答えるときの英語|『BONES』S10E09で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「I know this one」と「I knew that」はどう違う?問題に答えるときの英語|『BONES』S10E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード9では、ブースが交通講習を受けている筋があり、講習の問題に答えるやり取りが何度か出てきます。今回は、その場面に出てくる I know this one と I knew that を比べてみます。

どちらも「知っている」を表す短い一言ですが、言うタイミングがまったく違います。クイズやテストの場面でそのまま使える言い方なので、違いをつかんでおくと会話に取り入れやすくなります。

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答える前に言う「I know this one」

物語の後半、道路標識の意味を問う問題が出たところで、すぐに答える声が上がります。

— Oh, I know this one. It’s A: Divided highway begins.
(あ、これ分かる。答えはA、「中央分離帯のある道路はここから」。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

I know this one. は、問題を見た瞬間に「これは分かる!」と答えを名乗り出る言い方です。this one は「今出ているこの問題」を指していて、ほかの問題は分からなくても、これなら答えられるという気持ちが込められています。前の Oh は、思い当たった瞬間の声です。

クイズ番組やゲームの場面では、似た言い方もよく使われます。

表現 意味 使う場面
I know this one! これは分かる! 答える直前
I got this. 任せて 自分が答えると宣言する
Don’t tell me! 言わないで! 自力で思い出したいとき
It’s on the tip of my tongue. ここまで出かかっている 思い出せそうで出ないとき

この答えには、すぐに別の答えだと言い返す声が続きます。「分かる」と言い切った答えが合っているとは限らない、というのもクイズの場面らしいところです。

答えを聞いたあとの「I knew that」

もう一つの「知っている」は、時制が過去になります。これより少し前、学校の近くの速度の上限を問う問題では、答えが示されたあとにこんな一言が続きます。

— I knew that.
(知ってたよ。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

I knew that. は「(答えを聞く前から)それは知っていた」という意味です。答えが出たあとに言うため、本当に知っていたのか、負け惜しみなのかは相手には分かりません。そのため、照れ隠しや強がりの一言として使われることが多いとされています。

似た形の I knew it! は「やっぱりね!」と、予想が当たったことを喜ぶ言い方です。that が「今聞いた答え」を指すのに対し、it は「自分の予想していたこと」を指す、と考えると区別しやすくなります。

たとえば友人に「その答え、Tokyo じゃなくて Kyoto だよ」と訂正されたら、Oh, right. I knew that.(あ、そうそう、知ってた)と返せます。強がりに聞こえるのを避けたいなら、Oh, I forgot.(忘れてた)や Good to know.(覚えておくね)と素直に返すのも一つの方法です。

「on this one」で「この件は」と範囲を区切る

道路標識の問題では、答えをめぐって意見が分かれます。矢印の向きを根拠に、自分が正しいと言い切る声があり、確認のやり取りのあとで答えが決まります。

— Based on the directionality of the arrows, I am correct.
(矢印の向きからすれば、私が正しい。)

— Okay, you’re sure about this?
(分かった。本当に確かなの?)

— Yes.
(ええ。)

— I’m gonna trust you on this one.
(じゃあ、これはそっちを信じるよ。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

trust you on this one の on this one は「この件に関しては」という範囲の区切りです。いつも任せるわけではないけれど、今回だけは信じてみる、という含みが出ます。You’re sure about this? は、決める前に相手の自信を確かめる定番の言い方です。仕事の場面でも、I’ll go with your idea on this one.(今回はあなたの案でいきましょう)や I’m with you on this one.(この件はあなたに賛成)のように使えます。

結果はというと、答えは外れでした。そのあとの言い合いも含めて、自信と確認の言葉が短い間に詰まった場面です。

まとめ|答える前は「know」、聞いたあとは「knew」

今回は『BONES』シーズン10エピソード9から、答える前に言う I know this one、答えを聞いたあとに言う I knew that、範囲を区切る trust you on this one を読み解きました。時制と this・that の違いを押さえるだけで、クイズやテストの場面の英語がぐっと聞き取りやすくなります。

講習の問題に答える場面を観ながら、どのタイミングでどの一言が出るかを追ってみるのも面白いところです。

同じエピソードの英語は、評価を保留すると伝える言い方や、アメリカの交通講習の文化を扱ったコラムでも読み解いています。

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