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『BONES』シーズン10エピソード9では、ブースと組む若手の捜査官オーブリーが、ブレナンと2人で捜査に出ます。組んで捜査に出た相手から「僕と組むのはどう?」と聞かれたときの答え方が、今回のテーマです。
新しい同僚や知り合ったばかりの人について、すぐに良いとも悪いとも言いたくない場面はよくあります。角を立てずに「まだ決めていない」と伝える言い方を、作中のやり取りから読み解きます。
「reserve judgment」で評価をいったん保留する
オーブリーに「こういうことは平気?」と聞かれたブレナンは、捜査には慣れていると答えます。すると、聞きたいのは捜査のことではない、という言い直しが続きます。
Aubrey: But with me, I mean. Because I think it’s really cool.
(いや、僕と組むことがって意味。僕はすごくいいと思ってるから。)Brennan: I’m sure you do, but I will be reserving judgment until I can judge your value as a colleague.
(あなたはそうでしょう。でも同僚としての価値を見極められるまで、判断は保留にしておきます。)BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)
reserve judgment は「判断や評価を保留する」という意味の言い回しです。reserve には「取っておく」という意味があり、判断を下すのを先に取っておくイメージで覚えられます。
ここでは will be reserving と未来進行形になっているのがポイントです。「しばらくの間はそうしておく」という方針を落ち着いて伝える響きがあるとされています。後ろの until ~ で「いつまで保留するか」を添えると、ただ冷たく突き放すのではなく、条件しだいで変わることが伝わります。judge はここでは「裁く」ではなく「見極める」の意味です。
少しあと、現場の様子について話が進んだところで、同じ言い回しがもう一度出てきます。
— Of course, I’m reserving judgment, till I have more information.
(もちろん、もっと情報がそろうまで判断はしないけどね。)— Yes, you should.
(ええ、そうするべきだと思う。)BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)
till は until のくだけた形で、会話ではどちらもよく使われます。似た意味の言い方を並べると、次のようになります。
| 表現 | 意味 | 響き |
|---|---|---|
| I’ll reserve judgment. | 判断は保留します | 落ち着いていて少しかたい |
| I haven’t made up my mind yet. | まだ決めていません | 日常的でやわらかい |
| The jury’s still out on ~. | 〜はまだ結論が出ていない | 冗談まじりにも使える |
| Let’s not jump to conclusions. | 早まった結論は出さないでおこう | 相手をなだめるとき |
「~ isn’t your thing」と返されたら
判断を保留すると言われたあとには、少し皮肉を込めた一言と、その返事が続きます。
Aubrey: So I guess warmth isn’t your thing.
(温かい対応は苦手ってことか。)Brennan: I don’t really have things.
(特に「得意なこと」というものはありません。)BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)
~ isn’t your thing は「〜は得意じゃない」「〜は好みじゃない」を表すくだけた言い方です。It’s not my thing. と自分について言えば、誘いをやんわり断るときにも使えます。返事のほうは thing を文字どおりに受け取っていて、会話がかみ合わないおかしさが見どころです。
この前の場面にも、評価をめぐる冗談まじりのやり取りがあります。変わったことを言うと人に言われたことはないか、という問いのあとに、次の一言が続きます。
— No, but I’m guessing that’s about to change.
(ないけど、もうすぐ言われそう。)BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)
be about to ~ は「まさに〜しようとしている」。「これから言われそうだ」と、冗談で先回りする返し方です。
終盤には、オーブリーの仕事ぶりについて、はっきりした評価の言葉が出てきます。
— You should be pleased with yourself for picking Aubrey. He’s quite competent.
(オーブリーを選んだのは正解だったと胸を張っていい。彼はかなり有能だから。)— Was that just a compliment?
(今のって、ほめ言葉?)BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)
competent は「仕事をきちんとこなせる、有能な」という評価の言葉です。Was that just a compliment? は、めったにほめない相手からほめられたときに、驚きを込めて確かめる言い方として使えます。
まとめ|「until ~」を添えて、保留をやわらかく伝える
今回は『BONES』シーズン10エピソード9から、I will be reserving judgment や I’m reserving judgment で評価を保留する言い方と、~ isn’t your thing、be about to ~、competent を読み解きました。保留に until ~ を添えるだけで、突き放す印象がやわらぎます。
組んで動く2人の会話に注目しながら観ると、人を評価するときの英語がいっそう身近になります。
同じエピソードの英語は、問題に答えるときの I know this one と I knew that の違いや、アメリカの交通講習の文化を扱ったコラムでも読み解いています。


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