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『BONES』シーズン11エピソード2には、研究所での会話の途中で電話が鳴り、「席を外そうか」というひと言が出てくる短いやり取りがあります。今回はこの場面を手がかりに、相手をひとりにしてあげる申し出の言い方と、その申し出への返し方を読み解きます。
誰かに電話がかかってきたとき、その場に残るか離れるかは意外と迷うものです。ひと言添えて気づかいを伝える英語を知っておくと、気まずい間を作らずに済みます。
「I’ll give you your privacy.」で席を外すと申し出る
電話が鳴ったところで、まず次のひと言が出てきます。
— I’ll give you your privacy.
(席を外しますね。)BONES Season11 Episode2 (The Brother in the Basement)
privacy は「人に見られたり聞かれたりしない状態」を指す語で、give someone (their) privacy は「相手がひとりで話せるようにしてあげる」という意味になります。日本語の「プライバシー」よりも、その場の居心地に寄った使い方と言えます。I’ll ~ で始めているので、「そうしますね」とその場で決めて伝える響きがあります。
同じ気づかいは、次のような言い方でも表せます。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| I’ll give you some privacy. | 少しひとりにしておくね |
| I’ll give you a minute. | 少し時間をあげるね |
| I’ll step outside. | ちょっと外に出てるね |
| I’ll leave you to it. | じゃあ、あとはごゆっくり |
some を付けると「少しのあいだ」という控えめな響きになり、a minute は「ほんの少し」の時間に焦点が移るとされています。電話や大事な話の場面なら、どれも角の立たない申し出として使えます。
「Unless you would like me to stay.」で相手に選ぶ余地を残す
短い反応をはさんで、次の言葉が続きます。
— Unless you would like me to stay.
(もし、いてほしいなら別ですけど。)BONES Season11 Episode2 (The Brother in the Basement)
unless は「〜でない限り」「〜なら話は別だけど」という意味です。席を外すという申し出にこのひと言が続くことで、「離れるのが当然」と押しつけず、決める権利を相手に返す形になっています。would like を使っているぶん、want より丁寧な響きになります。
この「申し出+相手に委ねる」の組み立ては、次のように言い換えられます。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| Unless you’d rather I stayed. | いたほうがよければ別だけど |
| I can stay if you want. | よければ残るよ |
| Do you want me to step out? | 外に出ていようか? |
| Want some privacy? | ひとりのほうがいい? |
Do you want me to step out? のように先に質問の形で聞くと、より相手まかせの言い方になります。どの形でも、離れる・残るの両方を選べるようにしておくのが気づかいの要と言えます。
「席を外そうか」への返し方
作中のやり取りは短く終わりますが、日常では次のような返し方がよく使われます。
| 返し方 | 意味 |
|---|---|
| Thanks, I’ll just be a minute. | ありがとう、すぐ終わるから |
| No, it’s fine. You can stay. | 大丈夫、いていいよ |
| Would you mind? | お願いしてもいい? |
| Actually, could you stay? | よかったら、いてくれる? |
離れてほしいときは Thanks や Would you mind? で軽く受け取り、いてほしいときは You can stay. とはっきり伝えるのが分かりやすい返し方です。電話を受ける側からも、Sorry, I have to take this.(ごめん、これは出ないと)とひと言断ってから話し始めると、その場の人への気づかいになります。
席を外した側が戻るときは、All done?(終わった?)や Is now a good time?(今、話しても大丈夫?)とひと声かけると、電話が終わったかどうかを自然に確かめられます。申し出から戻るまでをひと続きの気づかいとして覚えておくと、実際の場面でも言葉が出やすくなります。
まとめ|離れる申し出と、残る余地
今回は『BONES』シーズン11エピソード2から、I’ll give you your privacy. で席を外すと申し出る言い方、Unless you would like me to stay. で相手に選ぶ余地を残す言い方、そして申し出への返し方を読み解きました。たったふた言のやり取りにも、相手の気持ちを先に考える英語の組み立てが見えてきます。
これからも『BONES』を観ながら、こうした何気ない気づかいの言葉にも耳を傾けていきましょう。
このエピソードの英語は、仕事を辞める・戻るを表す動詞のコラムや、お泊まり会の文化のコラムでも扱っています。


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