アメリカの新居お披露目パーティー(housewarming party)の文化と英語|『モダンファミリー』S11E17で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: アメリカの新居お披露目パーティー(housewarming party)の文化と英語|『モダンファミリー』S11E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン11第17話では、ミッチェルとキャメロンの新しい家に、友人や家族が集まります。近所の人からの差し入れ、家の案内、ホストのあいさつと、新居のお披露目ならではの場面が続きます。

引っ越したあとに人を招いて家を見せる集まりは、アメリカでは housewarming party と呼ばれることが多い習慣です。この回の場面を手がかりに、会の流れと、そこで交わされる会話を見ていきます。

目次

近所の人からの差し入れと housewarming

友人たちが集まった新居で、ミッチェルは近所から届いた品を見せます。

Mitchell: Our neighbor just dropped this off.
(近所の人がこれを届けてくれたんだ。)
Mitchell: So sweet! And… And guess what.
(すごく親切だよね!それに……それにね、聞いて。)
Mitchell: She’s a pediatrician.
(その人、小児科医なんだって。)
Modern Family Season11 Episode17 (Finale Part 1)

drop off は「立ち寄って置いていく」という句動詞で、玄関先に品物を届けて帰るような気軽な訪問によく使われます。アメリカでは、新しく越してきた家に近所の人があいさつを兼ねて手作りのお菓子や小さな贈り物を届けることがある、と言われています。どの程度行われるかは地域や住む人によって大きく異なり、決まった作法があるわけではありません。受け取った側が、あとでお礼のカードを送ることもあると言われます。

guess what は「ねえ、聞いて」と知らせを切り出す決まり文句で、相手に当てさせるより、驚かせたいときに使われます。ミッチェルは、届けてくれた人が小児科医だということを、とっておきの知らせとして伝えています。

届いた品の中身について、ミッチェルとキャメロンはこう話します。

Mitchell: There’s champagne, there’s truffles, there’s caviar.
(シャンパンに、トリュフに、キャビアまである。)
Cameron: Ohh, city folk, huh?!
(おお、さすが都会の人だね!)
Modern Family Season11 Episode17 (Finale Part 1)

city folk は「都会の人たち」を表す口語で、folk は「人々」を意味します。シャンパンやキャビアといった高級な品が並ぶ差し入れに、キャメロンは「都会らしい」と反応しています。huh を語尾に付けると「〜だよね」と相手に同意を求める響きになり、気軽な感想として口にしやすい形になります。

招待客に家を案内する house tour

招待客のひとりからは、家の中を見せてほしいという声が上がります。

Ptolemy: Alright, give us a tour, and make sure it includes the bar.
(よし、家を案内してよ。バーも忘れずにね。)
Mitchell: Yes!
(もちろん!)
Mitchell: Okay, so let’s start down in the karaoke room, and then we’ll work our way up to the master.
(じゃあ、地下のカラオケ部屋から始めて、それから上の主寝室まで順に回っていこう。)
Modern Family Season11 Episode17 (Finale Part 1)

give someone a tour は「案内して回る」という言い方で、会社や学校の見学でも使われます。お披露目の会では、ホストが招待客を連れて部屋を一つずつ見せて回る house tour がよく行われると言われています。家の自慢というより、新しい暮らしを親しい人と分かち合うための時間と受け止められることが多いようです。

ミッチェルの work our way up to ~ は「順を追って〜まで進む」という意味で、地下から上の階へ移っていく道順を示しています。the master は master bedroom(主寝室)の略として使われています。案内する側は Let me show you around. と声をかけ、見せてもらう側は Can we get a tour? と頼む形もあります。

ジェイも we brought you a housewarming gift と、新居祝いの贈り物を持ってきたことを伝えています。招かれた側が新居祝いの品を用意するのも、お披露目の会でよく見られる習慣の一つと言われます。

集まった人へのお礼のあいさつ

会の途中、ミッチェルは集まった人たちに向けて話し始めます。

Mitchell: Hey, everyone?
(みんな、ちょっといいかな?)
Mitchell: Um, I just want to thank you all for coming to see our new home and meet our precious new roommate, Rexford.
(えっと、新しい家を見に来てくれて、大事な新しいルームメイトのレックスフォードに会いに来てくれて、本当にありがとう。)
Mitchell: And, uh, I also want to thank my wonderful husband, Cam, who really led the charge and made all of this possible.
(それから、すばらしい夫のキャムにも感謝したい。先頭に立って、これを全部実現してくれたんだ。)
Mitchell: I-I couldn’t be happier right now, and it’s all because of him.
(今、これ以上ないくらい幸せだよ。全部彼のおかげなんだ。)
Modern Family Season11 Episode17 (Finale Part 1)

Hey, everyone? と呼びかけて注目を集め、I just want to thank you all for coming と来てくれたことへの感謝から入るのが、ホストのあいさつによく見られる形です。ミッチェルは息子のレックスフォードを roommate と呼ぶ、くだけた言い方も交えています。

lead the charge は「先頭に立って進める」という言い回しで、家の準備を引っ張ってくれた相手への感謝に使われています。couldn’t be happier は「これ以上幸せになれない」、つまり最高に幸せだという意味です。お披露目の会で、ホストが招待客や家族への感謝を述べる場面は、規模や形式を問わず見られることがあります。

Hey, everyone? のように疑問の形で呼びかけると、「ちょっと聞いてもらえる?」と注意を集める柔らかな切り出しになります。乾杯の前などには Can I have everyone’s attention? と言う形もあります。it’s all because of him は「全部彼のおかげ」で、because of を感謝の理由に使っている例です。

まとめ|差し入れ・案内・お礼でたどる新居のお披露目

近所の人の drop off、招待客への give us a tour、ホストの thank you all for coming と、新居のお披露目には場面ごとの言い方があります。習慣の細部は地域や家庭で異なりますが、流れを知っておくと会話についていきやすくなります。

ミッチェルとキャメロンの新居の場面を観ながら、アメリカの暮らしの一コマを英語ごと味わえる回と言えます。

この回のほかのコラムでは、家を出る・実家に戻るを言い分ける英語や、大きな決断の前にパートナーと話し合う英語も取り上げています。

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