家を離れる家族を送り出すとき、英語で何と声をかける?|『モダンファミリー』S11E18で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 家を離れる家族を送り出すとき、英語で何と声をかける?|『モダンファミリー』S11E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン11第18話では、家族が次々に家を離れていきます。ミッチェルとキャメロンがミズーリへ発つだけでなく、マニーも世界を回る旅に出ることになっています。

送り出す側の言葉には、寂しさと応援、そして帰りを待つ気持ちが同時に込められます。息子を見送るグロリアの声かけと、クレアとフィルの会話から、家族を送り出すときの英語を見ていきます。

目次

「I’m gonna miss you, but ~」で、寂しさと応援を一緒に伝える

グロリアは、旅立つ息子のマニーにこう声をかけます。

Gloria: I’m gonna miss you so much, but I am so excited that you’re going to have adventures on your own.
(あなたがいなくなるのは本当に寂しいけど、あなたがひとりで冒険に出ていくのが、すごく楽しみなの。)
Gloria: Have the best year, Manny.
(最高の1年にしてね、マニー。)
Modern Family Season11 Episode18 (Finale Part 2)

前半の I’m gonna miss you so much は「とても寂しくなる」という気持ちで、後半の I am so excited that ~ は「〜なのがとても楽しみだ」という気持ちです。2つを but でつなぐことで、引き止めたい気持ちと背中を押したい気持ちを1文の中に並べています。どちらか片方だけでなく、両方を一度に伝えられる形です。

on your own は「自分ひとりで」「自分の力で」という意味です。adventures on your own で、親の手を離れて自分で経験を重ねていくことを指しています。

2文目の Have the best year. は、Have a nice day. と同じ「Have + 名詞」の形の励ましです。a nice day を the best year に替えるだけで、長い期間を送り出す言葉になります。進学や留学、転勤で1年以上離れる相手に Have the best year. と声をかける形は、そのまま使えます。名前を最後に添えると、相手ひとりに向けた言葉であることがはっきりします。

「Come back in one piece」:送り出す側のひと言と短い返事

グロリアの言葉に、マニーはこう応えます。

Manny: I will.
(そうするよ。)
Manny: And I’m gonna miss you, too.
(それに、僕も寂しくなるよ。)
Gloria: Come back in one piece.
(ちゃんと無事に帰ってくるのよ。)
Manny: I promise.
(約束するよ。)
Modern Family Season11 Episode18 (Finale Part 2)

マニーの I will. は、直前の Have the best year を受けた返事です。命令や励ましに対して I will. と答えると、「そうする」と引き受ける意思を短く示せます。さらに And I’m gonna miss you, too. と、母親の miss を同じ形で返しています。too を付けるだけで「こちらも同じ気持ちだ」と伝わるので、別れぎわの返事として覚えておくと便利です。

in one piece は「ひとかたまりのまま」が元の意味で、「壊れずに」「けがもなく無事に」を表します。Come back in one piece. は、旅に出る人や遠くへ行く人に「無事に帰ってきて」と伝える言い方として知られています。荷物が無事に届いたときに It arrived in one piece. と言うように、物にも人にも使える表現です。

最後の I promise. は「約束する」とだけ言い切る返事です。母親の願いに対して、マニーは理由も付け加えずに短く答えています。送り出す側の声かけと、送り出される側の短い返事がひと組になった会話です。

「Leave the porch light on」:帰りを待つ気持ちを伝える言葉

クレアと話す中で、フィルはこれからのことを口にします。

Phil: Until our next chapter.
(次の章が来るまでは、な。)
Phil: I’m just brainstorming here, but, uh… maybe we take a long-delayed RV trip across the United States, get selfies with all the Major League baseball mascots.
(思いつきで言ってるだけなんだけど、えーと……ずっと先延ばしにしてたキャンピングカーでのアメリカ横断旅行に行って、メジャーリーグのマスコット全員と自撮りするとかさ。)
Claire: I must really love you, ‘cause that sounds fun.
(それが楽しそうに聞こえるなんて、私、よっぽどあなたを愛してるのね。)
Modern Family Season11 Episode18 (Finale Part 2)

next chapter は、人生の段階を本の章にたとえる言い方です。Until は「〜までは」で、今の区切りが終わっても次の章が始まる、という見方を短く示しています。I’m just brainstorming here, but ~ は「ただの思いつきだけど」と前置きして、案を気軽に出すときに使えます。クレアの I must really love you の must は「〜に違いない」という推量で、楽しそうに聞こえるのは相手を愛しているからに違いない、と冗談めかして提案を受け入れています。

Claire: They’re really leaving.
(本当に行っちゃうのね。)
Claire: What do we do?
(どうしたらいいの?)
Phil: What people have always done.
(昔からみんながしてきたことさ。)
Phil: Leave the porch light on.
(玄関の明かりをつけておくんだ。)
Phil: They come back.
(みんな帰ってくるよ。)
Modern Family Season11 Episode18 (Finale Part 2)

leave ~ on は「〜をつけたままにしておく」です。porch light は玄関先の明かりのことで、帰ってくる人のために明かりを残しておくことから、帰りを待つ気持ちを表す言い回しとして使われることがあります。フィルは具体的な策の代わりに、この言い回しで「待っていればいい」と答えています。

クレアの What do we do? は「どうしたらいいの?」と率直に尋ねる形で、困ったときの問いかけとして日常でも使われます。フィルの They come back. は現在形で言い切っているため、「そういうものだ」という一般的な事実のように響きます。

まとめ|送り出す言葉と待つ言葉

I’m gonna miss you, but ~ で寂しさと応援を一緒に伝え、Come back in one piece で無事を願い、Leave the porch light on で帰りを待つ気持ちを表す言い方を見てきました。送り出す英語は、背中を押す言葉と待つ言葉でできています。

家を離れていく家族を見送る場面からは、短いひと言に込められた送り出す側の気持ちが伝わってきます。

この回のほかのコラムでは、お別れを言い直す英語や、離れても頼り合うための英語も取り上げています。

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