ドラマで学ぶ英会話|『The Big Bang Theory』S1E7に学ぶ「have someone cornered」の意味と使い方

「have someone cornered」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「追い詰められた」「逃げ場がない」——そんな状況を英語でどう表現しますか?
have someone cornered / be cornered は、物理的にもたとえ的にも「追い詰められた状態」を伝えるフレーズです。
ゲームのシーンでさらっと使われるこのひと言、実は日常でも使える表現です。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

シーズン1の第7話のヘイロー・ナイトのシーンです。
ペニーの加入で一変したゲームの流れの中、シェルドンがゲーム内でピンチに陥っています。
普段は何でも論理で乗り切ろうとする彼が、必死にラージに援護を求めます。

Sheldon:Raj, Raj, she’s got me cornered, cover me.
(ラージ、ラージ、彼女に追い詰められてる、援護してくれ。)

Penny:Cover this, suckers. Ha-ha-ha!
(これでも援護してみなさい!ははは!)

Leonard:Penny, you are on fire.
(ペニー、めちゃくちゃ絶好調じゃないか!)

Penny:Yeah, so is Sheldon.
(そうね、シェルドンも”燃えて”るわよ。)

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シーン解説と心理考察

シェルドンがラージに援護を求める場面ですが、ペニーの攻撃はまったく止まりません。
「she’s got me cornered」という切迫した言い方が、ゲームの中とはいえシェルドンが本気で追い詰められていることを物語っています。
ペニーを最初に「経験不足だから無理」と言い放った彼が、まさにそのペニーに完全に制圧されているのですから、このシーンのおかしさは格別です。

「have someone cornered / be cornered」の意味とニュアンス

have someone cornered / be cornered
意味:誰かを追い詰める・逃げ場のない状況に置かれている

「corner」はもともと「角・コーナー」という名詞ですが、動詞として使うと「コーナーに追い込む」という意味になります。
能動形「have someone cornered」は「相手を追い詰めた」、受け身形「be cornered」は「追い詰められた」を表します。
ゲームや物理的な場面だけでなく、会話・交渉・議論の場面でも自然に使えます。

【ここがポイント!】

シェルドンのセリフ「she’s got me cornered」は、「have + 人 + cornered」という形が使われています。
「get cornered」「be cornered」という受け身形にすれば、自分が追い詰められた状況をそのまま表現できます。
物理的な「囲まれた」から比喩的な「選択肢がない」まで、状況を問わず使える便利な表現です。

実際に使ってみよう!

「追い詰められた」「逃げられない」という場面で自然に使えるフレーズです。

I got cornered by my boss about the project deadline.
(上司にプロジェクトの締め切りのことで追い詰められた。)
職場でのプレッシャーをリアルに伝えられる表現です。

The cat cornered the mouse behind the sofa.
(猫がソファの後ろにネズミを追い詰めた。)
文字通りの「追い込む」シーン。動物の行動描写にもよく使われます。

She cornered me at the party and I couldn’t get away.
(パーティーで彼女に捕まって、逃げられなかった。)
苦手な人に話しかけられてにっちもさっちもいかない——誰もが共感できる場面ですね。

『The Big Bang Theory』流・覚え方のコツ

シェルドンが「she’s got me cornered, cover me!」と叫んでいる場面を思い出してください。
「corner(角)→コーナーに追い込まれる→逃げ場がない」というイメージの流れで覚えると定着しやすくなります。
ボクシングのリングコーナーに追い詰められた選手のイメージも重ねると、さらに記憶に残ります。
普段の会話でも「あ、今まさにcorneredな状況だな」と感じたとき、このフレーズが自然と浮かぶようになります。

似た表現・関連表現

back someone into a corner
(誰かを追い詰める)
「corner someone」とほぼ同じ意味ですが、「back into a corner」はより意図的・積極的に追い込むニュアンスが強い表現です。

be trapped
(罠にはまった・身動きが取れない)
物理的・状況的に逃げられない状態を広く表す表現です。「cornered」より受動的で、出口がない絶望感が強いニュアンスになります。

be put on the spot
(その場で答えを迫られる)
「corner」に近いですが、こちらは特に「急に質問や判断を求められて困る」という場面で使います。会話や会議でよく耳にします。

深掘り知識:名詞が動詞になる英語の仕組み

英語では名詞が動詞として使われる現象を「conversion(転換)」または「zero derivation(ゼロ派生)」と呼びます。
corner もその典型例のひとつで、「角」という名詞が「角に追い込む」という動詞へと転用されました。
英語にはこうした「名詞→動詞」の転換が非常に多く、「Google it(グーグルで検索する)」「email me(メールして)」「bookmark this(これをブックマークして)」なども同じ仕組みです。
デジタル時代に入ってからもこのパターンは増え続けており、新しい名詞が生まれるたびに動詞としても使われるようになっています。
「corner」を入り口に、こうした英語の語彙の広がり方を意識してみると、知らない単語に出会ったときの理解の幅が一気に広がります。

まとめ|「追い詰められた」を英語で言えると、表現の幅が一気に広がる

be cornered / have someone cornered の核心は、「相手に逃げ場を与えない・あるいは自分に逃げ場がない」というイメージです。
ゲームの中でシェルドンが叫んだひと言ですが、実際の会話・職場・人間関係でもそのまま使える表現です。
「I got cornered」と言えるだけで、状況の切迫感をリアルに伝えられるようになります。
次に「あ、逃げられないな」と感じた瞬間、このフレーズが頭に浮かんでくるはずです。

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