海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン9エピソード7から、人間関係や物事の進み具合を表す「get along」をご紹介します。
日常英会話で欠かせない基本フレーズでありながら、意外と使いこなせていない方も多い表現です。
ドラマのシーンと一緒に覚えると、自然と口から出てくるようになりますよ。
実際にそのシーンを見てみよう!
ブースとブレナンが新婚旅行でアルゼンチンに滞在中、ワシントンDCに残っているアンジェラが電話をかけてくるシーンです。
アンジェラはブースの家に泊まり込みで子供たちの面倒を見てくれています。
遠く離れた新婚旅行先から、娘クリスティーンのことが気になっているブレナンに、アンジェラが安心させるように様子を伝えます。
Angela: Don’t worry about Christine, either, by the way.
(ちなみに、クリスティーンのことも心配しないでね。)Angela: Her and Michael Vincent are getting along great.
(彼女とマイケル・ヴィンセントはすごく仲良くやってるわ。)Brennan: Thank you for taking care of her, Angela.
(彼女の面倒を見てくれてありがとう、アンジェラ。)BONES Season9 Episode7(The Nazi on the Honeymoon)
シーン解説と心理考察
遠く離れたアルゼンチンでハネムーン中のブレナンにとって、幼い娘クリスティーンを預けてきていることは気がかりの一つです。
そんな彼女の心中を察したアンジェラは、自分の息子マイケル・ヴィンセントと一緒に「とても仲良くやっている(getting along great)」と様子を伝えます。
「also」ではなく「either」を使っているところに注目です。この前にアンジェラは別の心配ごとにも触れており、「クリスティーンのことも(同様に)心配しないで」というニュアンスが込められています。
ブレナンの「Thank you for taking care of her.」という短い返答には、言葉少なながら深い感謝の気持ちが凝縮されていますね。
「get along」の意味とニュアンス
get along
意味:仲良くやる、うまく付き合う、(物事を)うまくやっていく
「get along」は、人との関係性が良好であることを表す際に最もよく使われるフレーズの一つです。
「get」には「ある状態になる・到達する」という動きのニュアンスがあり、「along」には「一緒に並んで進む」という意味合いが含まれています。
これらが合わさることで、お互いに歩調を合わせて「順調に付き合っていく」「仲良くやっていく」という立体的なニュアンスになります。
友人や家族との関係だけでなく、仕事やプロジェクトが「順調に進んでいる」様子を表すこともできます。
【ここがポイント!】
このフレーズの根底にあるのは、二人が同じ道を「並んで一緒に歩いている(along)」イメージです。
ぶつかり合ったりどちらかが遅れたりすることなく、同じペースで前へ進んでいく様子を想像してみてください。
「We get along.(私たちは仲がいい)」というシンプルな形でも使えますし、今回のアンジェラのセリフのように「get along great」「get along well」と強調の言葉を足すことで、より良好な関係を表現できます。
「人間関係の話か仕事の進捗の話か」は文脈で自然に決まるため、どちらの場面でも同じ感覚で使えるのがこのフレーズの大きな強みです。
実際に使ってみよう!
My new boss and I get along really well.
(新しい上司とはとても上手くやっています。)
職場の人間関係が良好であることを伝える際の定番フレーズです。「with」を使って「誰々と」という形で表現します。
I wonder why those two never seem to get along.
(なぜあの二人はいつも反りが合わないんだろうね。)
否定文で使うと「仲が悪い」「反りが合わない」という状況を表現できます。直接的な言葉を避けてマイルドに伝えたい時に便利です。
How are you getting along with your new project?
(新しいプロジェクトの進み具合はどう?)
仕事や課題に「うまく取り組めているか」を尋ねるビジネスシーンでも大活躍の表現です。
『BONES』流・覚え方のコツ
ブレナンの娘クリスティーンと、アンジェラの息子マイケル・ヴィンセント。
可愛い幼馴染の二人が、おもちゃで遊びながら「一緒に仲良く並んで(along)」楽しそうに過ごしている微笑ましい様子を思い浮かべてみましょう。
この温かい情景とフレーズをセットにして記憶すると、人間関係の良好さを表すニュアンスが自然と身につきますよ。
似た表現・関連表現
be on good terms (with)
(〜と親しい間柄である、良好な関係である)
「get along」よりも少しフォーマルな響きがあり、ビジネス上の関係や大人同士の落ち着いた付き合いを表す際によく使われます。
hit it off
(すぐに意気投合する、ウマが合う)
出会ってすぐに「ピタッ」と気が合うような、瞬間的な相性の良さを表現する時に使う、ネイティブらしいカジュアルなイディオムです。
bond (over)
(絆を深める、結びつく)
共通の趣味や経験を通して、お互いの関係性がより深く強固なものになるプロセスを表現します。
深掘り知識:「along」が持つ「平行」のイメージと広がる表現
前置詞「along」には「何かに沿って、平行して進む」という基本的なイメージがあります。
物理的な道に沿って歩く「walk along the street」などが代表的ですが、このイメージは時間や物事の進行にも広がります。
たとえば「bring along(一緒に連れて行く)」「play along(調子を合わせて振る舞う)」など、相手や状況と「平行して歩調を合わせる」感覚が根底に流れています。
ライブやコンサートでアーティストが「Sing along!」と観客に呼びかけるシーンも、「演奏に合わせて一緒に歌おう」という意味です。
海外ドラマや映画でもよく耳にする表現なので、ぜひ意識して聞いてみてください。
「get along」で人間関係の良好さを表すのも、まさにこの「歩調を合わせて一緒に進む」感覚からきているのです。
まとめ|「get along」で関係性や進捗を表現しよう
今回は『BONES』の親友同士の電話のシーンから、日常英会話の基本フレーズ「get along」をご紹介しました。
人間関係が上手くいっている時だけでなく、仕事のプロジェクトが順調に進んでいる時にも使える、応用力の高い表現です。
子供たちが並んで仲良く遊んでいるイメージを胸に、「We get along well!」や「How are you getting along?」を日々のコミュニケーションに自然に組み込んでみてください。

