ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E12に学ぶ「sick joke」の意味と使い方

sick joke

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から「sick joke」をご紹介します。度が過ぎた冗談や笑えない悪ふざけ、あるいは残酷な運命のいたずらに対して使う表現で、ドラマの中でも特に緊張感あふれる場面に登場するフレーズです。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブレナンとブースの自宅の玄関先に、突然見知らぬ大きな荷物が届けられます。不審に思いながら中身を確認したブレナンが、その異常な送り物に衝撃を受けるシーンです。

Booth: Bones, you expecting a package?
(ボーンズ、何か荷物を待っていたか?)

Brennan: No. Why?
(いいえ。どうして?)

Booth: Well… one here.
(いや……ここに一つあるぞ。)

Brennan: Oh! No. Wow. What kind of sick joke is this?
(ああ!いやだ。信じられない。一体何の悪ふざけなの?)

Booth: Someone took great care in packaging these remains. There’s a note. “Please find out what really happened to me.”
(誰かが遺体を丁寧に梱包していた。メモがある。「私に本当は何が起きたのかを調べてください」。)

BONES Season9 Episode12(The Ghost in the Killer)

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シーン解説と心理考察

玄関先に置かれていた謎の箱を開けると、中には丁寧に梱包された身元不明の遺体が入っていました。連続殺人鬼「ゴースト・キラー」の影に怯えているブレナンにとって、これは単なるいたずらでは済まされません。研究所ではなく「自宅」に届いたという事実が特に重要です。どれほど追い詰められても安全だと信じていた場所が侵食された——その感覚が「sick joke」という言葉に込められた激しい嫌悪感の正体です。一方、「Please find out what really happened to me.」というメモが添えられていたことで、単純な脅しではなく複雑な意図が絡んでいることも示されており、視聴者の不安をさらに煽る巧みな演出になっていますね。

「sick joke」の意味とニュアンス

sick joke
意味:悪趣味な冗談、悪ふざけ、笑えない冗談、(比喩的に)残酷な運命のいたずら

「sick」といえば「病気の」「体調が悪い」という意味で最初に習う単語ですが、ここでは「病的な」「異常な」「胸が悪くなるような」という精神的な不快感を表す意味で使われています。「sick joke」は、笑いを誘う要素が一切なく、相手を深く傷つけたり、ドン引きさせたりするような常軌を逸した冗談を指します。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使うときのイメージは、「精神的に不健康で、社会的な常識やモラルの枠から完全に外れている」という感覚です。人の不幸や重大なタブーに触れる内容に対して強く非難する際だけでなく、信じられないほどの不運に見舞われた際に「嘘でしょ、何の冗談?」と天を仰ぐような場面でも使われます。「What kind of sick joke is this?」はそのままフレーズとして覚えておくと、いざというときに即座に使えます。

実際に使ってみよう!

That’s a sick joke. Don’t ever say that again.
(それは悪趣味な冗談ね。二度とそんなこと言わないで。)
相手の発言が度を越して不快だった場合に、毅然とした態度で制止するための実践的なフレーズです。

My car broke down on the way to the job interview. Is this some kind of sick joke?
(就職面接に向かう途中で車が故障した。これって何の悪質な冗談?)
最悪のタイミングで起きた不運に対して「残酷な運命のいたずらだ」と嘆く、比喩的な使い方です。日常会話でもよく使われます。

I thought he was fired, but it was just a sick joke by his boss.
(彼はクビになったのかと思ったら、上司の悪ふざけだったんだ。)
人の人生や生活を弄ぶような、全く笑えない状況を第三者に説明する際にも使われます。

『BONES』流・覚え方のコツ

このフレーズを覚えるときは、「sick(病的な)」という単語が持つ「身体的な感覚」と結びつけてみましょう。自宅に遺体が送りつけられるという状況を目の当たりにしたブレナンは、恐怖と同時に、文字通り「胃がむかつくほどの嫌悪感(sick)」を抱いたはずです。「生理的な不快感を伴うほどの異常な冗談」という感覚を、ブレナンの強烈なリアクションの映像とセットにしておくと、いざという時にフレーズが自然と浮かんでくるようになります。

似た表現・関連表現

bad joke
(つまらない冗談、下手な冗談)
「sick joke」ほどの不快感や異常さはなく、単に「笑えない」「スベっている」冗談に対して使われる、より軽い日常的な表現です。

cruel joke
(残酷な冗談)
相手の心を意図的に深く傷つけるような、思いやりに欠ける冗談を指します。「sick joke」と近いですが、より「残酷さ」に焦点が当たります。

practical joke
(悪ふざけ、いたずら)
言葉ではなく行動で相手を騙したり驚かせたりする「ドッキリ」のようなものを指します。笑えるものから度が過ぎたものまで様々です。

深掘り知識:形容詞「sick」の現代的な進化

「sick」という単語は、時代とともに興味深い変化を遂げてきました。本来の「病気の」「不快な」というネガティブな意味(今回の「sick joke」のような使い方)がある一方で、現代の若者のスラングでは「最高!」「超かっこいい!」という真逆のポジティブな意味としても頻繁に使われます。例えば「That skateboard trick was sick!(あのスケボーの技、最高だった!)」といった具合です。元々ネガティブな言葉が限界を超えて「ヤバい」というニュアンスに転じ、文脈次第で「最悪」にも「最高」にもなるのは、日本語の「ヤバい」と全く同じ現象ですね。英語の生きた変化を感じられる、とても興味深い単語です。

まとめ|理不尽な出来事を言葉にできると、気持ちが少し楽になる

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から「sick joke」をご紹介しました。日常生活や職場で、相手が冗談のつもりでもこちらが不快に感じる発言に出くわすことはありますよね。そんなときは無理に作り笑いをして流すのではなく、「That’s a sick joke.」と毅然とした態度を示すことも大切です。また、最悪のタイミングで不運が重なったときに「What kind of sick joke is this?」と思わずこぼせたとき——言いようのない理不尽を英語で表現できた、という小さな達成感を感じてもらえると思います。

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