「a matter of time」の意味と使い方|『CHUCK』S01E07で学ぶ英会話

「a matter of time」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

起こるかどうかではなく、もういつ起こるかだけの問題——「あれはもう時間の問題だね」と口にしたくなる場面、ありますよね。

そんなときに使える「a matter of time」を、『CHUCK』シーズン1第7話、敵スパイに先を越される前に動こうとする作戦会議で、ケイシーが状況を冷静に見積もるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「a matter of time」の意味とニュアンス

a matter of time
意味:時間の問題、(起こるのは)時間の問題で避けられないこと

matter は「問題・事柄」を意味します。a matter of time で「時間に関わる事柄」、つまり「あとは時間だけの問題」という意味になります。

ポイントは、「それが起こるかどうか」ではなく「いつ起こるか」だけが残っている、という確信を表す点です。結果はすでに決まっていて、時計の針が進むのを待つだけ、という状況に使います。多くは only や just を伴い、It’s only a matter of time before…(〜は時間の問題だ)の形で使われます。悪い結果が避けられないと予測するときにも、成功や到達が間近だと示すときにも使える、含みの広い表現です。

【ここがポイント!】

  • 核は「あとは時間だけの問題」、起こるか否かではなく、いつ起こるかに絞られた状態
  • only / just を伴い「もうそれしか残っていない」という確信が際立つのが特徴
  • 悪い予測にも良い結果にも使える、含みの広さが実用上のコツ

『CHUCK』S01E07のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

行方不明の教授が残した数字の謎が解け、それがスタンフォード図書館の本=機密情報の隠し場所を指していると判明します。敵スパイのマグナスも同じ手がかりを追っており、CIAチームは時間との競争に突入します。ケイシーの状況判断に、このフレーズが出てきます。

Sarah: Fleming must have left the intel there for Bryce.
(フレミングはそこにブライス宛てで情報を残したのね)

Casey: It’s a matter of time before Magnus figures it out and beats us to the book.
(マグナスがそれに気づいて、先に本に到達するのは時間の問題だ)

Sarah: Unless we can beat him to it.
(私たちが先に着かない限りはね)

Chuck Season1 Episode7 (Chuck Versus the Alma Mater)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

ケイシーの「a matter of time」は、敵の到達を「いつか必ず起こること」として冷静に見積もる、軍人らしい状況判断です。焦りを煽るのではなく、避けられない事態を淡々と前提化することで、チームの行動を「先回り」へと方向づけています。

注目したいのは、直後のサラの「先に着かない限りはね」という返しです。ケイシーが示した受け身の予測を、サラが能動的な作戦へと切り返すことで、会話が一気に行動の段階へ進みます。「時間の問題だ」という確信と、「ならば先回りしよう」という意志。この二つが噛み合うことで、緊迫感とテンポが生まれています。スパイチームらしい、無駄のない判断の応酬が伝わってくる場面です。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

a matter of time は、「もう『起こるか/起こらないか』という問題(matter)は片付いていて、残っているのは『時間』という問題だけ」と読み解くと、核心がつかめます。結果はすでに決まっていて、時計の針が進むのを待つだけ——そんな砂時計のイメージが合います。

ケイシーが敵の到達を「時間の問題だ」と淡々と告げ、チームが先回りに動き出す場面を思い浮かべてみてください。避けられない事態を冷静に前提化するこの表現の手触りが、記憶に残りやすくなります。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「a matter of time」

「あとは時間だけの問題」を表すこのフレーズは、予測を述べる場面で活躍します。場面を変えて三つの使い方を見てみましょう。

It’s only a matter of time before they find out the truth.
(彼らが真実に気づくのは時間の問題だ。)
避けられない結末を予測する場面です。only a matter of time before… は、最も典型的な使い方です。

With his talent, success is just a matter of time.
(あの才能なら、成功するのは時間の問題だよ。)
ポジティブな結果を確信して励ます場面です。悪い予測だけでなく、良い結果にも使える点が分かります。

A: Do you think they’ll break up?
B: It’s only a matter of time, if you ask me.
(A:あの二人、別れると思う?)
(B:私に言わせれば、時間の問題だね。)
噂話で確信を持って予測する会話です。短い相づちとしても自然に使えます。

あわせて覚えたい関連表現

sooner or later
(遅かれ早かれ)
どちらも「いずれ必ず起こる」を表しますが、sooner or later は副詞句で文中に挿入しやすい表現です。a matter of time は「それ自体が確実」という名詞的な断定で、主語にもなれる点が異なります。

bound to happen
(起こるに決まっている、必然だ)
bound to happen は「必然性」を強調する形容です。a matter of time が「いつ起こるか」という時間軸を含意するのに対し、こちらは起こること自体の不可避性に焦点があります。

inevitable
(避けられない、必然の)
inevitable は一語で「不可避」を表すフォーマル寄りの形容詞です。a matter of time は同じ含意を、日常会話のくだけた言い回しで表す点で使い分けられます。

Note|matter が指す「問題・事柄」

a matter of time の matter は、「物質」ではなく「問題・事柄」を意味します。この matter を理解すると、よく似た表現がまとめて見えてきます。

a matter of X は、「Xに関わる事柄・問題」を表す定型の枠組みです。of の後ろを入れ替えるだけで、さまざまな「〜の問題」を量産できます。a matter of time(時間の問題)、a matter of opinion(意見の分かれる問題)、a matter of taste(好みの問題)、a matter of life and death(生死に関わる問題)——どれも「それは○○次第の事柄だ」という構図を共有しています。この枠組みのおかげで、英語話者は「何に関わる問題なのか」を of の一語で簡潔に示せるわけです。a matter of time の場合、「あとは時間が決めるだけの事柄」という含意になり、結果の確定と時間の経過待ちが一語に畳み込まれています。

ケイシーが「時間の問題だ」と言い切るのも、敵の到達はもう確定事項で、残るは「いつ」だけ、という冷静な見立てを a matter of time の一語に込めているからだと読めます。

of の後ろを変えるだけで「〜次第の問題」を自在に作れる——この枠組みは、覚えておくと表現の幅がぐっと広がりますね。

まとめ|ケイシーの「時間の問題だ」から学ぶ、確信の予測表現

a matter of time は、「起こるかどうか」ではなく「いつ起こるか」だけが残った状況を表す、会話で重宝する表現です。matter が指す「問題・事柄」という核に支えられています。

only や just を伴うことで「もうそれしか残っていない」という確信が際立ちます。悪い結果の予測にも、成功や到達が間近だと示すときにも使える、含みの広い一言です。

避けられない事態を冷静に言い表したい場面の言葉として、表現の引き出しに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)


このエピソードの他のフレーズ

おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「a matter of time」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次