「a shot in the dark」の意味と使い方|『CHUCK』S01E07で学ぶ英会話

「a shot in the dark」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

確証なんてないけれど、とりあえず思いついたことを言ってみる——「当てずっぽうだけど」と前置きして答えた経験、ありますよね。

そんなときにぴったりの「a shot in the dark」を、『CHUCK』シーズン1第7話、満点を取った試験についてフレミング教授から問い詰められたチャックが、思わず弁明する回想シーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「a shot in the dark」の意味とニュアンス

a shot in the dark
意味:当てずっぽう、一か八かの試み、あてのない推測

直訳すると「暗闇の中での一発」。暗くて何も見えない中で銃を撃つように、確証も根拠もないまま行う推測や試みを指すイディオムです。

ポイントは、「外れて当然」という前提が含まれている点です。当たればラッキー、というニュアンスで、自信のない推測を口にするときや、成功の見込みが薄い試みを表すときに使われます。It’s just a shot in the dark, but…(当てずっぽうだけど…)と前置きすれば、外れたときの保険をかけながら推測を述べられます。「推測」だけでなく、見込みの薄い挑戦そのものを指せる点も、このフレーズの幅広さです。

【ここがポイント!】

  • 核は「暗がりで撃つ一発」、根拠のないまま行う推測や試みを表すイディオム
  • 「外れて当然、当たればラッキー」という前提が込められているのが特徴
  • 推測の前置きにも、見込みの薄い挑戦にも使える幅広さが実用上のコツ

『CHUCK』S01E07のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

退学処分の発端となった回想シーン。フレミング教授は、チャックが暗号化画像の難問まで完璧に解いたことを指摘し、カンニングを疑って問い詰めます。身に覚えのないチャックは、正直に「当てずっぽうだった」と答えますが、それがかえって不自然に響いてしまいます。

Fleming: You even aced the last section. Encoded images.
(最後のセクションまで完璧だった。暗号化画像のね)

Chuck: Yeah, those were just kind of a shot in the dark.
(ああ、あれはまあ、当てずっぽうみたいなものでした)

Chuck Season1 Episode7 (Chuck Versus the Alma Mater)

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シーン解説と心理考察

チャックの「a shot in the dark」は、本心からの謙遜であり弁明です。けれど満点という結果を前にすると、その正直な言葉がかえって言い訳に聞こえてしまう——そんな皮肉な構図がこの場面にあります。

興味深いのは、この「当てずっぽう」が、実はチャックの並外れた能力の表れだったという点です。本人は暗闇で撃ったつもりが、的のど真ん中を射抜いていた。この満点が、後に物語の核心へとつながっていく重要な伏線として機能しています。何気ない一言が、彼の特異な才能をそっと暗示している場面と言えます。確証なく答えたはずの言葉が、後から大きな意味を帯びてくる構成の妙が伝わってきます。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

真っ暗な部屋の中で、的がどこにあるかも分からないまま銃を一発撃つ——その光景をそのまま思い描くのが、いちばんの近道です。当たるかどうかは運任せ、外れて当然、というのがこの表現の出発点です。

チャックが「暗号化画像の問題も当てずっぽうで解いた」と答える場面を重ねてみてください。本人は暗闇で撃ったつもりが、実は的のど真ん中を射抜いていた——という伏線の妙まで一緒に覚えておくと、根拠のない一発を表すこのイディオムが記憶に残りやすくなります。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「a shot in the dark」

根拠のない推測や見込みの薄い試みを表すこのフレーズは、いろいろな場面で活躍します。場面を変えて三つの使い方を見てみましょう。

It’s just a shot in the dark, but is the answer 42?
(当てずっぽうだけど、答えは42かな?)
確信なく推測を口にする場面です。It’s just a shot in the dark, but… は、推測の前置きとして最も典型的な使い方です。

Applying for that scholarship felt like a shot in the dark, but I got it.
(あの奨学金に応募したのは一か八かだったけど、通った。)
見込みの薄い試みを語る場面です。「外れて当然」の前提と、当たった意外性を対比できる例です。

A: How did you guess my password?
B: Honestly, it was a complete shot in the dark.
(A:どうやって私のパスワード当てたの?)
(B:正直、まったくの当てずっぽうだったんだ。)
根拠なく推測したと振り返る会話です。complete を添えると「まったくの」と強められます。

あわせて覚えたい関連表現

take a wild guess
(当てずっぽうで言う、適当に推測する)
a shot in the dark とほぼ同義ですが、take a wild guess は「推測する」という動作に焦点があります。a shot in the dark は推測や試みそのものを名詞句で指し、見込みの薄い挑戦全般にも使える点で射程がやや広めです。

hit or miss
(当たるも八卦、運任せの)
hit or miss は「うまくいくかどうか不安定」という性質を表す形容です。a shot in the dark が一回限りの「根拠のない一発」を指すのに対し、こちらは結果のばらつきそのものを表す点が異なります。

on the off chance
(もしかしたらと思って、万が一を期待して)
成功の見込みが薄い前提で何かを試す点は共通します。on the off chance は「念のため」という動機に焦点があり、推測そのものは指さない点で使い分けられます。

Note|「暗闇の一発」が生まれた背景

a shot in the dark を直訳すると「暗闇の中の一発」。物騒にも聞こえるこの言葉が、なぜ「当てずっぽう」を表すのでしょうか。鍵は、その情景がそのまま比喩になっている点にあります。

暗がりの中では、標的がどこにあるか見えません。そんな状況で発砲すれば、命中するかどうかは完全に運任せ。この「見えない中での一撃」というイメージが、根拠のない推測や見込みの薄い試みへと転じました。狩猟や射撃の場面から生まれた表現が日常語になった例の一つで、英語には a long shot(可能性の低い賭け)、call the shots(指図する)など、shot を使った言い回しが数多くあります。いずれも「一撃・一発」という核を共有しながら、それぞれ別の意味へ枝分かれしているのが面白いところです。a shot in the dark は、その中でも「狙いの定まらない一発」という原義の手触りを最もよく残した表現と言えます。

チャックが「当てずっぽうでした」と答えるのも、自信のなさを表に出すことで、満点という結果への居心地の悪さを和らげる謙遜として機能しています。

確証のない一発が、思わぬ的を射抜くこともある——そんな偶然の妙が、この言葉には潜んでいるのかもしれません。

まとめ|チャックの「当てずっぽう」から学ぶ、根拠なき一発の表現

a shot in the dark は、確証も根拠もないまま行う推測や試みを表すイディオムです。暗がりで撃つ一発という情景が、「外れて当然、当たればラッキー」というニュアンスを支えています。

自信のない推測の前置きにも、見込みの薄い挑戦にも使える幅広さが持ち味です。It’s just a shot in the dark, but… と添えれば、外れたときの保険をかけながら自分の考えを差し出せます。

確証はないけれど言ってみたい——そんなときの一言として、表現の引き出しに加えてみてください。

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