ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E18に学ぶ「have faith in」の意味と使い方

have faith in

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン10エピソード18のラストシーンから、「have faith in」という表現を取り上げます。
大切な人を無条件に信じる温かさを、このフレーズを通して味わってみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

死刑執行を巡る緊迫した事件が解決した直後、ほっと息をつくブースとブレナンの会話です。
自分たちの鑑定が冤罪に加担していたかもしれないという恐怖から解放され、ブレナンが珍しく素直に弱音を吐露します。

Booth: Well, you did good today.
(今日はよくやったな。)

Brennan: We did. Yeah. Was so afraid, Booth.
(お互いにね。ええ。すごく怖かったわ、ブース。)

Booth: You got to have as much faith in you as I do.
(俺がお前を信じているのと同じくらい、お前も自分自身を信じなきゃ。)

Brennan: I imagine if Flender is sentenced to death, Judge Edwards will get what she wants after all.
(フレンダーが死刑になれば、判事の望みどおりになるわね。)

BONES Season10 Episode18(The Verdict in the Victims)

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シーン解説と心理考察

常に客観的な「証拠と論理」だけを頼りに生きているブレナンが、自らの鑑定のせいで無実の人間を死刑台に送りかけたかもしれないという事実に、深く揺らいでいたことがこの一言に集約されています。
そんな彼女に対してブースは、「証拠があるから大丈夫」とは言いません。
代わりに「俺がお前を信じているように、お前も自分を信じろ」と語りかけます。
注目したいのは、科学者ブレナンへの言葉として「evidence(証拠)」でも「data(データ)」でもなく「faith(信仰・信念)」という語を選んでいることです。
証拠がなくても、過去の実績がなくても、「ただお前だから信じる」——その言葉の重さが、2人のバディとしての深い絆を静かに証明しています。

「have faith in」の意味とニュアンス

have faith in
意味:〜を深く信頼する、〜の可能性を信じる

「faith」は「信頼・信念」や「信仰」を意味する名詞です。
前置詞「in」を組み合わせて「(対象の)中に深い信頼を置く」という形になります。
単に「相手の言葉を信じる」というより、その人の能力・人間性・可能性を心の底から信じ抜く、という温かく力強い意味合いを持ちます。

【ここがポイント!】

「have faith in」は名詞「faith」を使う点が重要です。「I have faith in you」の構造で、「信頼という感情を(相手の中に)持っている」という状態を表します。
“I believe you”(あなたの言葉を信じる)とは違い、相手の言動や証拠とは無関係に、その人の本質や可能性ごと信じるというニュアンスです。
感情的な絆が強い場面や、誰かを励ます時に自然と使いたくなる表現です。

実際に使ってみよう!

I know things are tough right now, but I have absolute faith in you.
(今は状況が厳しいと分かっているけれど、私はあなたを絶対に信じているよ。)
相手が壁にぶつかって落ち込んでいる時、その人の底力を信じて背中を押す表現です。絶対的な信頼を示すことで、相手の不安を和らげることができます。

It’s important to have faith in yourself, even when you make mistakes.
(たとえ失敗した時でも、自分自身を信じることが大切です。)
ブースのセリフのように、yourself(自分自身)に対して使うことも多くあります。自己肯定感を大切にしながら前に進むための言葉として美しい表現です。

We need to have faith in his decision, despite the risks.
(リスクはありますが、私たちは彼の決断を信じる必要があります。)
ビジネスやチームの中で、不確実な状況でもリーダーや仲間に信頼を託す際に使われます。損得を超えた結束の強さを示せます。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースがブレナンを静かに見つめ、「俺がお前を信じているように」と語りかける場面を思い浮かべてください。
不安でいっぱいになっているブレナンの心の内側(in)に、「faith(揺るぎない信頼)」という見えないあたたかい光がじんわりと注ぎ込まれていくイメージです。
「faith」という光が相手の中(in)へと入っていく——この方向感覚とセットで覚えると、「have faith in + 人」という形が自然に定着します。

似た表現・関連表現

believe in
(〜の存在や価値を信じる、〜を信じる)
「have faith in」と非常に近い意味ですが、より日常的で頻繁に使われます。「Believe in yourself.(自分を信じて)」など、カジュアルな励ましの定番フレーズです。

trust
(信用する、信頼する)
相手の言葉や行動に基づく、やや客観的な信用を表します。「have faith in」のような証拠を超えた信念よりも、実績に裏打ちされた信頼という意味合いが強くなります。

rely on
(〜を頼りにする)
相手の能力や助けを実際に必要として、あてにしている行動を指します。心情的な「信じる」よりも、実務的な「頼る」という側面に焦点が当たります。

深掘り知識:証拠の「trust」と信念の「faith」——その根本的な違い

英語で「信じる」を表す言葉の中でも、「faith」と「trust」は根本的な性質が異なります。
「trust」は過去の実績や客観的な根拠に基づく信頼です。「彼は約束を守る人だから trust する」という具合で、行動の積み重ねが土台になっています。
一方「faith」はもともとキリスト教などの「信仰」に由来する語です。目に見える証拠や保証が一切なくても、「それでも信じ抜く」という精神的な飛躍——祈りに近い感覚——を伴います。
証拠と論理だけで動いてきた科学者ブレナンが揺らいだ時、ブースが「trust」ではなく「faith」という言葉を選んだことには深い意味があります。
「実績は関係ない。ただ、お前だから信じる」——この言葉の選択ひとつに、2人の関係性のすべてが詰まっているようですね。

まとめ|証拠なしに信じることの強さ

今回は、エピソードの締めくくりとなる静かな会話から「have faith in」の意味と使い方を見てきました。
証拠を積み上げてきた科学者が根拠なき信頼を必要としたこのシーン——そのギャップにこそ、「have faith in」というフレーズの本質が凝縮されています。
「trust」が実績への信頼なら、「faith」は可能性への信念です。
大切な人が自信を失っている時に、このフレーズの持つ温もりをぜひ届けてみてください。

このエピソードを見るには

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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