「snoop around」の意味と使い方|『BONES』S11E15で学ぶ英会話

「snoop around」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

誰かが自分の机や部屋をこっそり調べているのに気づいて、思わず「勝手に詮索しないで!」と言いたくなったこと、ありませんか。

そんな場面で使えるのが「snoop around」、こっそり嗅ぎ回る・詮索する、という意味の表現です。今回は『BONES ―骨は語る―』シーズン11第15話、捜査官オーブリーが事務所に隠された秘密を次々と言い当てるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「snoop around」の意味とニュアンス

snoop around
意味:(こっそり)嗅ぎ回る/詮索する/探りを入れる

「snoop around」は、許可なく、あるいは人目を忍んで「あちこち調べ回る」ことを表す句動詞です。多くの場合、秘密や弱みを探るような、ややうしろめたい行為を指します。

他人の部屋やデータを勝手に調べる、企業の内情を探る、刑事が周辺を聞き込んで回る、子どもが親の隠し事を探る——こうした「隠れて探る」場面で頻繁に使われます。snoop には「こそこそと詮索する」という響きがあり、around が「あちこち」という範囲を加えています。

中立的に「調べ回る」と言いたいときの poke around と比べると、snoop around には「人目を忍んで・許可なく」という負のニュアンスがはっきり伴います。だからこそ、「勝手に詮索しないで」と相手をたしなめる場面でもよく登場します。

【ここがポイント!】

  • 鼻をクンクンさせて嗅ぎ回る(snoop)+ あちこち(around)が核のイメージ
  • 単なる「調べる」ではなく「こっそり・うしろめたく」探るのが持ち味
  • 後ろめたさを含むので、非難の言葉として使われやすい点に注意するのがコツ

『BONES』S11E15のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

オーブリーが、被害者の事務所でアシスタントを揺さぶる場面です。本物のファイルを隠していると見抜いたオーブリーは、彼女に向かって「子どもの頃から詮索好きだった」と語り出し、マジックミラーや隠しカメラ、隠し金庫の在りかを次々に言い当てていきます。

Aubrey: As a kid, I was pretty curious. Tended to snoop around a lot.
(子どもの頃、俺はかなり好奇心が強くてね。やたら嗅ぎ回るタチだった)

Aubrey: That’s how I know that mirror is a two-way.
(だから、あの鏡がマジックミラーだって分かるんだ)

Bones Season11 Episode15(The Fixer in the Drink)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

注目したいのは、オーブリーが「snoop around」というややうしろめたい言葉を、あえて自嘲気味に使っている点です。「詮索好きだった」と自分の弱点めいた性分を軽く認めることで、相手の警戒を解きながら、その実、隠し事を一つひとつ正確に暴いていきます。

子どもの頃の詮索癖を、捜査官としての観察眼へと転化させてみせるこの場面は、オーブリーというキャラクターの緩急がよく出た見どころと言えます。軽口を叩いているようでいて、視線は隠しカメラや金庫を的確に捉えている——飄々とした語り口と鋭い洞察のギャップが、相手を心理的に追い詰めていく様子が伝わってきます。

『BONES』流・覚え方のコツ

長い鼻を持った犬が、あちこちの匂いをクンクンと嗅いで回る姿を思い浮かべてみてください。漫画でおなじみのあの犬の名前「スヌーピー(Snoopy)」の snoop は、まさに「鼻を突っ込んで嗅ぎ回る」イメージそのものです。

その鼻が、人目を忍んで(snoop)あちこち(around)を探っていく。劇中でオーブリーが事務所を見回しながら、隠しカメラや金庫を次々に「嗅ぎ当てて」いく姿は、この鼻の利く犬のイメージとぴたりと重なります。クンクンと探り歩く鼻先を思い描いておくと、「こっそり嗅ぎ回る」というニュアンスが一息で立ち上がってきます。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「snoop around」

「こっそり嗅ぎ回る」というニュアンスは、家庭でも職場でも、ミステリの世界でも活躍します。3つの場面で感覚をつかみましょう。

I caught him snooping around my desk.
(彼が私の机をこそこそ漁ってるのを見つけた)
職場や家庭で、誰かの詮索が発覚した場面です。snooping around と進行形にすることで、「まさに探っている最中」の現場感が生まれます。

The reporter has been snooping around the company for weeks.
(その記者は何週間もその会社を嗅ぎ回っている)
調査報道や内部の探りといった、ビジネス寄りの話題で見かける一例です。継続を表す has been ~ing が、しつこく探り続ける執念をにじませます。

A: Why are you going through my phone?
B: I wasn’t snooping around — I was just looking for the address.
(A:なんで私のスマホを見てるの?)
(B:詮索してたわけじゃないよ、住所を探してただけ。)
プライバシーをめぐる言い合いの一コマです。「詮索じゃない」と弁解する形で使われる、生活感のあるやり取りになっています。

あわせて覚えたい関連表現

poke around
(あちこち調べ回る/物色する)
より中立的に「探し回る・いじり回す」ことを表す句動詞です。snoop around が「こっそり・うしろめたく」という負の色を帯びるのに対し、poke around にはその後ろめたさがありません。

pry into
(首を突っ込む/根掘り葉掘り聞く)
他人の私事に立ち入って詮索することを指します。snoop around が物理的に「調べ回る」行為に寄るのに対し、pry into は「聞き出す・詮索する」方向に寄ります。

nose around
(嗅ぎ回る/探り回る)
snoop around とほぼ同義の、ややくだけた表現です。どちらも「鼻」のイメージを含みますが、一般的にはより広く使われる snoop around のほうが耳にする機会が多いでしょう。

Note|「snoop」はどこから来た?——嗅ぎ回る言葉のルーツ

「こっそり嗅ぎ回る」という独特の響きを持つ snoop。この言葉が、もともとどこから来たのか、たどってみると意外なルーツが見えてきます。

snoop は、オランダ語の「snoepen」に由来するという説があります。この snoepen は「(お菓子などを)こっそり盗み食いする」といった意味を持つ言葉でした。アメリカにはオランダ系の移民が多く入植した歴史があり、その言葉が英語に取り込まれていく中で、「こっそり盗み食いする」から「こっそり探る・嗅ぎ回る」へと意味が広がっていった、と説明されることがあります。「人目を盗んで、うしろめたいことをする」という核の部分が、盗み食いから詮索へと受け継がれた、というわけです。なお、この語源説は広く紹介されているものですが、由来には諸説あり、ここでは断定はしません。

由来の真偽はともかく、「人目を忍んでこっそり」という後ろめたさが snoop の根っこにある、というイメージは、この句動詞の意味と気持ちよく重なります。語源を一つの物語として持っておくと、ニュアンスごと記憶に残りやすくなります。

こっそり盗み食いから、こっそり嗅ぎ回りへ——それが snoop のたどった道です。

まとめ|「こっそり嗅ぎ回る」を一語で

「snoop around」は、許可なく、人目を忍んであちこち調べ回ることを表す表現です。「嗅ぎ回る」「詮索する」「探りを入れる」など、後ろめたさを含んだ訳がしっくりくる場面で活躍します。

この句動詞を知っておくと、誰かの詮索をたしなめたいとき、こっそり探る怪しい動きを描写したいときなどに、その「うしろめたさ」ごと一言で伝えられるようになります。中立的な poke around とは一線を画す、独特の手ざわりを持った表現です。

事務所の隠し事を次々に嗅ぎ当てるオーブリーの鼻の利き具合を思い出しながら、「こっそり嗅ぎ回る」を伝える表現の引き出しに、「snoop around」を加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)


このエピソードの他のフレーズ

おすすめ記事
英語中級者におすすめの海外ドラマはこちら
「snoop around」のような、一歩進んだ英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
中級者向け海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次