「If you take me to see Ellie, I will tell you where Chuck is.」に見る、旧知の再会を表す言い方と、条件を出して取引を持ちかける言い方|『CHUCK』S04E07で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「If you take me to see Ellie, I will tell you where Chuck is.」に見る、旧知の再会を表す言い方と、条件を出して取引を持ちかける言い方|『CHUCK』S04E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン4 第7話に登場する、久しぶりの再会を表す言い方と、条件を出して取引を持ちかける言い方です。ある部屋に居るメアリーのもとをモーガンが訪ね、9歳の頃以来会っていなかった二人が思いがけず顔を合わせる場面が描かれています。

懐かしさを交わす軽いやり取りから、駆け引きを含んだ条件の提示まで、順番に見ていきます。

目次

相手の幼い頃を引き合いに、久しぶりの再会を表す言い方

モーガンの顔を見たメアリーは、驚きながらも懐かしそうに声をかけます。

Mary: I haven’t seen you since you were 9 years old.
(あなたに会うのは、9歳の時以来ね。)

Morgan: I haven’t had a decent Rice Krispie treat since.
(俺もあれ以来、ちゃんとしたライスクリスピー・トリートを食べてないよ。)

CHUCK Season4 Episode7 (Chuck Versus the First Fight)

I haven’t seen you since you were 9 years old. は、「あなたが9歳だった頃以来会っていない」と、相手の幼い頃を引き合いに久しぶりの再会を表す言い方です。単に「久しぶり」と言うのではなく、具体的な年齢という基準点を添えることで、どれくらいの歳月が経ったのかが自然と伝わってきます。

これに対してモーガンが返す I haven’t had a decent Rice Krispie treat since. も、同じ since の形を使った相づちです。真面目な再会の挨拶を、お菓子が食べられなくなったという軽い話題に横滑りさせて茶化しているのが面白いところで、深刻になりがちな場面をユーモラスに和らげる効果を持っています。

同じ構文を繰り返しながら中身をずらすことで、二人の気安い間柄も自然と伝わってくる掛け合いです。since の後ろに具体的な出来事を置くだけで、「あれ以来ずっと〜していない」という継続のニュアンスが簡潔に表せる点も、この一往復から学べるところです。

約束と信頼を重ねる説得と、条件を出して取引を持ちかける言い方

懐かしさを交わした後、モーガンは本題に入り、メアリーを説得しにかかります。

Morgan: I promise you, you will get to see Ellie, but you have to tell us. You can trust me, Mrs. B.
(約束するよ、エリーには会わせる。でも、教えてくれないと。……俺を信じてよ、ミセスB。)

Mary: If you take me to see Ellie, I will tell you where Chuck is.
(エリーに会わせてくれるなら、チャックの居場所を教えるわ。)

CHUCK Season4 Episode7 (Chuck Versus the First Fight)

I promise you で始まるモーガンの説得は、約束を先に差し出してから条件を伝える組み立てです。you have to tell us で本題の要求を挟み、最後に You can trust me と信頼を重ねて念を押しています。約束・要求・信頼の3つを畳みかける組み立てが、この説得を印象づけている点と言えます。

対するメアリーの返答、If you take me to see Ellie, I will tell you where Chuck is. は、If you…, I will… という条件付きの取引を持ちかける定番の形です。相手の説得をそのまま受け入れるのではなく、自分の要求を対等な条件として突き返しているところが見どころで、モーガンの一方的な説得が、ここで初めて交渉らしい駆け引きに変わっています。この構文は、日常の中でも「〜してくれるなら、こちらも〜する」という取引を提案する場面で幅広く使える形です。

まとめ|再会の懐かしさと、対等な条件を差し出す言い方

相手の年齢を引き合いにした久しぶりの挨拶から、それをずらして返すユーモア、そして約束を重ねる説得と、条件で切り返す取引の持ちかけ方まで見えてきます。同じ再会の場面でも、懐かしさの表し方と交渉の駆け引きは全く違う顔を見せます。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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