「There must have been 30… 40 of them.」に見る、その場しのぎの誇張と言い訳の重ね方|『CHUCK』S02E17で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「There must have been 30... 40 of them.」に見る、その場しのぎの誇張と言い訳の重ね方|『CHUCK』S02E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン2 第17話に登場する、店の騒動を大げさに報告する言い方と、その場しのぎの言い訳を重ねる話し方です。夜のうちに店で何かが起きた騒動のあと、駆けつけた店員たちがビッグ・マイクにその状況を語る場面が描かれています。

事態の規模をふくらませて語る誇張の言い方から、居合わせた理由をとっさに取り繕う言い訳の重ね方まで、順番に見ていきます。

目次

事態の規模を大げさに語る言い方

夜のうちに店で何かが起きたらしく、駆けつけたビッグ・マイクに、エメットが興奮気味に状況を報告します。

Emmett: It was a highly professional team, Michael.
There must have been 30…
40 of them.
They stormed the store.
And they took the new laptop.
(非常にプロフェッショナルなチームでした、マイケル。30人は、いや、40人はいたはずです。彼らは店に押し入り、新型ノートパソコンを持ち去りました。)

CHUCK Season2 Episode17 (Chuck Versus the Predator)

There must have been 30… 40 of them. は、実際の人数を見ていないにもかかわらず、その場で数字を積み増しながら断定していく話し方です。「30人」と言いかけてすぐに「40人」へ言い直す間の取り方に、話しながら誇張がふくらんでいく様子がそのまま表れています。stormed the store という強い動詞も、実際の規模以上に事態を深刻に見せる効果を持っています。

続けてモーガンも、深刻そうな言葉で状況に加勢します。

Morgan: Whoever did this broke some serious laws here, boss.
(これをやった奴は、とんでもない法律違反をしてるぜ、ボス。)

CHUCK Season2 Episode17 (Chuck Versus the Predator)

broke some serious laws は、具体的にどの法律かは示さないまま、深刻さだけを強調する言い方です。エメットの誇張報告に乗っかる形で、モーガンもまた事態を大きく見せる側に回っています。

居合わせた理由をとっさに取り繕う言い訳の重ね方

騒ぎの現場に姿を見せたレスターは、駆けつけた理由をいかにも自然なことのように切り出します。

Lester: Hey! We came as soon as we heard.
(おい!話を聞いてすぐ駆けつけたんだよ。)

CHUCK Season2 Episode17 (Chuck Versus the Predator)

We came as soon as we heard. は「話を聞いてすぐに駆けつけた」という、後付けの理由をいかにも自然なことのように述べる言い方です。ビッグ・マイクの「誰も呼んでいない」という切り返しに対して、レスターはさらに具体的な言い訳を重ねていきます。

Lester: Mm-hmm. Correct.
Bingo. Yeah, no, they closed the tap at Benny’s, saw the commotion, wanted to see what was going on.
(うんうん、そうそう。ビンゴだ。いや、そう、ベニーズで飲んでたところを閉めて、外の騒ぎに気づいて、何事かと見に来たんだよ。)

CHUCK Season2 Episode17 (Chuck Versus the Predator)

Mm-hmm. Correct. Bingo. という相槌の連発は、相手の疑いに先回りして同意を示すことで、言い訳全体をもっともらしく聞かせる相槌の重ね方です。そのうえで saw the commotion, wanted to see what was going on と、騒ぎに気づいて様子を見に来ただけだという筋書きを、細部まで具体的に積み重ねています。エメットの誇張報告と同じく、その場で辻褄を組み立てながら話が大きくなっていく点が共通しています。

まとめ|大げさな報告と、とっさの言い訳に共通する組み立て方

事態の規模をふくらませて語る誇張の言い方と、居合わせた理由をとっさに取り繕う言い訳の重ね方を見てきました。どちらも、話しながら細部を足していくことでもっともらしく聞こえてくる、という組み立て方が共通しています。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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