「That’s a very big step, you know, and I think that it’s not something that you should rush into.」に見る、大きな決断を急ぐ相手をいさめ支える言い方|『CHUCK』S02E10で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「That's a very big step, you know, and I think that it's not something that you should rush into.」に見る、大きな決断を急ぐ相手をいさめ支える言い方|『CHUCK』S02E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン2 第10話に登場する、大きな決断を急がないようにいさめる一言と、金銭的な支援を申し出て相手の背中を押す表現です。恋人との同棲話に及び腰になるモーガンをめぐって、立場の異なる二人の人物がそれぞれの形で関わる場面が描かれています。

ためらう気持ちを言葉にする一言から、背中を押す側の温かい申し出まで、二つの場面を順番に見ていきます。

目次

同棲話を切り出され、大きな決断を急がないようにいさめる言い方

モーガンの恋人アンナは、二人で暮らせる手頃な部屋を見つけたと切り出し、次のステップに進もうと誘います。突然の話にたじろいだモーガンは、はっきりと断るのではなく、決断の大きさそのものに焦点を当てていさめる言い回しで踏みとどまろうとします。

Anna: We could together. We’re ready to take the next step.
(一緒に暮らせるじゃない。もう次のステップに進む準備はできてるんだから。)

Morgan: That’s a very big step, you know, and I think that it’s not something that you should rush into.
(それって、その、すごく大きな一歩だと思うんだよな。急いで決めることじゃないと思うんだ。)

CHUCK Season2 Episode10 (Chuck Versus the DeLorean)

a very big step は、結婚や同棲のように人生の節目となる決断を指す言い方です。アンナの誘いに対してモーガンが選んだのは、提案そのものを否定する言葉ではなく、決断の重さに疑問を投げかける言い回しでした。

続く it’s not something that you should rush into も同じ方向の婉曲な言い回しで、「急いで決めるべきことではない」と伝える表現です。相手の気持ちを立てながら、決断のタイミングだけをやんわりずらそうとしている様子が読み取れます。It’s not something that you should [動詞] という形にすれば、行動そのものを否定せずに「軽々しく扱うべきではない」という価値判断を添える型として応用でき、急かされていると感じた時に時間を求める場面で役立ちます。

場面が変わり、金銭的な支援を申し出て背中を押すデヴォンの言い方

場面は変わり、モーガンは友人のデヴォンにこの件を打ち明けます。「大人になれ」と発破をかけられたモーガンがお金の心配を口にすると、デヴォンは意外な申し出で応じます。

Devon: You’re a little short on cash, you know, we’ll lend it to you. Don’t worry about it.
(ちょっと金が足りないんだろ、それなら俺たちが貸してやるよ。心配すんな。)

Devon: Consider it an investment in your future.
(お前の将来への投資だと思えばいいんだよ。)

CHUCK Season2 Episode10 (Chuck Versus the DeLorean)

we’ll lend it to you は、お金を貸す申し出をストレートに伝える一言です。続く Don’t worry about it は「気にしなくていい」という定番のクッション言葉で、申し出を重く受け止めさせないための添え言葉になっています。

デヴォンはさらに、貸付を an investment in your future、「お前の将来への投資」だと位置づけ直しています。Consider it 〜 という形は、ある物事を別の前向きな枠組みで捉え直すよう相手に促す言い方で、単なるお金の貸し借りを、相手を信じているという意思表示に変えている点が見どころです。

後押しの締めくくりとして、デヴォンはこう声をかけます。

Devon: Welcome to adulthood. We’ve been waiting for you.
(大人の仲間入りだな。ずっと待ってたぜ。)

CHUCK Season2 Episode10 (Chuck Versus the DeLorean)

Welcome to adulthood は、新しい節目を迎えた相手を歓迎する言い方です。Welcome toの後に抽象的な状態を置くことで、大人としての一歩を踏み出したことをユーモラスに祝う一言になっています。

まとめ|急がないよういさめる言葉と、背中を押す言葉

大きな決断を急がないよういさめる婉曲表現から、支援を投資に例えて後押しするデヴォンの言葉まで、同じ「大きな決断」をめぐる二つの立場の言い方を見てきました。急かさず立ち止まらせる言い方と、前向きに支える言い方を、状況に応じて使い分けられそうです。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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