「in broad daylight」の意味と使い方|『CHUCK』S02E12で学ぶ英会話

「in broad daylight」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

人目のある真っ昼間に、堂々と大胆なことをやってのける人を見て、「よくこんな状況で」と驚いたこと、ありませんか。

そんな状況を表す「in broad daylight」を、『CHUCK』シーズン2第12話の中盤、人混みのバイ・モアでロックスターを確保しようとする任務に、チャックが「こんな真っ昼間に無理だ」と反発するシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「in broad daylight」の意味とニュアンス

in broad daylight
意味:白昼堂々と、真っ昼間に

in broad daylight は、隠れようのない明るい日中に、人目をはばからず何かが行われることを表すイディオムです。broad は「広く行き渡った」という意味で、daylight に付くことで「光があらゆる物陰を消し去った、隠れる場所のない明るさ」を表します。

多くの場合、強盗や窃盗、誘拐といった大胆な犯罪が「人目につく明るい時間に堂々と」行われたことを強調する、驚きや非難のこもった表現です。犯罪以外でも、「真っ昼間からぬけぬけと」といった呆れのニュアンスで使われることもあります。夜陰に紛れるのではなく、あえて明るい中で、という大胆さがこの表現の核にあります。

【ここがポイント!】

  • 核は「光が物陰を消した、隠れようのない明るさ」のイメージ
  • 大胆な犯罪が人目の中で行われる驚き・非難を込めて使う表現
  • 犯罪以外でも「真っ昼間からぬけぬけと」の呆れを表せる一言

『CHUCK』S02E12のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

人で賑わうバイ・モアの店内で、命を狙われているロックスターを確保する任務が始まります。警備員だらけの状況に、チャックは「こんな真っ昼間に無理だ」と反発しますが、サラは涼しい顔で「簡単よ」と返します。

Chuck: How are we supposed to grab a rock star in broad daylight? I mean, security’s crawling all over the place.
(どうやって白昼堂々とロックスターをさらうんだ?だって、そこら中に警備員がうようよしてるんだぞ)

Sarah: This is going to be easy.
(これは簡単よ)

Chuck: What’s gonna be easy?
(何が簡単だって?)

Chuck Season2 Episode12(Chuck Versus the Third Dimension)

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シーン解説と心理考察

素人感覚のチャックと、プロのサラの対比がくっきり表れている場面です。チャックにとって「真っ昼間で警備だらけ」は、確保など不可能な悪条件にしか見えません。

ところがサラにとっては、白昼の人混みこそ最良のカモフラージュです。in broad daylight という言葉が、チャックの常識とスパイの非常識のギャップをそのまま映し出しています。チャックが慌てて反論する横で、サラがあっさり「簡単よ」と言ってのける——この温度差が、二人の経験値の違いを会話の温度に重ねています。普通の人間なら尻込みする状況を、プロは逆に利用する。その発想の転換が、短いやり取りの中ににじむ場面です。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

太陽が真上から照らし、影さえできない真っ昼間の街角を思い浮かべてみてください。隠れる物陰がひとつもない、すべてが丸見えの状況——それが in broad daylight です。broad(広く行き渡った光)が、暗がりの一切ない「公然性」を作り出しています。

チャックが「こんな明るくて警備だらけの店でさらうなんて無理だ」と慌てる横で、サラが堂々とファンのふりをして近づいていく——あの対比とセットで覚えると、「人目をはばからず堂々と」という感覚が刻まれます。

例文で覚える「in broad daylight」

大胆な犯罪から、ちょっとした呆れまで、幅広く使えるのが in broad daylight です。3つの場面で感覚をつかんでみましょう。

The thieves robbed the bank in broad daylight.
(強盗たちは白昼堂々と銀行を襲った)
ニュースでよく耳にする、最も典型的な「白昼の犯罪」の使い方です。人目のある中での大胆さが強調されます。

He lied to my face in broad daylight.
(彼は真っ昼間から、面と向かって私に嘘をついた)
犯罪以外に広げた例です。「ぬけぬけと、堂々と」という呆れや非難のニュアンスを込めて使えます。

A: Someone stole my bike right in front of the station.
B: In broad daylight? That’s unbelievable.
(A:駅の真ん前で自転車を盗まれたんだ)
(B:真っ昼間に?信じられないね。)
被害の驚きを伝えるカジュアルな会話です。相手の話に「こんな明るい時間に?」と驚きを返す、生きた使い方が学べます。

あわせて覚えたい関連表現

out in the open
(公然と、おおっぴらに)
「隠さず表に出ている」状態を指します。時間帯を問わず、隠蔽の反対としての「公然」を表す点が、明るさを強調する in broad daylight と異なります。

brazenly
(ずうずうしく、厚かましく)
行為者の「恥知らずな大胆さ」を強調する副詞です。in broad daylight が状況(明るい中で)を示すのに対し、こちらは態度そのものを示します。

right under someone’s nose
(すぐ目の前で、気づかれもせず)
「監視している人のすぐそばで」行われる意外性を強調します。明るさよりも「近さ・無防備さ」に焦点がある表現です。

Note|broad が「広く行き渡った光」を意味するわけ

in broad daylight の broad は、日常では「幅が広い」の意味でおなじみですが、この表現ではもう少し踏み込んだ働きをしています。

broad の原義は「幅広い・あまねく広がった」で、daylight に付くと「光がすみずみまで行き渡り、物陰を一つ残らず消し去った状態」を表します。つまり broad daylight は、単なる「昼間」ではなく、「隠れる場所が一切ない、完全に明るい時間帯」というニュアンスを帯びるのです。この「隠しようのなさ」があるからこそ、in broad daylight は犯罪や大胆な行為の公然性を強調する定型句として古くから使われてきました。夜なら闇に紛れられるところを、あえて誰もが見ている明るい中でやってのける——その対比が、この表現に驚きと非難の響きを与えています。broad 一語が、ただの昼を「隠れようのない昼」へと変えているわけです。

この成り立ちを知っておくと、in broad daylight が「明るい時間」以上の、「公然と、人目もはばからず」という強い含みを持つことが腑に落ちます。

物陰の消えた真昼のイメージごと、覚えておきたい表現です。

まとめ|チャックの驚きから学ぶ「白昼堂々」の表現

in broad daylight は、隠れようのない真っ昼間に、人目もはばからず何かが行われることを表す表現です。

大胆な犯罪の描写はもちろん、「真っ昼間からぬけぬけと」という呆れを込めた場面でも使えます。この一言を知っていると、出来事の大胆さや意外性を、ぐっと際立たせて伝えられるようになります。

「こんな真っ昼間に無理だ」と慌てるチャックと、涼しい顔のサラの対比を思い出しながら、表現の幅を広げてみてください。

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