一緒に飼い始めたひなの世話をめぐって、同居人と言い合うときの英語|『フレンズ』S03E21で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 一緒に飼い始めたひなの世話をめぐって、同居人と言い合うときの英語|『フレンズ』S03E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン3第21話では、ジョーイがひなを買ってきて、チャンドラーと二人で部屋で飼い始めます。ところが世話の分担をめぐって、二人は言い合いになります。

一緒に何かの世話をしていると、どちらがどれだけやったかで話がこじれることがあります。世話の大変さを伝える言葉から、自分の分担を主張する言い方、言い合いを収める一言までを順に見ていきます。

目次

「They require constant care」世話の大変さを伝える

チャンドラーとジョーイの部屋に、ジョーイが箱を持って入ってきます。チャンドラーに「プレゼントがある」と開けさせると、中にはひなが入っていました。居合わせたフィービーは、ひなについて何か知っているのかと二人に尋ね、こう続けます。

Phoebe: Hey, well, they are a huge responsibility. Especially at this age. They require constant care. They need just the right food and lots and lots of love.
(ねえ、いい? ひなってすごく責任重大なのよ。特にこのくらいの時期はね。ずっと世話が必要なの。ちょうどいいえさと、たっぷりの愛情もね。)
Joey: Oh, well, no problem.
(ああ、それなら問題ないよ。)
Friends Season3 Episode21(The One with a Chick. and a Duck.)

a huge responsibility は「大きな責任」で、生き物を飼うことの重さを伝えています。Especially at this age. は「特にこの年ごろは」と、条件を付け足す一言です。require ~ は need よりかための「〜を必要とする」、constant care は「絶え間ない世話」で、合わせると「ずっと手をかけ続けなければならない」という意味になります。

just the right ~ は「ちょうどいい〜」「ぴったりの〜」です。lots and lots of ~ は lots of を重ねて、量の多さを強める形です。

ジョーイの no problem は「問題ない」と気軽に引き受ける返事です。フィービーが並べた条件に対して、ジョーイはひと言で応じています。

「Here it comes」自分の分担を主張し合う

場面が変わり、チャンドラーが部屋でひなの番をしているところに、ジョーイが帰ってきます。ジョーイが着替えて出演者仲間と会うと言うと、チャンドラーは「何だって?」と聞き返し、こう言います。

Chandler: I stayed home from work today while you were at rehearsal so somebody could be here with our chick.
(お前がリハーサルに行ってる間、誰かがうちのひなのそばにいられるように、俺は今日仕事を休んだんだぞ。)
Joey: Hey, who was up from 2:00 this morning until 5:00 this morning trying to get her back to sleep?
(おい、今朝2時から5時まで、この子を寝かしつけようと起きてたのは誰だよ?)
Chandler: You don’t think I get up when you get up?
(お前が起きるとき、俺が起きてないとでも思ってるのか?)
Joey: Oh, here it comes.
(ほら、始まった。)
Chandler: Yes. Here it comes. I’m stuck here all day and then you come in and spend two seconds with us… and then expect to go off gallivanting? Well, I don’t think so, mister.
(ああ、始まったよ。俺は一日中ここから動けなくて、お前は帰ってきたと思ったら2秒だけ俺たちと過ごして……それで遊び歩きに出かけようってのか? そうはいかないぞ。)
Friends Season3 Episode21(The One with a Chick. and a Duck.)

チャンドラーの stay home from work は「仕事を休んで家にいる」、so somebody could ~ は「誰かが〜できるように」と目的を表します。自分がしたことを具体的に挙げて言い返す形です。

ジョーイの Who was up from ~ until ~? は、答えを求める質問ではありません。「起きていたのは誰だ?」と問う形で、「それは自分だ」と主張しています。チャンドラーの You don’t think ~? も、「〜とは思わないのか?」と相手の思い込みを突く問い返しです。

Here it comes. は「ほら来た」「始まった」と、相手の小言が来るのを先回りして言う表現です。チャンドラーは同じ言葉を Yes. Here it comes. と受けて立ち、言い分を並べます。最後の I don’t think so は、相手の予定を「そうはさせない」と認めない返しで、続く mister はふざけて相手を叱るような呼びかけになっています。

「Maybe we weren’t ready」言い合いを収める一言

言い合いはさらに続きます。

Joey: Hey, I need to relax. Okay? I was working all day.
(おい、俺だって息抜きが必要なんだよ。な? 一日中働いてたんだぞ。)
Chandler: And you don’t think taking care of our chick is work?
(じゃあ、うちのひなの世話は仕事じゃないってのか?)
Joey: Okay? I just meant…
(いいか? 俺はただ……)
Chandler: I know what you meant.
(言いたいことは分かってるよ。)
Friends Season3 Episode21(The One with a Chick. and a Duck.)

I need to relax. は「息抜きが必要だ」と、自分の事情を伝える一言です。チャンドラーはここでも You don’t think ~ is work? の形で、世話も仕事だと言い返します。ジョーイの I just meant… は「ただ〜と言いたかっただけ」と言い直そうとする言い方ですが、チャンドラーは I know what you meant. と途中で引き取ります。

このあとチャンドラーは、ひなが来てからけんかが増えたと口にします。二人のやりとりはこう続きます。

Joey: I don’t know– maybe we weren’t ready to have a chick.
(さあな。俺たち、ひなを飼う準備ができてなかったのかもな。)
Chandler: I’ll take her back tomorrow.
(明日、返してくるよ。)
Joey: Do you think we’ll get our three bucks back?
(3ドル、戻ってくると思うか?)
Friends Season3 Episode21(The One with a Chick. and a Duck.)

maybe we weren’t ready to ~ は「〜する準備ができていなかったのかも」と、どちらかを責めずに二人の問題としてまとめる言い方です。take ~ back は「(買ったものを)返す」、get ~ back は「〜を取り戻す」で、ジョーイは3ドルが戻ってくるかを尋ねています。

結局、ひなは店に返せず、二人は飼い続けることになり、部屋にはアヒルも加わります。廊下では、チャンドラーがそのアヒルを叱ります。

Chandler: Okay, now, you stay out here and you think about what you did!
(よし、お前はここにいて、自分が何をしたかよく考えろ!)
Ross: That’s a duck.
(それ、アヒルだよな。)
Chandler: That’s a bad duck!
(悪いアヒルだ!)
Friends Season3 Episode21(The One with a Chick. and a Duck.)

think about what you did は、子どもを叱るときに使われることの多い言い回しです。チャンドラーはそれをアヒルに向けて使っています。

まとめ|ペットの世話をめぐる言い合いの英語

require constant care で世話の大変さを伝え、Who was up ~? で自分の分担を主張し、maybe we weren’t ready to ~ で言い合いを収める流れを見てきました。問い返しの形を知っておくと、言い分のぶつけ合いも聞き取りやすくなります。

ひなとアヒルをめぐるチャンドラーとジョーイのやりとりからは、言い分をぶつけ合う英語の運びが見えてきます。

この回のほかのコラムやフレーズ記事では、モニカとピート、フィービーの場面の英語も扱っています。

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