海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『フレンズ』シーズン2第24話では、チャンドラーがインターネットで知り合った女性と、実際に会うことになります。待ち合わせ場所には仲間たちもいて、相手の到着を一緒に待ちます。
気になる相手が来るまでの時間は、周りがどう声をかけるかも悩みどころです。まだ会っていない相手の話し方、会うと決めた友達への声かけ、待ちきれない友達のなだめ方を、順に見ていきます。
「I seriously like this girl」まだ会っていない相手のことを話す英語
モニカとレイチェルの部屋に、チャンドラーが前の晩と同じ服でやって来ます。仲間たちが相手のことを尋ねると、チャンドラーはこう答えます。
Ross: What’d she look like?
(どんな見た目だった?)
Chandler: Well, we haven’t actually met.
(いや、実はまだ会ってないんだ。)
Chandler: We just, uh, stayed up all night talking on the internet.
(ただ、その、ネットで一晩中話してただけ。)
Monica: Whoo-hoo! Geek.
(ひゅー! オタク。)
Chandler: I like this girl, okay? I seriously like this girl.
(この子が好きなんだよ、いいだろ? 本気でこの子が好きなんだ。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)
We haven’t actually met. は「実はまだ会っていない」と、相手の予想を打ち消すときの言い方です。actually が「思っているのとは違って」という含みを足しています。
続く stay up all night ~ing は「一晩中〜して起きている」という意味で、ここでは talking on the internet と組み合わせ、ネット上のやりとりで夜を明かしたことを伝えています。
モニカの Geek. は、からかいの一言です。それを受けたチャンドラーは、I like this girl, okay? と言い、続けて seriously を足してくり返します。okay? は「それでいいだろ」と相手の反応を先回りして押さえる付け足しで、seriously は「冗談ではなく」という意味を加えます。普段は冗談の多いチャンドラーが、本気であることを言葉で示している場面です。
まだ会ったことのない相手について話すときは、haven’t met で事実を伝え、like や seriously で気持ちを添える。この組み合わせが、この短いやりとりの中にそろっています。
「Okay. I’ll do it.」会うと決めた友達に、次々と声をかける英語
チャンドラーとジョーイの部屋で、メッセージに返事をしないでいたチャンドラーのもとに、相手から会いたいという連絡が届きます。フィービーに背中を押され、彼は会うことを決めます。
Chandler: Okay. I’ll do it.
(分かった。やるよ。)
Phoebe: Oh, yay! Okay, great.
(わあ、やった! よし、いいね。)
Phoebe: Go put on your shoes and then march out there and meet her. Oh, my God. No! Wait.
(靴を履いて、そこから出て行って彼女に会うのよ。うそ、だめ! 待って。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)
Okay. I’ll do it. は、迷った末に「分かった、やる」と決心を伝える短い一言です。ここでの will は、その場で決めた意志を表します。フィービーの Oh, yay! は、喜びをそのまま声にする間投詞です。
続く march out there は「堂々と出て行く」という意味で、march(行進する)の勢いが、迷わず向かうよう促す響きを生んでいます。ところがフィービーは、そのすぐあとに No! Wait. と自分の指示を止めてしまいます。
ここから準備の指示が、矢継ぎ早に入れ替わっていきます。
Phoebe: You have to take a shower, ‘cause…eww. And I’ll get the..
(シャワーを浴びなきゃ、だって……うえっ。それに私が取ってくる……)
Phoebe: No, no, you’ve to answer her. Answer her first.
(ううん、違う、まず返事をしなきゃ。先に返事よ。)
Phoebe: No, no. You know what, make some coffee ‘cause it’s too much.
(ううん、違う。そうだ、コーヒーをいれて。いろいろありすぎるから。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)
You have to ~ で「〜しなきゃ」と次の指示を出したかと思えば、No, no と打ち消す流れが2回続きます。2回目には You know what, で「そうだ」と思いついたことを切り出します。you know what は、新しい考えを持ち出すときに使われることの多い前置きです。指示が次々に入れ替わっていきます。
「Relax」と「She’ll be here」待ちきれない友達をなだめる英語
カフェのセントラルパークでは、仲間たちがそろって相手の到着を待っています。チャンドラーはレイチェルに何度も同じことを聞きます。
Chandler: Where is she? Where is she?
(彼女はどこだ? どこにいるんだ?)
Chandler: Oh, hey. I have a question.
(あ、なあ。ちょっと聞きたいんだけど。)
Chandler: Where is she?
(彼女はどこ?)
Rachel: Oh, Chandler.
(もう、チャンドラー。)
Rachel: Relax, Chandler. She’ll be here.
(落ち着いて、チャンドラー。来るから。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)
I have a question. と改まって切り出しながら、中身は同じ Where is she? というくり返しが、落ち着かない様子を言葉で表しています。レイチェルの Relax. は「落ち着いて」と相手をなだめる一言で、She’ll be here. は「来るよ」と見通しを示して安心させる言い方です。
フィービーも、たとえを使って声をかけます。
Phoebe: Chandler, you gotta stop staring at the door. It’s like a watched pot.
(チャンドラー、ドアを見つめるのはやめなきゃ。見張ってるお鍋と同じよ。)
Phoebe: You know, if you keep looking at it then the door is never going to boil.
(ほら、ずっと見てたら、ドアはいつまでも沸かないの。)
Phoebe: I think what you have to do is try not to..
(私が思うに、やるべきなのは、見ないように……)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)
英語には「A watched pot never boils.(見つめている鍋はなかなか沸かない)」ということわざがあり、待っていると時間が長く感じられる、という意味で知られています。フィービーはこのことわざの pot を door に置き換え、「ドアが沸かない」と言ってしまいます。you gotta stop ~ing は「〜するのはやめなきゃ」と、くだけた調子で促す形です。最後の I think what you have to do is ~ は、助言を切り出すときの前置きです。
まとめ|待つ時間の声かけを英語で
We haven’t actually met と I seriously like ~ で相手のことを話し、Okay. I’ll do it. で決心し、Relax. She’ll be here. や a watched pot のたとえでなだめる。待つ時間の英語が順にそろっています。
仲間たちのにぎやかな声かけを思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を楽しんでいきましょう。
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