気が重い集まりに出る前の不安を打ち明けるときと、その場に踏みとどまると伝えるときの英語|『フレンズ』S02E24で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 気が重い集まりに出る前の不安を打ち明けるときと、その場に踏みとどまると伝えるときの英語|『フレンズ』S02E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第24話では、レイチェルが元婚約者のバリーと、旧友ミンディの結婚式に出席します。花嫁の付添人の代表まで引き受けたレイチェルを、恋人のロスがそばで支えます。

行く理由を問われる場面、式の直前に不安を打ち明ける場面、そして披露宴で「帰らない」と言い切る場面。気の進まない集まりをめぐる英語を、3つの段階に分けて順に見ていきます。

目次

「Because I promised Mindy I would」行く理由を問われたときの英語

モニカとレイチェルの部屋で、付添人のドレスを着たレイチェルが姿を見せます。式に一緒に行くことになっているロスは、そもそもなぜ行くのかと問いかけます。

Ross: So don’t. I don’t see why we have to go to this thing anyway. It’s your ex-fiance’s wedding.
(じゃあ行かなきゃいい。そもそも、なんで俺たちがこんなのに行かなきゃならないのか分からないよ。君の元婚約者の結婚式だろ。)
Rachel: Because I promised Mindy I would.
(ミンディに行くって約束したからよ。)
Monica: Yeah, well, you promised Barry you’d marry him.
(へえ、バリーとは結婚するって約束してたけどね。)
Rachel: Look, you guys, I have to go.
(ねえ、みんな、私は行かなきゃいけないの。)
Rachel: I’m the maid of honor… and besides, you know what?
(付添人の代表なんだから……それにね、分かる?)
Rachel: I just need to be in a room again with these people and feel good about myself.
(もう一度あの人たちと同じ部屋にいて、自分は大丈夫だって思いたいだけなの。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)

ロスの I don’t see why we have to ~ は「なぜ〜しなければならないのか分からない」という意味で、気が進まないことを遠回しに伝えています。this thing と、式を「これ」とだけ呼んでいるところにも、気乗りのなさが出ています。

レイチェルの Because I promised ~ I would. は、最後の動詞を省いた形です。I would のあとには go が隠れていて、「行くと約束したから」という意味になります。前に出た動詞をくり返さずに済ませる、会話で使われることの多い省略です。

すかさずモニカが、バリーとの結婚の約束を持ち出します。結婚式からレイチェルが逃げ出した過去を指した、皮肉まじりの一言です。

レイチェルは言い返さずに理由を足していきます。I just need to ~ は「〜したいだけ」と、自分にとって欠かせない理由を控えめに示します。feel good about myself は「自分に自信が持てる」「自分を肯定できる」といった意味で、行くもう一つの理由がここで明かされます。

「I shouldn’t be here」式の直前に不安を打ち明ける英語

式が始まる直前、付添人たちが支度をするなか、レイチェルを探していたロスが声をかけます。

Ross: Are you alright?
(大丈夫か?)
Rachel: Yeah.
(うん。)
Rachel: When I was in the bathroom I saw the window that
(化粧室にいたら、窓が見えたの。)
Rachel: I crawled out of at my wedding and God, I just start thinking
(私が自分の結婚式で這い出した窓よ。それで、もう考えちゃって。)
Rachel: I shouldn’t be here, you know, I shouldn’t.
(私はここにいるべきじゃないって。ほんとに、いるべきじゃないの。)
Rachel: People are going to be looking at me and judging me a-and thinking about the last time–
(みんな私を見て、あれこれ決めつけて、前のときのことを思い出すのよ――)
Ross: Sweetie, it’s going to be okay, alright? It’s a wedding. Generally, people focus on the bride.
(なあ、大丈夫だって、な? 結婚式なんだから。普通、みんな花嫁のほうに注目するよ。)
Rachel: Oh, God, I know you’re right.
(ああもう、分かってる。あなたの言うとおりよ。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)

I shouldn’t be here. は「ここにいるべきじゃない」と、その場にいること自体への迷いを口にする一言です。you know をはさんで同じ言葉をくり返しています。

続く People are going to be looking at me and judging me は「みんなに見られて、あれこれ言われることになる」という意味で、これから起きそうなことへの不安を未来進行形で並べています。

ロスの返しは3つの部分からできています。It’s going to be okay. で安心させ、It’s a wedding. で状況を確認し、Generally, people focus on the bride. で「主役は花嫁だから、君はそれほど見られない」と視点をずらしています。レイチェルの I know you’re right. は、頭では分かっていると認めるときの返事です。

まもなくウェディングプランナーが付添人たちに列に並ぶよう声をかけ、二人は短く言葉を交わします。

Rachel: Okay. I’ll see you after the thing.
(よし。じゃあ、終わったらね。)
Ross: Okay, good luck.
(よし、頑張れよ。)
Rachel: Thank you. Okay.
(ありがと。よし。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)

I’ll see you after ~. は「〜のあとでね」と、別行動に入る前に再会の時点を決めておく言い方です。ここでも式は the thing とだけ呼ばれています。

「I probably should, but I’m not」その場に踏みとどまると伝える英語

披露宴では、スピーチの流れからレイチェルがその場を離れかけ、バリーが「また出て行った」と冗談を言います。するとレイチェルはマイクの前に進み出ます。

Rachel: You know what, Bar? I’m not going to leave.
(ねえ、バリー? 私、帰らないから。)
Rachel: I probably should, but I’m not.
(たぶん帰るべきなんだろうけど、帰らない。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)

I’m not going to ~ は、その場で固めた意志を「〜するつもりはない」と言い切る形です。I probably should, but I’m not. は、should のあとに leave、I’m not のあとに leaving が省かれています。「そうするべきなのは分かっている、でもしない」と、相手の予想を認めたうえで逆を選んでいます。式の前の I shouldn’t be here. と並べると、同じ should を使いながら、迷いから決意へと向きが変わっていることが分かります。

レイチェルは、今夜は品よく落ち着いて過ごしたかったと話したあと、こう続けます。

Rachel: Well, I guess we can all agree that’s not going to happen.
(まあ、そうはいかないってことは、みんな同意見よね。)
Friends Season2 Episode24(The One With Barry and Mindy’s Wedding)

I guess we can all agree (that) ~ は「〜ということには、みんな異論がないでしょう」と、その場の全員が分かっていることを先に言ってしまう言い方です。うまくいかなかったことを自分から認めることで、気まずさを先に引き受ける言い方になっています。

まとめ|迷いから決意までを英語で

Because I promised ~ I would で行く理由を伝え、I shouldn’t be here で不安を打ち明け、I probably should, but I’m not で踏みとどまる。気持ちの移り変わりが、短い英語でたどれます。

式の前と披露宴の場面を見比べながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回の別の場面の英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事で取り上げています。

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