電話で心配する家族をなだめて、急いで切り上げるときの英語|『フレンズ』S02E04で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 電話で心配する家族をなだめて、急いで切り上げるときの英語|『フレンズ』S02E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第4話は、レイチェルが母親と電話で話している場面から始まります。心配する母親をなだめている最中に、部屋の中で思いがけないことが起き、彼女は大急ぎで電話を切ることになります。

電話口で相手を落ち着かせる言い方、話を切り上げる一言、そして慌てた場面で平静を保とうとする言い方を、冒頭の短い流れに沿って、表現の形とあわせて順に見ていきます。

目次

「Would you relax?」で心配する相手をなだめる

モニカとレイチェルの部屋で、レイチェルは電話の向こうの母親にこう言います。

Rachel: Mom, would you relax?
(ママ、ちょっと落ち着いてよ。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

Would you ~? は「〜していただけますか」という丁寧な依頼の形として習うことが多い表現です。一方で、言い方や場面によっては「ちょっと〜してよ」と、相手へのじれったさを込めた言い方にもなります。ここでは、心配を重ねる母親に向けた一言で、後者の響きに近い使い方です。文頭の Mom, のように相手への呼びかけを先に置くと、話を聞いてほしいという合図にもなります。relax は「くつろぐ」だけでなく、「そんなに気にしないで」と相手の緊張をほどくときにも使われます。

母親の話を受けたあと、レイチェルはさらに言葉を重ねます。

Rachel: Mom, come on, stop worrying.
(ママ、ねえ、心配しないで。)
Rachel: This is a safe street. This is a safe building.
(ここは安全な通りなの。安全な建物なのよ。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

come on は「ねえ」「ちょっと」と、相手に考え直してほしいときの前置きです。stop worrying は「心配するのをやめて」の意味で、stop の後ろに ~ing を置くと「〜するのをやめる」になります。stop to ~ とすると「〜するために立ち止まる」という別の意味に変わるため、形の違いに注意が要ります。

続く This is a safe ~. を2回くり返す言い方は、名詞だけを入れ替えて同じ型を重ねることで、「どこを取っても大丈夫」と念を押す働きをしています。street から building へと範囲を身近な場所に絞っていく並べ方も、相手を安心させる言葉の運びになっています。

「I got to go」で電話を急いで切り上げる

レイチェルが言い終わらないうちに、窓からハトが入ってきてテーブルにとまります。彼女は母親にこう告げて、電話を切ります。

Rachel: Mom, I got to go, I got to go!
(ママ、もう切らなきゃ、切らなきゃ!)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

I got to go. は「もう行かなきゃ」「もう切らなきゃ」と、会話を切り上げるときに使われることの多い一言です。got to は have got to のくだけた形で、「〜しなければならない」を表します。会話では gotta と縮めて書かれることもあります。

電話の場面で使うと、「行く」というより「この電話を終えなければならない」という意味になります。同じ文を2回続けているところから、とにかく急いでいる様子が言葉の上でも伝わってきます。

落ち着いて切り上げたいときは、一般に I have to go. や I’ll call you back.(あとでかけ直すね)を添える言い方もあります。理由を細かく言わずに済む点で、相手を待たせたくない場面に合う表現です。ただし、何度もくり返すと慌てた印象が強く出るため、落ち着いた場面では1回で十分です。

「That’s fine」で慌てた場面を取りつくろう

電話を切ったレイチェルは、今度はハトに向かって話しかけ、途中で鍋とふたを手に取ります。

Rachel: That’s fine. You just read the paper.
(いいのよ。あなたは新聞でも読んでて。)
Rachel: I’m going to get a pot. It’s not for you.
(鍋を取ってくる。あなた用じゃないからね。)
Rachel: Okay, that’s fine.
(オーケー、それでいいの。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

That’s fine. は「それで大丈夫」「構わない」と、状況を受け入れるときの一言です。ここでは人ではなくハトに向けて言っており、慌てる場面で穏やかな言葉を選ぶ、そのずれが笑いを生んでいます。You just read the paper. の You just + 動詞 は、「あなたは〜していて」とくだけて指示する形です。It’s not for you. は「あなたのためのものじゃない」の意味で、鍋を持ち出す理由を、相手に向かって打ち消して見せる言い方です。

そのあとレイチェルは鍋をハトにかぶせ、ドアをノックする音に答えます。

Rachel: It’s open, you guys.
(開いてるよ、みんな。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

It’s open. は「鍵は開いているから入って」という返事です。you guys と答えていることから、ノックの相手を仲間の誰かだと受け取った返事だと読めます。you guys は男女を問わず「みんな」「あなたたち」と呼びかけるくだけた呼びかけとして、会話で使われることの多い形です。ところが入ってきたのは、見知らぬ男性でした。

まとめ|電話を切るまでの英語

Would you relax? と come on, stop worrying でなだめ、This is a safe ~. で念を押し、I got to go で切り上げる。電話の流れに沿って並べると、それぞれの表現を使う場面が見えてきます。

慌ただしい冒頭の場面を思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回のほかの場面の英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも取り上げています。

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