「もう帰る」と言う友達を引き止めたいとき、英語で何と言う?|『フレンズ』S02E04で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「もう帰る」と言う友達を引き止めたいとき、英語で何と言う?|『フレンズ』S02E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第4話には、ロスの部屋に集まった仲間が帰ろうとしたところを、レイチェルが引き止める場面があります。「もう帰る」と言う側と、「まだいいでしょ」と粘る側の言葉が、短いやりとりの中に並んでいます。

集まりがお開きになりかけたときに使える英語を、帰ると切り出す一言、とっさの引き止め、そして相手に残ってほしいと訴える言い方の順に見ていきます。

目次

「I’m officially wiped」で帰ると切り出す

ロスの部屋で、ロスの交際相手のジュリーと仲間たちが一緒に過ごしています。そこへチャンドラーとジョーイが、帰る流れを作ります。

Chandler: Well, listen, this has been great but I’m officially wiped.
(さてと、楽しかったけど、俺はもう正式にくたくただ。)
Joey: Me too. We should go.
(俺も。もう帰ろうぜ。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

Well, listen, は「さてと」「ちょっといい?」と、話題を切り替える前に相手の注意を集める前置きです。続く This has been great but ~ は、まず「楽しかった」と場をほめてから、「でも」と帰る理由につなげる形になっています。いきなり帰ると言うより、先に感謝や満足を伝えてから切り出すと、角が立ちにくくなります。

wiped は「くたくたに疲れた」というくだけた言い方です。そこに officially(正式に)を付けているのは、疲れていることを大げさに宣言するような、チャンドラーらしい言い回しと言えます。

ジョーイの We should go. は「もう帰った方がいい」という提案ですが、主語を we にすることで、自分だけでなく一緒に帰る流れを作っています。一人で抜けるときは I should go. と主語を変えれば、同じ型で使えます。主語が I か we かで、帰るのが自分だけなのか、その場の全員なのかが変わります。

「No, I mean… no.」でとっさに引き止める

二人の言葉を聞いたレイチェルは、すぐに声を上げます。

Rachel: No!
(だめ!)
Rachel: No, I mean… no.
(だめ、っていうか……だめ。)
Rachel: Come on, you guys. I mean…
(ねえ、みんな。だってさ……)
Rachel: Come on. Look, it’s only 11:30.
(ねえ。ほら、まだ11時半だよ。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

最初の No! は強い一言ですが、すぐに No, I mean… no. と言い直しています。I mean は「つまり」「っていうか」と、自分の言ったことを補ったり和らげたりするときのつなぎ言葉です。ここでは言い直したはずの言葉が、結局また no に戻っているところに、このやりとりのおかしさがあります。

Come on, you guys. は「ねえ、みんな」と、その場の全員に呼びかけて考え直してもらう言い方です。

引き止めの理由として持ち出しているのが、Look, it’s only 11:30. です。Look, は「ほら」と相手の注意を引く前置きで、it’s only + 時刻 は「まだ〜時だ」と、時間に余裕があることを示す形です。反対に It’s already ~. と言えば「もう〜時だ」となり、帰る側の理由になります。only と already の一語で、同じ時刻の受け止め方が逆になります。

「We never just hang out and talk anymore.」と訴える

レイチェルはさらに、残ってほしい理由を言葉にします。それに対するモニカの返しが続きます。

Rachel: Let’s just talk. We never just hang out and talk anymore.
(ただおしゃべりしようよ。最近、みんなでただ集まって話すことなんてないじゃない。)
Monica: Rachel that’s all we do.
(レイチェル、私たちそればっかりしてるでしょ。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

hang out は、特に目的を決めずに一緒に過ごすことを表す口語です。never ~ anymore は「もう〜しなくなった」の意味で、以前はしていたことが最近はない、という含みを持ちます。anymore は否定の文で文末に置かれることが多い語で、not ~ anymore の形でも同じ意味を表せます。Let’s just talk. の just は「ただ〜するだけ」と、特別なことはいらないと示す働きをしています。

モニカの That’s all we do. は「私たちがしているのはそれだけ」、つまり「そればかりしている」という意味です。レイチェルの言い分を、そのままひっくり返す返しになっています。

このあとレイチェルはジュリーに話を振り、ジュリーが子どものころの話を続けます。しばらくしてチャンドラーが言うのが、この一言です。

Chandler: I’m going home.
(俺は帰る。)
Friends Season2 Episode4(The One with Phoebe’s Husband)

I’m going home. は現在進行形を使って、これから帰ることを言い切る形です。I think I’ll go home. のような言い方と比べると、迷いのない響きになります。

この宣言のあと、チャンドラー・ジョーイ・モニカの3人は部屋を後にします。

まとめ|引き止める側と帰る側の英語

this has been great but ~ や We should go で帰る流れを作る言い方と、it’s only ~ や We never just hang out and talk anymore で引き止める言い方を見てきました。両方の立場をセットで覚えると、集まりの終わりのやりとりがつかみやすくなります。

次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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