週末の小旅行に「行けない」と断るときから、着いた家の様子に驚くときまでの英語|『フレンズ』S03E25で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 週末の小旅行に「行けない」と断るときから、着いた家の様子に驚くときまでの英語|『フレンズ』S03E25で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン3第25話では、仲間たちが週末に海辺の家へ出かけます。行けない人の返事、迎えに来た車での近況報告、着いた家での驚き、雨の日の退屈と、小旅行の前後にさまざまなやりとりが続きます。

誘いを断る、予定を伝える、着いた先の様子を聞くといった場面は、旅行に限らず日常の会話でも出てきます。出発前から到着後までの流れに沿って、使える英語を順に見ていきます。

目次

「Shoot, I can’t go」と行けないことを伝える

カフェのセントラルパークで、フィービーの母の古い友人が海辺に住んでいるという話から、週末に皆で海辺へ行くことになります。そこへ、ロスの恋人ボニーが返事をします。

Bonnie: Shoot, I can’t go– I have to work.
(しまった、行けないわ。仕事なの。)
Ross: That’s too bad.
(それは残念だな。)
Rachel: Aww, big fat bummer.
(あーあ、すっごく残念。)
Phoebe: Tomorrow we’ll drive out to Montauk.
(明日、車でモントークまで行くからね。)
Friends Season3 Episode25(The One at the Beach)

ボニーの Shoot は「しまった」「あーあ」に当たる、軽い残念さを表す一語です。I can’t go と行けないことを先に言い、I have to work で理由を短く添える組み立ては、誘いを断るときにそのまま使える形です。

ロスの That’s too bad. は「それは残念だ」と相手の事情を受け止める返しです。レイチェルの bummer は「がっかりなこと」を指すくだけた語で、big fat で大げさに強めています。That’s too bad. と同じく、行けない相手への返しとして並んでいます。

フィービーの drive out to ~ は「車で〜まで出かける」という意味で、out には街の中心から離れた場所へ向かう感じがある、と説明されることがあります。Tomorrow we’ll ~ と、日付と予定を一文で伝えています。

「I am having the best karma this week」と近況を伝える

場面が変わり、セントラルパークの前でチャンドラーやモニカたちが待っていると、フィービーが車で到着します。フィービーの第一声はこうです。

Phoebe: I am having the best karma this week.
(今週の私、最高に運がいいの。)
Friends Season3 Episode25(The One at the Beach)

karma は、行いが巡って自分に返ってくるという考え方から来た語で、会話では「運」や「巡り合わせ」に近い意味で使われることがあります。フィービーはこのあと、うれしい出来事のひとつとして、顧客がビーチハウスを使わせてくれることを挙げます。

注目したいのは I am having ~ this week という進行形です。have は「持っている」の意味では進行形にしないのが基本ですが、「経験する」「過ごす」の意味では I’m having a great day. のように進行形で使えます。this week と組み合わせることで、「今週は」という一時的な状態だと伝わります。

the best を付けて最上級にすると、「これ以上ない」という勢いが加わります。近況を聞かれる前に自分から言い出す第一声として、そのまま覚えやすい一文です。旅行の出発のように気分が上がる場面では、I’m having the best week. のように言い換えても通じます。

「What’s with all this sand?」と着いた家の様子を聞く

海辺に着くと雨が降っていて、借りた家の床には砂が広がっています。モニカが声を上げます。

Monica: What’s with all this sand?
(この砂は何なの?)
Phoebe: Oh, yeah, Bob said there might be flood damage.
(ああ、ボブが浸水の被害があるかもって言ってた。)
Ross: Either that or he has a really big cat.
(それか、すごく大きな猫を飼ってるかだな。)
Friends Season3 Episode25(The One at the Beach)

What’s with ~? は「〜はどうしたの」「〜はどういうこと」と、驚きや戸惑いを込めて事情を聞く言い方です。all this ~ で「こんなにたくさんの」という量の多さも伝わります。フィービーの Bob said there might be ~ は、聞いた話を said で伝え、might で可能性にとどめています。ロスの Either that or ~ は「それか〜だ」と別の可能性を出す返しで、ここでは砂を大きな猫用の砂に見立てた冗談になっています。

雨はその後も続き、ビーチハウスで過ごす一同のところへフィービーが戻ってきます。

Phoebe: So, how are we doing?
(それで、みんな調子はどう?)
Chandler: Bored and bored.
(退屈だし、退屈。)
Friends Season3 Episode25(The One at the Beach)

How are we doing? は、you ではなく we を使って、その場の全員の様子をまとめて聞く言い方です。文頭の So, は「それで」と話を切り出すときの一語で、部屋に入ってきたフィービーが一同に向けた問いかけになっています。チャンドラーの Bored and bored. は、同じ語を and でつないで、退屈しかないことを強調する返しです。主語と動詞を省き、形容詞だけで答えているので、短くても気分ははっきり伝わります。

まとめ|小旅行の前後で使う英語

I can’t go と I have to work で断り、That’s too bad で受け止め、drive out to で予定を伝え、What’s with ~? で着いた先の様子を聞く流れを見てきました。出発前から到着後までの言い回しをまとめて押さえると、旅の会話の場面が具体的に浮かびます。

雨のビーチハウスで過ごす6人のやりとりには、旅先でそのまま使える英語が散りばめられています。

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