気になる相手のことを友達やきょうだいに聞かれたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S02E15で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 気になる相手のことを友達やきょうだいに聞かれたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S02E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第15話では、モニカが両親の友人で眼科医のリチャードの家で開かれるパーティーの料理を請け負います。手伝いに来たフィービーにからかわれ、別の場面ではデートの相手をロスに問いただされます。

気になる相手のことを人に聞かれると、どう返すかで迷いがちです。きっぱり否定する、少しだけ認める、前置きしてから打ち明ける、という3つの返し方を順に見ていきます。

目次

「You are so smitten」とからかわれて否定する

パーティーの最中、キッチンでモニカはリチャードに、お客さんのところへ戻るよう促します。リチャードがキッチンのドアを開けて客のほうへ向かったあと、フィービーはモニカにこう言います。

Phoebe: You are so smitten.
(すっかりのぼせちゃってるね。)
Monica: I am not.
(のぼせてないわよ。)
Phoebe: Oh, you are so much the smitten kitten.
(もう、完全に恋する子猫ちゃんじゃない。)
Friends Season2 Episode15(The One Where Ross and Rachel…You Know)

smitten は「(恋に)夢中になっている、のぼせている」という意味の形容詞で、so を付けて「すっかり」と強めています。続く smitten kitten は、smitten と kitten(子猫)の音をそろえた組み合わせです。so much the ~ という名詞を強める組み立ても含めて、相手をからかうための軽い言葉遊びと読めます。

モニカの I am not. は、I’m not と縮めずに am と not を分けて言う形です。「そんなことはない」と短く言い切る返し方で、からかいを打ち消すときにそのまま使えます。

モニカが乗り気でないことを伝えても、フィービーは引き下がりません。

Phoebe: So? You two are totally into each other.
(だから何? 二人とも、お互いにすっかり気があるじゃない。)
Friends Season2 Episode15(The One Where Ross and Rachel…You Know)

be into someone は「〜に気がある、夢中になっている」という意味で、くだけた会話で使われます。each other と組むと「お互いに」の意味になり、totally がそれを強めています。文頭の So? は「だから何?」と相手の言い分を受け流す一言で、からかう側が話を続けるときの切り返しとして働いています。

「Not never」で、すべては否定しない

モニカがリチャードは両親の友人だと言うと、フィービーはこう問いかけます。

Phoebe: So you’re just never going to see him again?
(じゃあ、もう二度と彼には会わないってこと?)
Monica: Not never. I mean, I’m going to see him tomorrow at my eye appointment.
(二度とってわけじゃないわ。というか、明日の目の検査の予約で会うことになってるの。)
Friends Season2 Episode15(The One Where Ross and Rachel…You Know)

フィービーの問いには never(二度と〜ない)が入っています。モニカはその語をそのまま拾い、Not never. と打ち消します。「一度も会わないわけではない」と、相手の言い切りの一部だけを否定する返し方です。文法の教科書どおりの形というより、相手の言葉を受けてその場で返す、くだけた会話で見られることのある言い方です。

続く I mean, ~ は「というか」「つまり」と、直前の言葉を具体的に言い直すときの前置きです。ここでは「会わないわけではない」の中身として、翌日に予約している目の検査を挙げています。リチャードは眼科医なので、その予約が会う機会になるという流れです。

すべてを認めるのでも、きっぱり否定するのでもない Not never. は、気持ちを聞かれたときに少しだけ含みを残す返し方として覚えやすい一言です。似た形で、Not always.(常にではない)や Not exactly.(ちょっと違う)のように、Not ~. だけで相手の言葉を部分的に打ち消す返事が使われることがあります。

「Who with?」と聞かれ、前置きしてから打ち明ける

場面が変わり、チャンドラーとジョーイの部屋にロスとレイチェル、フィービーが集まっています。そこへ、配達された食べ物を抱えたモニカが入ってきます。出かける支度をしている理由をロスが尋ねると、フィービーが口をはさみます。

Phoebe: You’re not the only one who has a date tonight.
(今夜デートがあるのは、あなただけじゃないのよ。)
Ross: What? You have a date? Who with?
(何だって? デートがあるのか? 誰と?)
Friends Season2 Episode15(The One Where Ross and Rachel…You Know)

Who with? は、With who? を前置詞を後ろに回して短くした質問です。話し言葉では、このように前置詞を最後に残す形が使われることが多いとされています。

モニカは最初、誰とでもないと答えます。ロスに名前を聞かれても、こう返します。

Monica: Nothing.
(何でもない。)
Ross: Come on, tell me.
(いいだろ、教えてくれよ。)
Monica: All right, but I’m very excited about this, okay? So you got to promise you won’t get all big-brothery and judgmental.
(わかった。でも、これすごく楽しみにしてるの、いい? だから、兄貴ぶって頭ごなしに決めつけたりしないって約束して。)
Ross: I promise. What?
(約束する。で、誰なんだ?)
Monica: It’s Richard Burke.
(リチャード・バークよ。)
Friends Season2 Episode15(The One Where Ross and Rachel…You Know)

名前を聞かれて Nothing. と返すのは、質問に合っていない返事で、はぐらかしとして働いています。ロスに押されたモニカは、まず I’m very excited about this, okay? と自分にとって大事な話だと伝えます。そのうえで promise you won’t ~ で「〜しないと約束して」と条件をつけてから、相手の名前を明かします。

get all ~ は「すっかり〜になる」という意味の口語です。big-brothery は big brother に -y を付けた形で、「兄貴っぽく口出しする」様子をその場で言い表したものと読めます。judgmental は「すぐに決めつける、批判的な」という意味です。このあとロスは、言葉の上では気にする理由はないと返します。

まとめ|聞かれた側の返し方を英語で

からかいを打ち消す I am not.、相手の言葉を拾って一部だけ否定する Not never.、はぐらかしの Nothing.、そして打ち明ける前の promise you won’t ~ を見てきました。返し方の幅を持っておくと、恋の話を振られたときも落ち着いて応じられます。

3人のやりとりを思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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