『フレンズ』S04E20 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選
海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『フレンズ』シーズン4第20話では、ロスとエミリーの結婚式が一か月後に迫り、周囲は準備に浮き足立っています。レイチェルはそれを見て平気なふりを続けますが、ジョシュアとの関係にも同じ勢いを求めた途端、今度は相手を怖がらせてしまいます。前回スムーズに進んだ関係と、同じ勢いが裏目に出てしまう関係が並んで描かれる回です。
あらすじ(ネタバレなし)
『フレンズ』シーズン4第20話では、ロスとエミリーの結婚式が一か月後に迫り、モニカとフィービーはウェディングドレス選びに夢中になっていく。レイチェルは平気なふりをしながらも、ロスの結婚とジョシュアとの自分の関係の間で気持ちが揺れ続ける。一方チャンドラーは、いびきに悩まされるジョーイに付き合って睡眠クリニックを訪れることになる。それぞれの本音がじわじわとにじみ出る一話で、周囲の関係が着々と形になっていく一方、自分の関係だけが思うように進まない焦りが、レイチェルの言動の端々に表れてくる。結婚式という大きな出来事と、個人的な関係の小さなつまずきが、同じ日常の中で同時進行していく構成になっている。『フレンズ』S04E20のあらすじを追うときは、誰が平静を装い、誰がその裏で急ぎすぎているかに注目すると、会話の温度差が見えてくる。
このエピソードで学べる英語フレーズ10選
1. run errands
用事を済ませて回る、お使いをするという意味です。
Chandler: She’s got you running errands.
(彼女にお使いを頼まれてるんだな)
結婚式の準備であちこち動かされている友人を、からかい交じりに指摘する場面での一言です。got youという言い方に、本人の意志ではなく相手にやらされているというニュアンスが込められています。
2. be whipped
(恋人などに)尻に敷かれているという意味です。
Chandler: You know– whipped.
(ほら…尻に敷かれてるってやつだよ)
恋人の言いなりになっている様子を、からかい半分に指摘する場面での一言です。短く言い切ることで、説明するまでもなく分かるだろうという軽い調子になっています。
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3. take someone by surprise
~の不意を突く、驚かせるという意味です。
Rachel: It definitely, uh, took me by surprise.
(確かに…確かに驚いたけど)
友人の結婚の知らせに驚いた本音を、平静を装いながら打ち明ける場面での一言です。uhという言いよどみを挟むことで、平静を装いきれていない様子がにじみ出ています。
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4. call off
(予定などを)中止する、取りやめるという意味です。
Rachel: One of them will realize what they’ve done and they’ll call the whole thing off.
(どちらかが自分のしたことに気づいて、話をなかったことにするはずよ)
性急な婚約がいずれ取りやめになるはずだと、自分に言い聞かせるように語る場面での一言です。willという未来の確信を示す助動詞を使うことで、願望を予測であるかのように語っています。
5. on the right track
順調に進んでいる、正しい方向に向かっているという意味です。
Rachel: I think we are so on the right track.
(私たち、すごくうまくいってると思うの)
今の関係がうまくいっていると相手に伝えようとする場面での一言です。I thinkとsoを重ねる言い方に、自分に言い聞かせるような響きが混じっています。
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6. click
(人と)気が合う、うまくかみ合うという意味です。
Joshua: We’re-we’re-we’re clicking.
(ま、僕たち…しっくり、きてる、かな)
関係がうまくいっているか尋ねられ、やや歯切れ悪く同意する場面での一言です。同じ語を三度言い直す言い方に、即答できない迷いがそのまま表れています。
7. come on to
(人に)言い寄る、口説きにかかるという意味です。
Chandler: You’re coming on to the entire room.
(お前、この部屋にいる全員を口説いてるじゃないか)
睡眠クリニックの待合室で、周囲に愛想を振りまく友人をからかう場面での一言です。the entire roomという大げさな言い方が、行き過ぎた愛想の良さを強調しています。
8. on again, off again
くっついたり離れたりを繰り返すという意味です。
Rachel: How Ross and I have always been on again, off again, on again, off again.
(私とロスって、ずっとくっついたり離れたり、くっついたり離れたりだったでしょ)
これまでの複雑な関係の繰り返しを振り返る場面での一言です。同じ語句を四度重ねる言い方に、単純な言葉では説明しきれない関係の複雑さが表れています。
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9. scare easy
怖がりやすい、すぐに怖気づくという意味です。
Rachel: Apparently, he scares easy.
(どうやら、彼はすぐに怖気づくタイプみたい)
急に距離を詰めすぎて相手が引いてしまった顛末を、友人に自嘲交じりに報告する場面での一言です。Apparentlyという伝聞の言い方に、自分でもまだ半信半疑という気持ちがにじんでいます。
10. cheer someone up
~を元気づけるという意味です。
Phoebe: Hey, you know what might cheer you up?
(ねえ、何をしたら元気が出ると思う?)
落ち込んでいる相手を元気づけようと、話しかける場面での一言です。might という控えめな助動詞を使うことで、押しつけがましくならない気遣いが感じられます。
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このエピソードの英語学習ポイント
レイチェルの言葉には、平静を装う言い方と、急ぎすぎて裏目に出る言い方の両方が同居している。ロスの結婚の知らせにはIt definitely, uh, took me by surprise but, you know, uh… I’m okay.と、言いよどみながらも平静を装う。ところが自分自身の関係については、I think we are so on the right track.と急いで前のめりになり、How Ross and I have always been on again, off again, on again, off againと過去の経験まで持ち出して関係を先取りしようとする。その勢いが、Apparently, he scares easy.という結果につながっていく。
一方ジョシュアの言葉には、はっきりとした答えを避ける歯切れの悪さがある。We’re-we’re-we’re clicking.と同じ語を言い直す姿には、関係を進める気持ちの薄さがそのまま表れている。レイチェルが前のめりに言葉を重ねるほど、ジョシュアの歯切れの悪さとの落差が際立っていく構図になっている。
聞き取りの際は、平静を装う言い方の中にある言いよどみと、前のめりになる言い方の中にある繰り返しの多さに注目すると分かりやすい。ドラマをもう一度見るときは、字幕で意味を確認したあと、字幕を外して、平静と前のめりが入れ替わるタイミングを聞き取ってみてほしい。
チャンドラーの言葉は、この対比を外側から縁取る役割を果たしている。She’s got you running errands.やYou’re coming on to the entire room.のように、周囲の関係をすかさず言葉にしてしまう話し方には、自分の関係を語る言葉とは違う軽さがある。当事者として平静と前のめりの間を揺れ動くレイチェルやジョシュアと、傍観者として茶化す立場にとどまるチャンドラーを並べて聞くと、この回の会話の温度差がより立体的に見えてくる。自分の関係については一言も語らないまま、他人の関係だけを実況し続ける姿勢そのものが、この人物なりの距離の取り方といえる。
キャラクター別|英語の特徴
レイチェル|平静を装いながら前のめりになる英語
台本では、レイチェルの発話として”It definitely, uh, took me by surprise.”が確認できる。友人の結婚の知らせに驚いた本音を、平静を装いながら打ち明ける一言だ。同じ回でレイチェルは、自分自身の関係についてI think we are so on the right track.と、相手に念を押すように語る場面も見せている。
ロスの結婚に対しては言いよどみながら平静を保とうとするのに、自分の関係になると一転して前のめりに言葉を重ねてしまう。How Ross and I have always been on again, off again, on again, off againと過去の経験まで持ち出して関係を先取りしようとした結果、Apparently, he scares easy.という結末を迎えることになる。平静を装う場面と前のめりになる場面の落差が、この回のレイチェルの話し方の特徴として表れている。Well, I did my best to convince him that I’m not some crazy girl who is dying to get married.と、電話の相手にすら平静さを演出しようとするところにも、この人物らしい振る舞いが表れている。
ジョシュア|歯切れの悪さで本音を隠す英語
台本では、ジョシュアの発話として”We’re-we’re-we’re clicking.”が確認できる。関係についてはっきり答えることを避け、同じ語を言い直しながらその場をやり過ごそうとする一言だ。I got to say I’m not too sure I agree with that.と、相手の意見にも直接反論せず、控えめな言い方で距離を置く場面も見せている。
はっきりした意思表示を避け、繰り返しや控えめな否定でその場をしのごうとする話し方が、この人物の一貫した特徴になっている。レイチェルの前のめりな言葉と並べてみると、ジョシュアの歯切れの悪さがいっそう際立って聞こえてくる。踏み込まれるほど言葉を濁らせてしまう傾向は、後にレイチェルが急に距離を詰めた際の反応にもそのままつながっていく。
チャンドラー|他人の関係を実況してみせる英語
台本では、チャンドラーの発話として”She’s got you running errands.”が確認できる。結婚式の準備であちこち動かされている友人を、からかい交じりに指摘する一言だ。同じ回でチャンドラーは、睡眠クリニックの待合室で愛想を振りまく友人にYou’re coming on to the entire room.と茶化す場面も見せている。
自分自身の関係を語るのではなく、周囲の人間関係を観察してすかさず言葉にしてしまうところが、この人物の話し方の特徴である。You know– whipped.という一言も、短く言い切るだけで説明を済ませてしまう、この人物らしい距離の置き方を表している。当事者として言葉を積み重ねるレイチェルやジョシュアとは違い、短い一言で済ませてしまう軽さが、この人物を会話の外側に置く役割を果たしている。
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