「And how can you tell?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E10で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「And how can you tell?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第10話の冒頭近くに、事件の現場で、サンタクロースの衣装を着た人物をめぐって会話が交わされる場面があります。「本物のサンタではない」と言い切る発言と、それに根拠を尋ねる問いが続きます。

言い切る言葉、意見を保留する前置き、根拠を聞かれたときの答え方を、それぞれの語の使われ方に注目しながら、このやり取りから順に見ていきます。

目次

「This isn’t the actual Santa Claus.」言い切る言葉と軽い相づち

事件の現場で、サンタの衣装を着た人物についての発言が出ます。

— This isn’t the actual Santa Claus.
(これは本物のサンタクロースじゃない。)
— Oh, really?
(おや、そうなのか?)
— Some say he doesn’t exist, period– that he’s a 19th-century marketing gimmick.
(そもそも存在しない、19世紀の販売戦略の産物だと言う人もいる。)
The Mentalist Season3 Episode10 (Jolly Red Elf)

This isn’t the actual Santa Claus. は、「これは本物ではない」と断る文です。actual は「実際の、本物の」で、名前や見かけだけが同じものと区別するときに使われる語です。the actual ~ の形で、「本物の〜」と言い切る響きになります。

それに対する Oh, really? は、相手の話に対する軽い相づちです。「へえ、そうなの?」と受ける言い方で、驚きにも疑いにも、皮肉にも使われます。ここでは短い返事のあとに、すぐ続きの話が入ってきます。

続く Some say ~ は、「〜と言う人もいる」と、自分の意見ではなく世間の見方として紹介する形です。period は、文末で「以上、それだけ」と言い切るときに使う語で、ここでは「そもそも存在しない」という言い方を強めています。

marketing gimmick は「販売のための仕掛け」で、gimmick は人目を引くための工夫を指します。冗談めかしたやり取りの中で、話の中身はサンタが存在するかどうかという、よく知られた話題です。ここでは、現場にいる人物が本物かどうかとは別に、サンタという存在についての見方が紹介されています。

「I venture no opinion on that, but ~」意見を保留して結論だけ言う

直前の話を受けて、次のように続きます。

— I venture no opinion on that, but this definitely isn’t him.
(それについて意見は控えるが、これが本人でないのは間違いない。)
— This is an impostor.
(これは偽者だ。)
The Mentalist Season3 Episode10 (Jolly Red Elf)

I venture no opinion on that, but ~ は、「それについては意見を述べないが、〜」という言い回しです。venture には「あえて〜する」という意味があり、venture an opinion(あえて意見を述べる)の形を否定にして、意見を控えると伝えています。改まった響きのある言い回しです。

前の発言は、サンタは存在するのかという、意見の分かれる話題でした。that はその話題を指しています。そこには踏み込まず、but のあとで言いたい結論だけを述べる、という運びです。definitely は「間違いなく、確かに」で、結論を強く言い切る副詞です。

an impostor は「偽者」で、他人になりすました人を指します。This isn’t him. と This is an impostor. は、否定の形と肯定の形で同じ内容を言い換えており、短く重ねることで断言の強さが増しています。

「And how can you tell?」根拠を聞かれたときの答え方

最後は、断言を受けた根拠の問いと、その答えです。

— And how can you tell?
(それで、どうして分かるんだ?)
— Santa would smell like reindeer and chimneys.
(サンタなら、トナカイと煙突の匂いがするはずだ。)
The Mentalist Season3 Episode10 (Jolly Red Elf)

And how can you tell? は、直訳すると「どうやって見分けられるのか」で、断言した相手に根拠を尋ねる問いです。tell は「見分ける、分かる」という意味で使われています。And を頭に付けると、前の発言を受けて話を一歩進める響きになります。How do you know? と似た問いですが、tell を使うと見分け方を問う響きが出ます。

答えの Santa would smell like reindeer and chimneys. では、would が使われています。「本物のサンタなら、こうであるはずだ」という仮定の言い方です。smell like ~ は「〜のような匂いがする」で、like のあとに匂いの元になるものを置く形です。

答えの1文目は、「本物ならこうであるはず」という仮定で組み立てられており、このあと目の前の人物について実際の匂いを述べる文が続きます。仮定で基準を示し、そのあとで観察を述べる、という順番の答え方です。like のあとに名詞を並べれば、匂いの元を二つ並べて言うこともできます。

まとめ|言い切る、意見を保留する、根拠を答える英語

the actual ~ で本物かどうかを言い切り、I venture no opinion on that, but ~ で意見を保留し、And how can you tell? には would を使った仮定で答える流れを見てきました。

根拠を聞かれる場面に注目して観ると、短いやり取りの運びが見えてきます。次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の別の場面の英語を扱っています。

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