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『メンタリスト』シーズン2第15話は、料理コンテストの会場を舞台にした回で、司会が出場シェフを紹介するところから幕を開けます。今回の記事では、司会が読み上げる肩書きや、聴取の中でシェフ自身が語る一言から、アメリカの料理コンテスト文化をのぞいてみます。華やかな紹介の裏側にある、業界ならではの評価の仕組みにも注目します。
事件の捜査そのものからは少し離れた視点で、コンテストの舞台裏を見ていきます。
経歴紹介にみる肩書きの型
コンテストの冒頭、司会のデュースターバーグは出場シェフを一人ずつ紹介していきます。
Duesterberg: The youngest winner ever of the Schilling Palm d’Cuisine, chef Hannah Diaz.
(「シリング・パーム・ド・キュイジーヌの史上最年少受賞者、シェフ、ハンナ・ディアスです。」)Duesterberg: From San Francisco, where they host the acclaimed public radio show “Two Top,” chefs Arliss and Julia St. Germain.
(「サンフランシスコから、評判の高い公共ラジオ番組『Two Top』を主宰する、シェフ、アーリスとジュリア・サンジェルマンです。」)The Mentalist Season2 Episode15 (Red Herring)
このあとにはパリで修行し、レストラン「ラ・プティット・メゾン」の総料理長を務めるルドも紹介されます。受賞歴・メディア出演・修行歴という三つの型が、それぞれのシェフの肩書きとして順に読み上げられていく構成です。賞の名称やラジオ番組への出演歴が実力を示す指標として並べられており、料理コンテストの司会進行らしい紹介の型が見どころです。
「フードネットワークとのコネ」にみる業界の物差し
聴取の場面では、シェフのハンナが自分の立場を次のように語ります。
Hannah: I’m 28. I run my own kitchen.
(「28歳。自分の厨房を任されている。」)Hannah: I don’t have any… Food Network connections, no cookbook with my name on it.
(「フード・ネットワークとのコネもないし、名前を冠したクックブックもない。」)Hannah: The Westing is my way up.
(「ウェスティングは私にとっての足がかりだ。」)The Mentalist Season2 Episode15 (Red Herring)
Food Networkは、アメリカの料理専門ケーブルテレビ局として知られています。出演歴や自分の名前を冠したクックブックの有無が、シェフとしての知名度を測る物差しとして語られている点に、業界特有の評価基準が表れています。The Westing is my way upのway upは「出世の足がかり、上に行く手段」という意味で、コンテストでの結果が自分のキャリアを引き上げる機会として位置づけられていることがうかがえます。
続けてハンナは、コンテストにおける参加者同士の位置関係について一言添えます。
Hannah: Jeffrey was the one to beat. We all knew it.
(「ジェフリーは倒すべき相手だった。みんな分かっていたことだ。」)The Mentalist Season2 Episode15 (Red Herring)
the one to beatは「打倒すべき相手、一番手」という意味の言い回しで、参加者同士の間にある序列を表す表現として使われています。実力者の存在が他の出場者にとって越えるべき目標として意識されていたことが、この一言から伝わってきます。
まとめ|肩書きと物差しから見える、料理コンテストの世界
受賞歴・メディア出演・修行歴という紹介の型と、フードネットワークとのコネやクックブックという物差しからは、料理業界ならではの評価の仕組みが見えてきます。the one to beatという一言にも、出場者同士の競争意識が表れています。
『メンタリスト』の舞台となる世界を通して、こうした業界ならではの文化にもこれからも触れていきます。
フレーズ記事やエピソードまとめとあわせて読むと、このエピソードの英語がさらに味わい深くなります。


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