海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は、自己紹介や所属を伝える場面で使える 「I’m with」 を、『The Mentalist』シーズン1第2話のシーンから学んでいきましょう。
「私は〜の者です」を英語でどう言う?と迷ったことがある方に、ぴったりの表現です。
実際にそのシーンを見てみよう!
事件の捜査で被害者の家を訪れたジェーン。
悲しみの中にいる家族の前で、自分が何者かを伝えなければならない場面です。
そこで出会ったのが、殺害されたメラニーの妹・フランキーでした。
Jane:My name’s Patrick Jane. I’m with the police. Is this your sister’s room?
(パトリック・ジェーンだ。警察の者だよ。 ここは君のお姉さんの部屋かい?)Frankie:Yes. Did someone kill my sister?
(はい。誰かが姉を殺したんですか?)Jane:Yes.
(そうだ。)Frankie:Okay.
(わかった。)The Mentalist Season1 Episode2(Red Hair and Silver Tape)
シーン解説と心理考察
ジェーンはCBIのコンサルタントであり、警察官ではありません。
それでも「I’m with the police」と名乗ることで、違和感なく警察サイドの人間として自分を紹介しています。
「I’m a police officer」では嘘になってしまうところを、この表現がうまく機能しているシーンです。
威圧感を与えず、でも信頼を得るための一言として、この短い言葉が自然な選択になっています。
「I’m with」の意味とニュアンス
I’m with + 組織・グループ名
意味:〜の者です、〜に所属しています、〜と一緒にいます
「I work for」が雇用関係そのものを伝えるのに対し、「I’m with」はその組織や集団の一員として動いているという状態を幅広く表します。
正式な社員でなくても、コンサルタントや協力者でも使える点が特徴です。
「with」には「同じ側にいる」「行動を共にしている」という核心イメージがあり、それが所属の表現としても機能します。
また「あちらのグループの連れです」というように、物理的に同行している場面でも使えます。
【ここがポイント!】
組織名だけでなく、グループや集団にも使える点が「I’m with」の便利なところです。
正規の社員や警察官でなくても「〜の者です」と自然に名乗れるのが、この表現の大きな強みです。
受付や電話の冒頭でも活躍する、実用性の高いフレーズです。
実際に使ってみよう!
I’m with the marketing department of this company.
(私はこの会社のマーケティング部の者です。)
初対面の相手や取引先への自己紹介でそのまま使えます。
Are you with the press?
(あなたは報道関係の方ですか?)
相手の所属を確認したい時は疑問文にするだけ。記者会見やイベント会場でよく聞かれるフレーズです。
I’m with the bride’s family.
(私は新婦の親族です。)
結婚式の受付など「どちらのグループですか?」と聞かれた時に使えるフレーズです。
『The Mentalist』流・覚え方のコツ
ジェーンが「I’m with the police」と言う場面を思い出してください。
彼は警察官ではないのに、この一言で自然にその場に溶け込んでいます。
「(組織の)横に並んで立っている(with)」イメージを持つと、所属を自然に伝えるニュアンスがつかみやすくなります。
「私=組織そのもの」ではなく、「組織と同じ側にいる」という感覚がこのフレーズの核心です。
似た表現・関連表現
I work for…
(〜で働いています)
雇用関係そのものに焦点を当てた表現。「I’m with」よりも採用・契約関係を明確に伝えたい時に向いています。
I represent…
(〜を代表しています)
代理人や担当者として公式に動いているニュアンスがある、少しフォーマルな表現です。
I’m part of…
(〜の一員です)
チームやコミュニティへの帰属意識を強調したい時に使います。「I’m with」より「仲間意識」が前に出る表現です。
深掘り知識:「with」が作る「同じ側」の感覚
「I’m with you」という表現は、「あなたと一緒にいる」という物理的な意味だけではありません。
「あなたの意見に賛成です」「理解しています」という同意・共感のニュアンスでもよく使われます。
これは「with」が「同じ側にいる」という感覚を持つ言葉だからこそです。
「I’m with + 組織名」も、「I’m with you」の同意表現も、根っこにある「同じ側にいる」というイメージから生まれています。
会議や議論の中で「I’m with you on that.(その点は同意します)」と使えると、自然なコミュニケーションの幅が広がります。
まとめ|「警察官」でなくても「警察の者」と名乗れる理由
ジェーンがコンサルタントでありながら「I’m with the police」と言えたのは、このフレーズが「同じ側にいる」という状態を表す表現だからです。
肩書きや雇用形態に関わらず、組織やグループの一員として動いている状況を自然に伝えられる。
それが「I’m with」の最大の特徴です。
ビジネスの場でも、日常の場でも使える場面は多いので、まず一度声に出して使ってみてください。

