「a weakness for control freaks」に学ぶ、支配したがる人・されたくない人を語る英語|『メンタリスト』S01E10で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「a weakness for control freaks」に学ぶ、支配したがる人・されたくない人を語る英語|『メンタリスト』S01E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ「ドラマdeエイゴ」へようこそ。

『メンタリスト』シーズン1エピソード10では、大学の研究所を舞台にした毒殺事件を追う中で、ジェーンの過去の恩人である精神科医ソフィーとの再会が描かれます。今回はそのやり取りを起点に、支配したがる人、支配されるのを嫌う人をめぐる心理と、それを語る英語表現を読み解いていきます。

誰かに惹かれてしまう理由、大切な人への忠告、そして自分自身の性分について。三つの場面をたどりながら、その言い回しに触れていきます。

目次

「controlling」な相手に惹かれてしまうというソフィーの告白

動物平等連盟の抗議活動によって釈放されたソフィーと、ジェーンが久しぶりに再会する場面があります。軽口を交わしたあと、ジェーンが元夫アレックスとの関係について尋ねると、ソフィーは自分の恋愛傾向についてこう語ります。

Sophie: I’m just drawn to controlling but damaged and emotionally unavailable men.
(支配したがって、傷を抱えていて、心を開けない男性にばかり惹かれてしまうの)

The Mentalist Season1 Episode10 (Red Brick and Ivy)

controllingは「支配的な」「仕切りたがる」という意味の形容詞で、人間関係の力関係を語るときによく登場します。damagedは物理的な損傷ではなく心理的に傷を負っている状態を、emotionally unavailableは感情面で心を開けない、あるいは向き合う準備ができていない状態を表す言い回しとして定着しています。be drawn to 〜は「〜に惹かれる」という意味の型で、恋愛や興味の対象を語るときに自然に使える型です。精神科医であるソフィー自身が、こうした相手にばかり惹かれてしまうと打ち明けているところが、この場面の見どころになっています。

「a weakness for control freaks」というジェーンの忠告

未亡人エミリーの家で、葬儀の準備に追われる彼女を気遣ったジェーンは、どこか美しい場所へ旅立つよう勧めたあと、こう釘を刺します。

Jane: But you promise me you will fight hard against your weakness for control freaks.
(でも約束して。支配したがる人につい惹かれてしまう自分の弱さに、しっかり立ち向かうと)

The Mentalist Season1 Episode10 (Red Brick and Ivy)

control freakは「何でも自分の思い通りにしないと気が済まない人」を指す名詞で、口語で頻繁に使われる表現です。a weakness for 〜は「〜に弱い」「〜についつい惹かれてしまう」という意味の型で、食べ物から特定のタイプの人まで、抗いがたい対象を語るときに幅広く使えます。ジェーンがエミリーに向けたこの一言は、単なる説教ではなく、亡くなった夫アレックスが支配的な男性だったという事実を踏まえた、静かな気遣いとして響く場面になっています。

「the one in control」でありたいリズボンとジェーンの軽口

事件解決後、車に戻ったジェーンとリズボンの間にも、同じテーマが顔を出します。運転を代わろうかと申し出たリズボンに、ジェーンはこう返します。

Jane: You hate not being the one in control, and yet you’re willing to overcome your irrational fears go cheer me up. That’s a beautiful thing, Lisbon.
(主導権を握れないのが嫌いなくせに、わけのわからない恐怖心を乗り越えてまで僕を元気づけようとしてくれる。それは美しいことだよ、リズボン)

The Mentalist Season1 Episode10 (Red Brick and Ivy)

the one in controlは「主導権を握っている側」「仕切っている人」を指す言い回しで、人物そのものを表すcontrol freakとは違い、状況における立場を表す点が異なります。hate not being 〜という否定を重ねた形は、「〜でないことが嫌だ」というやや込み入ったニュアンスを伝える型として面白いところです。支配したがる人、支配されるのを嫌う人、そして主導権そのものにこだわる人。この一連のやり取りを通して、controlという一語がドラマの中でどれだけ幅広い場面に顔を出すかが見えてきます。

まとめ|controlをめぐる三つの言い回し

ソフィーの告白、ジェーンの忠告、そしてリズボンとの軽口。「controlling」「a weakness for control freaks」「the one in control」という三つの表現は、いずれも人間関係の力関係を語る語彙として役立ちます。誰かの性分を評するときにも、自分自身の傾向を振り返るときにも使い分けられる表現として、手元に置いておきたいところです。

次回も『メンタリスト』の登場人物たちのやり取りを通して、英語表現を見ていきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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