「bundle of joy」の意味と使い方|『モダンファミリー』S08E04で学ぶ英会話

「bundle of joy」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

生まれたばかりの赤ちゃんのことを、「喜びのかたまり」のような言葉で呼んでみたくなった経験はありませんか。

そんな気持ちにぴったりの「bundle of joy」を、『モダンファミリー』シーズン8第4話の後半、リリーに向かってキャメロンが語り出す昔話の中の一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「bundle of joy」の意味とニュアンス

bundle of joy
意味:喜びの塊、(愛情をこめて)赤ちゃん

bundle of joy は、新しく生まれた赤ちゃんを、愛情と喜びをこめて呼ぶ口語表現です。bundle は「包み」や「束」を意味する名詞で、抱えられる大きさにまとまったものを指します。joy は「喜び」で、直訳は「喜びの包み」「喜びの塊」です。

日本語にするときは、「喜びの塊」と直訳すると物の話に聞こえてしまいます。「赤ちゃん」「新しい家族」と訳し分けると自然です。ただし、愛情をこめて呼んでいるという雰囲気は、訳に添えたいところです。赤ちゃんそのものを指しながら、その子がまわりの人にもたらす喜びのほうに焦点を当てる呼び方なので、中立に「赤ちゃん」と言うときより、温かい響きが加わります。

使い方としては、単独の名詞として the や a のあとに置き、形容詞を前に重ねて様子を描けます。台詞の a seven-pound little pink bundle of joy は、数量の seven-pound(7ポンドの)、大きさの little、色の pink を重ねて、bundle of joy に説明を加えた形です。7ポンドは約3.2キロにあたります。

似た形の bundle of nerves(ひどく緊張している人)のように、bundle of のあとに別の名詞を置くと、「〜の塊」という別の意味の表現になります。bundle of joy は、joy を入れた形が一つの決まった言い方として、赤ちゃんを指す働きを持っています。

【ここがポイント!】

  • 「bundle of joy」の核は、喜びが詰まった小さな包みというイメージで、赤ちゃんを愛情をこめて呼ぶ言い方
  • 「喜びの塊」と直訳せず、「赤ちゃん」「新しい家族」と訳し分けると自然
  • a seven-pound little pink bundle of joy のように、前に形容詞を重ねて様子を描ける

『モダンファミリー』S08E04のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ミッチェルとキャメロンが、娘のリリーを叱る場面の流れの中です。キャメロンはリリーに、注目の的でなくなる気持ちを自分は知っていると話し、実家の農場での昔話を始めます。その途中にミッチェルが口を挟み、キャメロンが話を続けます。昔話の中の bundle of joy と、ミッチェルの合いの手に注目です。

Cameron: Sweetie, look, I, of all people, know what it feels like to go from being the center of attention — I went through it with my parents back on the farm, when they brought home a seven-pound little pink bundle of joy and said, “You’re gonna share your room –”
(ねえ、いいかい、僕は誰よりも、注目の的でなくなるのがどんな気持ちか知ってるんだ――実家の農場で、両親が7ポンドの小さなピンク色の「喜びの塊(bundle of joy)」を連れて帰ってきて、「おまえの部屋を一緒に使うんだぞ――」って言ったんだよ。)

Mitchell: We all know it’s gonna be a pig.
(どうせ豚なんだろ。みんな分かってるよ。)

Cameron: Anyway, he would snore
(とにかく、そいつはいびきをかいたんだ。)

Lily: Okay, I’m sorry I lied.
(わかった、うそをついてごめんなさい。)

Modern Family Season8 Episode4 (Weathering Heights)

シーン解説と心理考察

キャメロンの語りの出だしは、Sweetie, look という呼びかけです。相手にまず自分の話に耳を向けてもらう言い方で、続く I, of all people は「ほかの誰よりも私こそ」という強調の言い方です。注目の的でなくなる気持ちを、自分が一番よく知っているという前置きになっています。

そのあとの昔話では、両親が「brought home」、つまり連れて帰ってきたものとして、a seven-pound little pink bundle of joy が登場します。seven-pound、little、pink と細かく描写が重なるぶん、小さくてかわいらしい存在を思い浮かべさせる言い方です。bundle of joy そのものは、辞書の上では赤ちゃんを指す言い方です。ただ、この台詞の中でキャメロンは、それが具体的に誰(何)なのかまでは口にしていません。

続く You’re gonna share your room は、両親がキャメロンに言った言葉として語られています。「おまえの部屋を一緒に使うんだぞ」という内容で、連れて帰ってきたものと部屋を共有することになる、という話の流れが分かります。台詞は「–」で途切れ、続いてミッチェルの一言が入ります。

ミッチェルの We all know it’s gonna be a pig. は、キャメロンの語りに入る合いの手です。「みんなもう知っている」という言い方で、話の流れに口を挟んでいます。ここで it は、キャメロンが話している bundle of joy を指しています。

キャメロンは Anyway と切り替えて、he would snore と話を先へ進めます。Anyway は、脇にそれた話題から本筋に戻るときに置く語です。would は、過去の習慣や繰り返しを表す言い方で、そいつが何度もいびきをかいたというニュアンスを添えています。

bundle of joy という言葉の温かさと、ミッチェルの合いの手の軽さが、昔話を聞く側に向けた言葉として同じ場面に並んでいます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

産着にくるまれた小さな赤ちゃんを抱いている場面を思い浮かべてみましょう。bundle は「包み」で、くるまれて抱えられる大きさのもの。そこに joy(喜び)が詰まっているので、「喜びの包み」から「愛情をこめて赤ちゃん」へとつなげられます。

キャメロンが語った a seven-pound little pink bundle of joy は、その包みの大きさと色まで細かく描いた言い方でした。小さく、ピンク色で、7ポンドの包み。そんな絵を頭に描きながら読むと、この言い回しの温度が伝わります。

例文で覚える「bundle of joy」

赤ちゃんを愛情をこめて呼ぶ場面で使う bundle of joy を、3つの例文で確認していきましょう。

Congratulations on your new bundle of joy!
(新しい赤ちゃんの誕生、おめでとう!)
出産祝いのメッセージです。new を前に置いて、「新しく迎えた」赤ちゃんであることを示しています。

They brought their little bundle of joy home from the hospital yesterday.
(彼らは昨日、小さな赤ちゃんを病院から連れて帰ってきた。)
友人の出産について話す場面です。台詞と同じ brought home の組み合わせで、連れて帰ってきた様子を描いています。

A: How’s life with the baby?
B: Tiring, but our bundle of joy makes it all worth it.
(A:赤ちゃんのいる生活はどう?)
(B:疲れるけど、この子のおかげで全部報われるよ。)
子育ての近況を聞く会話です。but の前に疲れを置き、あとで bundle of joy が支えになっていると伝えています。

あわせて覚えたい関連表現

newborn
(新生児、生まれたばかりの赤ちゃん)
newborn は、年齢や状態を中立に言う名詞です。bundle of joy は、愛情と喜びをこめた呼び方で、お祝いや語りかけの場面に向いています。

little one
(小さな子、赤ちゃん)
little one は、親しみをこめて小さな子を呼ぶ言い方で、年齢に幅があります。bundle of joy は、新しく迎えた赤ちゃんを喜びの対象として呼ぶ言い方です。

a new addition to the family
(家族の新しい一員)
a new addition to the family は、赤ちゃんに限らず、ペットや結婚で増えた家族にも使える言い方です。bundle of joy は、赤ちゃんを指す愛情をこめた言い方です。

Note|「赤ちゃん」を呼び分ける、bundle of joy と newborn・little one の違い

赤ちゃんを指す英語は、中立に言うのか、愛情をこめて呼ぶのかで、選ぶ言葉が変わります。bundle of joy はこめる気持ちが前に出る言い方で、newborn や little one とは働きが違います。

newborn は、生まれたばかりという状態を中立に言う名詞です。The newborn needs to be fed every few hours. のように、状態を説明する文に向いています。little one は、小さな子への親しみを表す呼び方で、年齢に幅があります。Come here, little one. のように、語りかけにも使えます。bundle of joy は、これらと違って、赤ちゃんを「喜びをもたらす存在」として呼びます。Congratulations on your new bundle of joy! のようなお祝いの文で、相手の喜びに寄り添う言い方です。

つまり、状態を伝えたいなら newborn、親しみをこめて呼びかけるなら little one、喜びをこめて祝うなら bundle of joy、という選び分けになります。

キャメロンの台詞の bundle of joy も、喜びをこめた呼び名として、昔話のなかで使われています。

まとめ|新しい家族を、喜びごと包んで呼ぶ

bundle of joy は、新しく生まれた赤ちゃんを、愛情と喜びをこめて呼ぶ口語表現です。「喜びの塊」と直訳せず、赤ちゃんや新しい家族と訳し分けるのがコツです。

リリーに向けて語り出したキャメロンの昔話には、7ポンドの小さなピンク色の bundle of joy が出てきて、ミッチェルが合いの手を入れました。細かな描写と、愛情をこめた呼び名が同じ一言のなかに重なっています。

新しい家族を喜びごと包んで呼ぶ。bundle of joy は、その気持ちまで一緒に言葉に載せられる表現です。

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