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『モダンファミリー』シーズン4第5話は、ハロウィン当日のダンフィー家から始まります。去年の演出が一部の子どもには怖すぎたとして、クレアは近所との約束で、今年の飾りつけを控えめにすることになります。
今回は、家の前を彩る飾りつけ、近所への配慮、そしてトリック・オア・トリートで子どもたちが家々を回る習慣を、この回の場面を手がかりに見ていきます。飾りや習慣を表す英語もあわせて紹介します。
家の前を飾るハロウィンと「family friendly」
この回は、前庭の飾りをめぐるルークとアレックスのやり取りで始まります。
Luke: Why are there giant lollipops all over the front yard? And why do they taste so bad?
(なんで前庭じゅうに巨大なペロペロキャンディーがあるの? それに、なんでこんなにまずいの?)Alex: Because they’re made out of cardboard, mouth-breather.
(段ボールでできてるからよ、おバカさん。)Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)
アメリカでは、ハロウィンが近づくと前庭や玄関まわりをカボチャやお化けの飾りで彩る家庭が多いと言われます。ダンフィー家の今年の飾りが段ボールの巨大なキャンディーなのには、次のような事情があります。
Claire: I know it’s lame, but after last year, we promised the neighbours we would keep our decorations more “family friendly“.
(ダサいのは分かってる。でも去年のことがあったから、ご近所に飾りつけをもっと「ファミリー向け」にするって約束したの。)Alex: We can’t even carve a pumpkin?
(カボチャを彫るのもだめなの?)Claire: The petition was very specific.
(嘆願書にすごく細かく書いてあったのよ。)Claire: Every Halloween, we have the best house.
(毎年ハロウィンは、うちが一番の家なの。)Claire: Last year, I took things to a whole new level.
(去年は、それをまったく新しいレベルに引き上げたわけ。)Claire: But, apparently, it was too scary for some kids And one adult.
(でも、どうやら一部の子どもには怖すぎたみたい。あと大人1人にも。)Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)
family friendly は「子どもから大人まで家族で楽しめる」という意味で、イベントや映画の案内でもよく目にする言葉です。carve a pumpkin はカボチャをくりぬいて顔を彫ることで、彫ったカボチャはジャック・オー・ランタンと呼ばれ、ハロウィンの代表的な飾りの一つです。アレックスの We can’t even ~? の even は「〜すらできないの?」と不満を込める語で、カボチャ彫りがごく基本的な飾りだという感覚がうかがえます。
petition は「嘆願書、署名を集めた申し入れ」を指します。クレアの Every Halloween, we have the best house. からは、毎年の飾りつけへの自負が伝わってきます。一方で、飾りの程度をどこまでにするかは、近所どうしの受け止め方に左右されることもあるようです。本格的に怖い演出を楽しむ家もあれば、小さな子どもに配慮して控えめにする家もあり、地域や家庭によって考え方は異なります。
ハロウィンの飾りには、骸骨やクモの巣、墓石風の置物など、怖さを前面に出したものも珍しくないとされます。近所との約束に family friendly という言葉が使われているところからは、今年は怖さより親しみやすさが求められていることが分かります。
トリック・オア・トリートと子どもが寄りつく家
ハロウィン当日に家のオープンハウスを開くと決めたフィルは、その狙いをこう語ります。
Phil: An open house on Halloween.
(ハロウィンにオープンハウスだよ。)Phil: Millions of bored parents just trying to keep their kids out of traffic.
(退屈した親が何百万人も、子どもを車から遠ざけようとしてるだけなんだ。)Phil: Now they can get away from all that, and see a nice house.
(これで、そんなことから離れて、素敵な家を見られるってわけさ。)Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)
trick-or-treat は、仮装した子どもたちが近所の家を回り、玄関先で「Trick or treat!」と声をかけてお菓子をもらう習慣として知られています。小さな子どもには大人が付き添って一緒に歩くことが多いと言われ、フィルの読みは、そうした親たちの姿を念頭に置いたものです。keep their kids out of traffic は「子どもを車の往来から遠ざける」という意味で、大勢の子どもが住宅街を歩き回るハロウィンならではの親の気がかりを、フィルなりに言い表した言葉と言えます。
一方のダンフィー家では、お菓子を用意して待っていても、子どもがなかなかやって来ません。
Claire: Still no trick-or-treaters?
(まだトリック・オア・トリートの子は来ないの?)Alex: Not yet.
(まだ。)Claire: Well, maybe people are going out later this year.
(まあ、今年はみんな出かけるのが遅いのかもね。)Alex: Well, the street’s full of kids, but they’re actively detouring around our house.
(でも、通りは子どもでいっぱいなのに、みんなわざわざうちを避けて回り道してるわ。)Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)
trick-or-treaters はお菓子をもらいに回る子どもたちのこと、detour around ~ は「〜を避けて回り道する」という意味です。
どの家を訪ねるかは子どもや付き添いの大人が選ぶため、飾りや家の評判によって立ち寄る家とそうでない家が分かれることもあります。去年の話とあわせると、ダンフィー家が避けられている理由もそこにあると読み取れます。クレアは最初、今年は出かけるのが遅いだけではと考えますが、アレックスの観察はその見方を打ち消すものです。玄関の明かりをつけている家はお菓子を用意している目印とされることがあるなど、訪ねてよい家かどうかを示す暗黙の合図があるとも言われます。
Claire: Who wants some candy? Plenty of name-brand
(お菓子が欲しい人? 有名ブランドの)Claire: Family-friendly candy right here.
(ファミリー向けのお菓子が、ここにたっぷりあるわよ。)Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)
name-brand は「有名ブランドの、市販の名の知れた」という意味です。ハロウィンに配るお菓子は、個包装された市販品が選ばれることが多いと言われ、クレアはそこを強調して呼びかけています。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| family friendly | 家族で楽しめる |
| carve a pumpkin | カボチャを彫る |
| petition | 嘆願書 |
| trick-or-treaters | お菓子をもらいに回る子どもたち |
| detour around ~ | 〜を避けて回り道する |
| name-brand | 有名ブランドの |
まとめ|飾りつけとご近所から見るハロウィン
family friendly な飾りつけ、carve a pumpkin、近所の petition、そして trick-or-treaters が家を選んで回る様子。この回のハロウィンからは、飾りの楽しさと近所への配慮が隣り合う行事の姿が見えてきます。
季節の行事が描かれる回を観ながら、アメリカの暮らしと英語をこれからも一緒にたどっていきましょう。
フィルの営業トークや学校の人気グループをめぐる英語は、同じ回のほかのコラムで読めます。


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