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『モダンファミリー』シーズン5第12話では、高校のオープンハウスにジェイとフィルが顔をそろえます。ルークの授業を回るフィルと、グロリアに来させられたジェイは、この日はいくつかの場面で行動をともにします。
今回は、ジェイがフィルに言った「I used to make fun of guys like you.」を中心に、相手への見方が変わったことを伝える言い方と、その前後の会話に出てくる頼みごとや質問の切り出し方を見ていきます。
「You’re just gonna cut?」授業に戻るかどうかの会話
オープンハウスの途中、フィルは次の授業に向かおうとします。
Phil: Come on.
(ほら、行こう。)Phil: We’re gonna be late for math.
(数学に遅れちゃうよ。)Jay: I’m not going to any more boring classes.
(退屈な授業にはもう行かねえよ。)Phil: You’re just gonna cut?
(抜けちゃうつもり?)Modern Family Season5 Episode12 (Under Pressure)
be late for ~ は「〜に遅れる」で、We’re gonna be late for ~ は相手を急かすときによく使われます。ジェイの I’m not going to any more ~ は「もう〜には行かない」と、ここから先はやめると区切りをつける言い方です。
フィルの cut は、ここでは「授業を抜ける」という意味で使われています。cut class(授業を休む)の class を省いた形で、学校生活の会話で使われることが多いと言われる口語です。疑問文の形をとらずに語尾を上げるだけで、「本当にそうするの?」と確かめる響きになります。
授業には出ないと言うジェイは、行き先を見つけます。
Jay: Teacher’s lounge.
(教員ラウンジだ。)Jay: They got a TV in here.
(ここにはテレビがある。)Phil: We can’t go in the teacher’s lounge.
(教員ラウンジには入れないよ。)Jay: Why not?
(なんでだ?)Phil: Um, it’s for teachers only.
(えっと、先生専用だから。)Modern Family Season5 Episode12 (Under Pressure)
They got ~ は They’ve got ~ のくだけた形で、「ここには〜がある」と見つけたものを伝えます。フィルは We can’t go in ~ と止め、Why not? と聞き返されると it’s for ~ only と理由を答えます。~ only は掲示や案内で目にすることも多い言い方で、「〜専用」を短く伝えられます。
「What if somebody walks in?」見張りを頼む場面の英語
後の場面で、2人は次のようなやり取りをします。
Jay: You think you can get this thing to work?
(こいつを動かせると思うか?)Phil: Hey, you’re supposed to be the lookout.
(ちょっと、見張り役はそっちのはずでしょ。)Phil: What if somebody walks in?
(誰か入ってきたらどうするの?)Jay: Gee, they’ll call my parents.
(おやおや、親を呼び出されちまうな。)Modern Family Season5 Episode12 (Under Pressure)
You think you can ~? は Do you think you can ~? の Do を省いた形で、「〜できそうか」と頼みごとを持ちかけるときにも使えます。get ~ to work は「〜を動くようにする」という意味で、機械や道具がうまく動かないときによく使われます。
フィルの be supposed to be ~ は「〜のはずだ」と、決めてあった役割を相手に思い出させるときに使えます。the lookout は「見張り役」で、What if ~? は「もし〜したらどうする?」と心配を口にする形です。見張り役の話から続く問いなので、人が入ってきた場合を気にしていることがそのまま言葉になっていると読めます。
ジェイの Gee, they’ll call my parents. は、gee(おやまあ)を添えた冗談の返しです。見つかったら親が呼ばれるのは生徒の場合の話で、大人のジェイがそれを自分に当てはめてみせることで、フィルの心配を軽く受け流していると読み取れます。
| 表現 | 意味・働き |
|---|---|
| get ~ to work | 〜を動くようにする |
| be supposed to be ~ | 〜のはずだ(決めてあった役割) |
| the lookout | 見張り役 |
| What if ~? | もし〜したらどうする? |
「I used to make fun of guys like you.」で見方が変わったと伝える
フィルが授業に戻ると言うと、ジェイは呼び止めて質問をします。
Jay: Before you go, let me ask you a question.
(行く前に、ひとつ聞かせてくれ。)Jay: How do you know how to do all this stuff?
(なんでこういうことを全部知ってるんだ?)Modern Family Season5 Episode12 (Under Pressure)
フィルはこう答え、ジェイが感想を口にします。
Phil: Back in High School, I was in the A.V. club.
(高校のころ、視聴覚クラブにいたんだ。)Phil: We did all kinds of crazy things.
(いろいろ無茶なことをやったよ。)Phil: One year, we hid a microphone in the gym.
(ある年なんか、体育館にマイクを隠してさ。)Phil: We could totally hear everything that was going on at prom.
(プロムで起きてることが全部聞こえたんだ。)Jay: I used to make fun of guys like you.
(昔はお前みたいなやつをからかってたもんだ。)Jay: This is pretty cool.
(こいつはなかなかいいな。)Modern Family Season5 Episode12 (Under Pressure)
Before you go, let me ask you a question. は、立ち去ろうとする相手を引き留めて質問を切り出す言い方です。How do you know how to ~? は「どうやって〜のやり方を覚えたのか」と、相手の腕前の理由を尋ねる形になります。フィルは Back in high school, ~ と、自分の高校時代の話で答えます。
used to + 動詞 は「以前は〜していた」という意味で、今はそうではないという含みを持ちやすい形です。make fun of ~ は「〜をからかう」、guys like you は「お前みたいな連中」で、相手個人というより、同じタイプの人たちをまとめて指しています。
そのすぐ後に This is pretty cool. が続くことで、「昔はからかっていたが、今は悪くないと思っている」という評価の変化が一続きで伝わります。pretty は「かなり」で、cool をほどよく強めています。ほめ言葉を短い一言で済ませる、ジェイらしい言い回しが印象的です。
- A: I used to think yoga was boring.
(前はヨガって退屈だと思ってたんだ。) - B: And now?
(今は?) - A: It’s pretty fun, actually.
(実はけっこう楽しいよ。)
まとめ|「used to」で語る、相手への見方の変化
I used to make fun of guys like you. に続く This is pretty cool.、引き留めて尋ねる Before you go, let me ask you a question.、心配を口にする What if ~?。ジェイとフィルの会話からは、相手への評価が変わる瞬間の英語が見えてきます。
『モダンファミリー』の何気ないやり取りには、人間関係の変化を映す言い回しがこれからも見つかりそうです。
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